2011年・競馬の最近のブログ記事

2011年の有馬記念は一番人気に押されたオルフェーヴルが勝利。
三冠達成の年に有馬記念を制したのは、
皇帝シンボリルドルフ・怪物ナリタブライアンに次ぐ3頭目の快挙。

現役最強馬の座をこのレースで引退をする6冠馬ブエナビスタから奪い取った。

はじめの1,000mを63秒台で通過する超スローペースを最後方から追走。
騎手は折り合いをつける事に苦労する場面も見受けられ、
三冠馬になってもまだ、成長する余地を残す発展途上という印象。
今日の完勝により、いっそう、この馬の可能性がクローズアップされた。

向こう正面から最内から大外に進路を替え、徐々に順位を上げていった騎手の見事な判断。
長距離戦で道中でのペースチェンジは、スタミナを失い、
肝心の最後の直線での失速を呼ぶ可能性が高い。
そのため、人気馬であればあるほと、自ら動くことには躊躇しがち。

池添騎手のオルフェーヴルに対する絶対的な信頼を垣間見ることができたナイスプレー。
3コーナー手前から急激なペースチェンジを自ら作り出し、
最大の強敵であるブエナビスタの鬼脚を封じることにも成功する。

最後の直線ではあっという間に先行馬をかわし、
急坂の待ち受ける中山の難所ラスト2ハロンも脚色は鈍ることなくゴール板を突き抜ける。
2着には内々に着けてスタミナを温存していたエイシンフラッシュが雪崩れ込む。
超スローペースの長距離戦が大得意のエイシンに影すら踏ませずに完勝したオルフェ。
国内に敵なしといっても過言ではない今日の結果。

来秋には凱旋門賞挑戦を高らかに宣言したオルフェ陣営。
管理する池江泰寿調教師は、英雄ディープインパクトを
三冠馬に導いた名白楽・池江泰郎の息子。
オルフェーヴルはその父が管理したステイゴールド・メジロマックイーンを血統背景に持つ。
まさに、親子の努力の結晶ともいえるサラブレット。

日本競馬最高傑作と謳われたディープインパクトも4歳秋に挑戦し、
まさかの敗戦を喫した因縁の凱旋門賞。
オルフェーヴルが日本競馬の悲願を達成することができるのか。

春はディープインパクト同様、天皇賞・春が最大目標となりそう。
ディープは宝塚記念から凱旋門賞に直行。ステップレースを踏むことはなかった。
しかし、過去に2着に入ったエルコンドルパサー・ナカヤマフェスタは前哨戦を踏んでの結果。

陣営はどのようなローテーションで挑むのか注目したい。
また、近年の凱旋門賞は種牡馬候補の三歳馬見本市の様相が大きい。
斤量差を活かした、三歳牝馬の活躍も目を引く。
ハンディが大きいこのレースを制覇すれば、日本競馬史上最強の地位も手にすること出来る。
欧州の三歳クラシック戦線も注目しながら、競馬を楽しむことになりそう。

今年の2歳欧州王者はハットトリック産駒のダビルシム(仏)。
力の要る馬場の欧州では活躍が難しいとされたサンデーサイレンス系の活躍により、
オルフェーヴルの挑戦に期待がさらに高まる。

アクシデントなく来秋まで駒を進めてもらいたい。

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一方で、有馬記念を左前脚ザ石で回避した関東馬ペルーサ。
来春の目標を安田記念にする模様。
スローペースを極端に苦手とするわがままな性格。
今日の有馬記念のような展開では持てる能力を発揮することは適わなかったであろう。
GⅠ戦線に生きる道をマイルから2,000m前後に見出したい陣営の思惑は理解できる。

520kg超にも達する馬格であれば、馬群が固まる肉弾戦でも十分戦えそう。
三歳春の青葉賞から勝ち星のないペルーサ。
幸いにも、今回の故障はたいした物ではないため、復帰戦は早めにスケジュールされそう。
実力に対して、獲得賞金は高くないため、別定戦であれば斤量を背負わされることもない。
マイル適正を計るためにも、2月のGⅢ東京新聞杯で腕試しすることも可能。
サイレンスススガのような快進撃を見せてもらいたい。

チャンピオン争いからは大きく外れることとなる路線変更。
GⅠタイトルを奪取することが叶えば、
宝塚記念・天皇賞(秋)と、ライバルたちとの再戦できる権利も復活する。
オルフェーヴルと戦うチャンスを得るためになんとか別路線で結果を残してもらいたい。
2011年の朝日フューチャリティーステークスは一番人気に支持された
関東馬のアルフレードが見事に期待に応えた。

レースは中山のマイル戦のコース特徴が如実に反映される。
インコースが圧倒的に有利とされる中、3番と絶好の枠を引いたアルフレード。
スタートを五分で飛び出し、内に包まれ行き場を失くすという唯一の心配材料を払拭。

内ラチ沿いを悠々と追走し、スタミナを温存。先頭を視野に入れながら、
最終コーナーを回り、ラチ沿いから1頭分できた隙間を付き一気に加速。
後続の追い上げを許さず、2馬身差を着けての完勝。

勝ち馬アルフレードの父は関東のチャンピオンホースであったシンボリクリスエス。
種牡馬として中央芝GⅠ初制覇となった。
今までの最高に出世したのがフェブラリーSを制したサクセスブロッケン。
現4歳牡馬のアリゼオは昨年毎日王冠の覇者。

父がクラシックディスタンスを得意としたのとは対照的にマイル戦での好走が目立つ産駒。
今日勝利したアルフレードも勝ちタイム1:33.4はレースレコードタイの好記録。
この結果から、アルフレードも他のシンボリクリスエス産駒同様
抜群の「マイル適正」が汲み取れる。

ペルーサがジャパンカップでの大失態により、
チャンピオン候補が手薄となった関東牡馬。
そこに現れた、父シンボリクリスエスという血統背景を持った2歳チャンピオン。
来年はマイル戦ではなく、クラシックロードに駒を進め、関東のファンを楽しませてもらいたい。

マイル馬特有のカリカリした気性が解消されるようだと、
この先距離が伸びても、折り合いを欠いて自滅するようなことはなくなる。

馬体重がすでに524kgと立派に成長を遂げているアルフレード。
父・シンボリクリスエスも520~530kg台でクラシックディスタンスを駆け抜けた。
父よりも成長が早く、すでにGⅠタイトルを獲得したアルフレード。
若駒特有の緩い馬体が締まり、スタミナをつけ、
折り合いを付けることが出来るメンタル面の成長を遂げることが出来るようなら、
ダービー制覇も決して夢では無いであろう。

最近の2歳チャンピオンは三冠のタイトルに手が届いていない。
このジンクスを破りロジユニバース以来の関東ダービー馬の栄冠を手にしてもらいたい。
現役最強にして過去最強牝馬のブエナビスタの妹、
ジョワドヴィーヴルが2戦目にしてGⅠ制覇の快挙を成し遂げた。

420kgの小柄な馬体で、まだまだ成長の余地を残す若駒。
先行馬有利の阪神マイル戦を中位外めを通る安全策。
直線を外側から一気に抜け出し、メンバー最速の3F34.1の上がりを繰り出し、
余力を十分に残したまま後続に2・1/2馬身差をつける完勝。

タイムは1:34.9と姉ブエナビスタの走破タイム1:35.2を上回った。

小柄な馬のため、馬群に包まれてしまえば、
自力で進路をこじ開けることは不可能に近く、
今後もこのような乗り方をせざるを得ない。

父・ディープインパクトも小柄ゆえに馬群に入れることを避け、
後方一気の末脚に頼る戦法で三冠ロードを突き進んだ。

ジョワドヴィーヴルがこの先馬体パワーアップした時、
どのような戦法にシフトするかはまだ分からない。
牝馬限定戦を卒業して、ダービーを見据えるようなら、
牡馬との馬格の違いは致命傷に成りかねない。

現在の馬体重420kgでは馬群を割ることも叶わないだろう。
大一番でコース取りの選択権が与えられないようだと勝負にならない。
姉ブエナビスタにしても今年の天皇賞秋では馬群に包まれ涙を飲んだ。
ジョワドヴィーヴルがディープ級の快速をコンスタントに繰り出すにも、
420kgではその筋力が伴っているのか一抹の不安要素。

父ディープインパクトの馬体重440kg台から
姉のブエナビスタのデビュー時に近い450kgくらいには成長したい。

ディープ産駒のGⅠ馬は今のところ、リアルインパクトとマルセリーナのマイラータイプ。
共に馬体重は500kg台・460kg台と父よりも大きく、そのためか距離適正は短め。
小柄なジョワドヴィーヴルには2400mのクラシックディスタンスでの活躍が期待される。

会員制オーナー・クラブ法人のサンデーレーシングの所属馬のため、
賞金獲得が第一の条件となり、出走レースはあまり冒険できないかもしれないが、
ファンとしては夢を見ずにはいられない超良血のスターホースの誕生。

来春に向けて馬体をパワーアップすることに成功したら、
牡馬三冠路線で腕試しをしてもらいたい。結果次第では、ファンにとっても夢が広がる。

日本ダービーを制覇できるようであれば、秋には凱旋門賞も視野に入ろう。
父・姉が成し遂げることの出来なかった海外GⅠ制覇の悲願を成し遂げることも夢ではなくなる。
斤量差を考えても、三冠馬オルフェーヴルよりもチャンスは大きいのかもしれない。

今年の凱旋門賞を制したのも三歳牝馬のデインドリーム。
しかも、馬体は420kg台(ジャパンカップ計量時)となれば、
当然、陣営もジョワドヴィーヴルの可能性を意識せざるを得ないであろう。

『生きる喜び』と名付けられた可能性あふれるスターホースの誕生。
まだ、ひ弱さも感じられる馬体ゆえに、怪我だけはしないで欲しい。
順調に春の競馬シーズンに活躍の場を進めてもらいたい。

有馬記念で引退する偉大な姉から、
スターホースとしてのバトンを受け取ることを許された妹。
競馬ロマンが溢れる血統の物語に、
すでに、多くのファンの心をつかんだジョワドヴィーヴル。
その将来を大いに喜び、期待したい。
2強対決となった今年のジャパンカップダート。
共に逃げを身上とする両馬、トランセンドとエスポワールシチー。

昨年の覇者と一昨年の覇者の一騎打ちムード。
スタートから2頭の主導権争いとなり、1コーナーで少し強引に頭を取りにいったトランセンド。
ごちゃくついた1コーナーでは審議対象となる厳しいポジション争いが繰り広げられる。

2頭の他にも逃げ戦法を得意とする馬は数頭いたが、格の違いに遠慮したのか、
トランセンド・エスポワールシチーに道を譲る形となる。

向こう正面ではすでにこの2頭の一騎打ちの様相が色濃くなる。
4度のコーナーリングを要求されるため、
阪神ダートコースは先行馬が圧倒的に有利。

ましてや、覇権を争う2頭がマッチレースを繰り広げてしまえば、
他の馬にはチャンスは限りなく小さくなる。

最終コーナーを回ったところで、自力の差が出始め、
トランセンドがエスポワールとの差を徐々に広げ、坂に入ったところでは
エスポワールの脚が先に止まってしまう。

結局、トランセンドは後続に迫られることなく、G1とは思えないくらいの楽勝劇。
一方のエスポワールシチーはゴール直前にワンダーアキュートにインからの強襲に合い3着に沈む。

2強対決と煽ってはいたが、最強ダート馬の呼び声も高い、
スマートファルコンが参戦しなかったためイマイチ盛り上がりに欠けた今年のジャパンカップダート。
年末の東京大賞典への出走を明言しているスマートファルコン。
トランセンドの出走はおそらく見送られそう。

来年のフェブラリーステークスでは直接対決を見せてもらいたい。
地方ダートGⅠばかりに出走されるとファンとしても、その勇姿を追い続けにくい。
フェブラリーSではエスポワールを加えてた最高峰のダート戦を見せてもらいたい。
史上最高の顔ぶれとなった今年のジャパンカップ。
国内外のチャンピオンホースたちが揃ったレースで
先頭を切ってゴールしたのが、日本のエース、ブエナビスタ。

昨年のジャパンカップで1位入線も斜行2位降着となり、
勝ち運から見放され続けた女傑ブエナビスタ。
その鬱憤を払拭する見事な勝ち星を上げ、噂された力の衰えの不安説も一蹴した。

勝ち馬ブエナは内枠2番から最内ラチ沿いを進む省エネレースを展開。
レース自体は積極的な逃げ馬が不在のためスローな流れとなる。
開催最終日ながらも内側が伸びる東京コースで理想的な位置取り。
最後の直線では一瞬出口を失いかける前走天皇賞・秋を連想される同様な展開。

しかも、昨年の因縁となったローズキングダムと進路が被るいやな流れ。
今日は瞬発力勝負で先にコースを抑え馬郡を突き抜けることに成功。
一瞬の判断力が今日のレースの勝因となる。

伸びる内側を逃げ馬の直後につけた天皇賞馬トーセンジョーダンとの叩き合い勝負。
実力で勝るブエナビスタが最速の上がりを見せ、首差かわしてゴール板を駆け抜ける。

期待された凱旋門賞馬デインドリームは出遅れに加え、馬郡の中に閉じ込めらる展開。
最終コーナーで外側を回されるコース取りの差も出てしまい、6着に沈む。

ドバイWCの覇者のヴィクトワールピサも久しぶりが堪えたのか、ゲートの反応が悪く、
馬の行きっぷりもイマイチでスタートから最後方に着けてしまい、レースの流れに乗れず仕舞い。
まったくの見せ場なく13着の大惨敗を喫する。

この2頭よりもさらに醜態を晒してしまったのが、3番人気と期待された関東馬ペルーサ。
スタートのでも良く、レースは中段に位置取りまずまずの展開。
しかし、前半61.8秒と、前走天皇賞よりも5秒近く遅くなるスローペースに
向こう正面で掛かってしまうストレスの溜まる展開。

このスローペースをいち早く察した安藤勝騎手がロングスパートの大まくりを見せる。
外側からあおられる格好となり、今年の春の天皇賞と同様にレースの流れが急転する。
スローペースでガマンしきれずに掛かった時点で騎手との折り合いは付かなくなってしまい、
最終コーナーを回るころには、ペルーサ自身はすっかり走る気をなくしてしまう。

切れ味勝負のペルーサが3F36.2のメンバー最低上がりで最下位入線。

きちんとゲートを出なかった3歳時の様子から気分屋であることは周知の事実ではあったが、
今日のように、レースで走ることを諦めてしまう事はファンに対しての背信行為。

最近の藤沢厩舎のサラブレットには最近、気分屋が多く見られる。
今日のペルーサもそうだが、春先にはクラシック候補とされたダンスファンタジア、
残念ダービー・ラジオNIKKEI賞で逸走して他馬に多大な迷惑をかけたプランスデトワールなど。

名門と謳われる厩舎にはあるまじき失態が続いている。
厩舎での求心力を失っているのか、馬至上主義の厩舎で、
若駒のメンタル面の矯正が機能していないように感じる。

ペルーサにおいては、精神面もさることながら、適正距離についても疑問符が付く。
東京2400m青葉賞を完勝していることからクラシックディスタンスが得意な馬と決め付けているが、
524kgの馬体重はジャパンカップ出走馬で最重量。

筋肉がつきパワーアップしたとされる肉体に反して、
心肺機能はその馬体の推進力に与え続けるだけのスタミナを持ち合わせているのか疑問。
東京2000mがベストパフォーマンスを見せることが出来るというのならば、
むしろ、マイル距離に適正が高いことも十分に考えられる。

また、筋肉を付け過ぎた為に自身のもつ持続力を相殺している可能性も考えられる。
一瞬のスピードを活かす為の筋肉を手に入れることが、
決してパフォーマンスの向上になるとは限らない。
ゴツゴツした脚さばきを余儀なくされ、パワーが無駄に伝達される可能性もある。

今日の大惨敗により、精神的な回復が成されないままではとてもレースに出させられない。
今年の有馬記念への出走は厳しい状態になった。
来春までに肉体面の改善で適正な馬体重に戻してもらいたい。
もしくは、マイル路線に変更し、活路を見出すのもひとつの策。

肉体の充実期も精神面が不安定な状態では惨敗を繰り返す危険をはらむ。
ここは心機一転を図り、来年以降の躍進を願いたい。

また、最強と謳われた4歳世代も今年のジャパンカップでは
4着のトレイルブレイザーが最先着と不発に終わる。

しかも、5着に入った、3歳ナンバー2のウインバリアシオンに先着を許してしまう。
エイシンフラッシュ・・・・8着
ローズキングダム ・・・・9着
トゥザグローリー ・・・・11着
ヴィクトワールピサ・・・13着
ペルーサ・・・・・・・・・・16着

5歳牡馬トーセンジョーダンの覚醒により、競馬界の覇権は4歳世代が手の内に入れることは厳しい。
今日惨敗した4歳馬たちに加え、残りの実力馬ヒルノダムール、ルーラーシップが有馬記念で巻き返しを図りたいところ。

マイルCSを制覇したエイシンアポロンを筆頭に、
ミッキードリーム・リディル・アドマイヤコスモスなど
4歳牡馬世代は次々と重賞勝ちを上げているところからも、
レベルの高さ・層の厚さは実証済み。

あとは覇権を取るべく、もう一段のレベルアップが必要。
オルフェーブルに有馬記念をあっさり捕られる様ではこの先覇権を取ることは難しくなりそう。
重賞止まりの不運な世代と呼ばれることの無いようにGⅠレースでも存在感を示しておきたい。


【11月27日(日)ジャパンカップ(GI)】※JRAデータ参照


調教後の馬体重


馬 名 馬体重 計量
場所
所属厩舎 (参考)
前走
馬体重
1 1 ジャガーメイル 490 美浦 堀 宣行 美浦 490
1 2 ブエナビスタ 462 栗東 松田 博資 栗東 462
2 3 ローズキングダム 478 栗東 橋口 弘次郎 栗東 460
2 4 オウケンブルースリ 490 栗東 音無 秀孝 栗東 488
3 5 トレイルブレイザー 500 栗東 池江 泰寿 栗東 490
3 6 トゥザグローリー 542 栗東 池江 泰寿 栗東 528
4 7 ペルーサ 532 美浦 藤沢 和雄 美浦 520
4 8 ヴィクトワールピサ 522 栗東 角居 勝彦 栗東 海外
5 9 サラリンクス 410 東京 J.ハモンド 海外
5 10 キングトップガン 510 栗東 鮫島 一歩 栗東 506
6 11 ミッションアプルーヴド 528 東京 N.チャタポール 海外
6 12 ウインバリアシオン 524 栗東 松永 昌博 栗東 516
7 13 デインドリーム 430 東京 P.シールゲン 海外
7 14 シャレータ 444 東京 A.ドゥロワイエデュプレ 海外
8 15 エイシンフラッシュ 504 栗東 藤原 英昭 栗東 490
8 16 トーセンジョーダン 492 栗東 池江 泰寿 栗東 478

上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。



【プレレーティング】
日本馬

馬  名  性  年齢 調教師 レーティング 該当レース
ヴィクトワールピサ 4 角居 勝彦 122 I(A) ドバイWC1着
ウインバリアシオン 3 松永 昌博 117 東京優駿2着
エイシンフラッシュ 4 藤原 英昭 118 宝塚記念3着
オウケンブルースリ 6 音無 秀孝 116 JC7着(2010)
カリバーン 4 鹿戸 雄一 110 オールカマー3着
キングトップガン 8 鮫島 一歩 105 函館記念1着
ジャガーメイル 7 堀 宣行 118 JC4着(2010)
トゥザグローリー 4 池江 泰寿 120 日経賞1着
トレイルブレイザー 4 池江 泰寿 108 AR共和国杯1着
トーセンジョーダン 5 池江 泰寿 122 天皇賞(秋)1着
ヒルノダムール 4 昆 貢 121 フォワ賞2着
ブエナビスタ 5 松田 博資 121 JC2着降着(2010)
ペルーサ 4 藤沢 和雄 120 天皇賞(秋)3着
ローズキングダム 4 橋口 弘次郎 120 JC1着(2010)


外国馬

馬名  性  年齢 調教師 レーティング 調教国
サラリンクス(愛) 
Sarah Lynx
4 J.ハモンド 118 仏国
シャレータ(愛) 
Shareta
3 A.ドゥロワイエデュプレ 120 仏国
スノーフェアリー(愛) 
Snow Fairy
4 E.ダンロップ 122 英国
デインドリーム(独) 
Danedream
3 P.シールゲン 128 独国
ミッションアプルーヴド(米) 
Mission Approved
7 N.チャタポール 115 I-L 米国
最強4歳世代の一角、エイシンアポロンが待望のGⅠ制覇。

最強と謳われた現4歳牡馬陣も、蓋を開けてみれば、
今年獲得した国内・芝GⅠは天皇賞・春の1冠のみ。
主戦場ではないとはいえ、短距離・マイル路線では結果を残せずにいた。

最強世代の看板を守るべくマイル戦線に路線を合わせてきた3頭の4歳牡馬。
11ヶ月の休養から順調にステップレースを運んだエイシンアポロン。
4歳世代最後の大物ミッキードリーム。適正距離を掴んだリディル。

スタートで人気の一角の外国招待馬イモータルヴァース・3牝が遅れをとる。
内枠からシルポートが大方の予想通りに軽快の逃げ。
平均ペースで進む中、1番枠のフィフスペトルが2番手経済コースを通る絶好の展開。

エイシンアポロンも有利な内枠を活かし、先行集団につける。
レースは直線で逃げるシルポートをフィフスペトル・エイシンアポロンが早めに捕まえ、
叩きあいの勝負。自力で勝るアポロンが先頭に替わり後続の強襲を許さずそのままゴール。

馬場のダメージが大きくなり、外枠有利ともささやかれた今日のレース。
しかし、馬場コンディションは前日の大雨で、やや重までにしか回復せず。
京都外回りコースとはいえ、スピードの乗りやすいコース形態。

差し馬にとっては厳しいレースとなってしまった。
出遅れたイモータルヴァースは最内から逆転を狙うも、差し脚が伸びず7着。
3年連続の日本遠征となったサプレザ・6牝が意地を見せるも、3着まで。
4歳馬ミッキードリームは中段からの流れも末脚を発揮できず9着。
2番人気に押されていたリディルに至っては、道中折り合いが付かず、14着と大失速。

注目を集めていた3歳馬たちも安田記念馬リアルインパクトの5着が最先着。

NHKマイルの覇者グランプリボスは出遅れて結局レースの流れに乗れず仕舞いの13着。
海外遠征の失敗から崩れたリズムは今日も戻らず。来春を見据えて休養に入る可能性も大きい。

1年近くの休養から見事に復活したエイシンアポロン。
抜群のマイル適正から、今後のローテーションに注目が集まる。
東京の1800mでの好走から2000mまでは持ちそう。
スプリント戦となると、距離不足が懸念される。

ダート戦・海外遠征などに活路を見出す可能性も十分。
エイシンアポロンの父Giant's Causewayは2009年・2010年と2年連続で
北米リーディングサイヤーに輝く注目の種牡馬。

今後の活躍次第ではエイシンアポロンの血統はとても魅力的なものとなる。
次走、どのレースを選択してくるのか注目したい。

白毛馬のマシュマロが11月13日の京都6レースのダート1400m戦でデビュー勝ちをおさめる。
姉は交流重賞を勝った白毛馬のカリスマ、ユキチャン。

父はクロフネ、オーナはそのクロフネも所有していた金子真人ホールディング。
パドックには、GⅠ並みの観客が押し寄せたというほどの人気ぶり。

真っ白な馬体がゴール板を先頭で駆け抜ける姿はカッコ良くもあり、なんといっても可愛い。
ダートを主戦場として戦うこととなりそうだが、どこまで上り詰めることが出来るのか注目していきたい。

今日の鞍上は川田騎手。現在リーディング3位を走る若手ホープ。
マシュマロとともに一気に全国区の騎手になれるか、結果も期待される。
去年の勝ち馬で、今年の凱旋門賞3着の圧倒的な実績を誇るスノーフェアリー。
堂々の1番人気を背負っての参戦。来日後じんましんを発症させ、体調面に一抹の不安材料。

レースは今年の英オークスを逃げ切ったダンシングレインが出遅れ、
最後方の位置取りという予想外の展開でスタート。
ダンシングレインに代わり先頭に立ったのが最低人気のシンメイフジ。

1000mを57秒台の大逃げで、後続に20馬身差を着け、場内をどよめかせる。
関東の有力馬のホエールキャプチャとアパパネは2・3番手から好位追走。
秋華賞馬のアヴェンチュラが直後を追走。
逃げ馬を除く後続は平均ペースと位置取りは理想的展開。

スノーフェアリーは中段より後方ラチ沿いを進む省エネコースを選択。
去年のレースをトレーシングするかのような作戦。
最後の直線に入ったところで大逃げを打ったシンメイフジが先頭に粘るまさかの展開。

しかし、ここからホエールキャプチャが捕まえにいくと後続の実力馬が一気に押し寄せる。
まずは、アパパネが絶好の位置からホエールキャプチャを交わし、
牝馬GⅠ完全制覇の夢が膨らみかける。
しかし外側から秋華賞で素質を開花させたアヴェンチュラがヨレながらも脚を伸ばし、
のこり100mで体制有利となり、GⅠ連覇が見えた最高の騎乗。
しかし、まさかの内側から豪脚炸裂でスノーフェアリーが先行馬をまとめて交わす。

3着アパパネの蛯名騎手は外側アヴェンチュラしか視界に入っていなかったような仕草。
それだけ、予想だにしない内側からの強襲一気の末脚。
結果は首差勝ちと去年の4馬身差から縮まった格好だが、内容は驚愕の一言。

日本の絶対女王ブエナビスタ以上ではないかと思わせる強さ。
牝馬GⅠに出走しただけで日本をあとにすることは勿体無いと感じさせる圧巻のレース。
しかし、ブエナビスタとの一騎打ちは誰しもが見てみたいと感じた願望。

凱旋門賞賞のあとに今年から英国最高賞金に昇格した英チャンピオンSに出走したことから、
スノーフェアリーの疲労は相当に溜まってしまった状態。
中1週でのジャパンカップ参戦は非常に困難であろうと推察される。
疲労次第ではジャパンカップへの出走もありえると報道されていたため、
その可能性はゼロではない。
最後の切れ味からも東京競馬場がこの馬にとって最高のパフォーマンスを見せることが出来そう。
そういった意味からもジャパンカップでの勇姿を拝見したいところだが、
一度疲れを抜いてからブエナビスタとの頂上決戦を実現してもらいたい。

このまま日本に滞在して、有馬記念出走となれば、その夢のようなレースが可能となる。
JRAとしても最大限のバックアップでスノーフェアリーの日本滞在を後押ししてもらいたいところ。

しかし、このスノーフェアリーを一蹴した凱旋門賞賞1・2着のデインドリーム・シャレータはどれほどのポテンシャルを秘めているのだろうか。ますます、ジャパンカップの期待値が上がる、それほどの衝撃を与えた、今日のエリザベス女王杯。間違いなく、史上最高のエリザベス女王杯であった。

また、アパパネが3着と好走。前走の府中牝馬Sでの大惨敗から見事に立て直してきた。
今日再び惨敗を喫するようだと、引退の可能性もあったため、一安心。
1つ下に強力な世代の出現で牝馬GⅠ完全制覇はまたひとつ困難なものとなってしまったが、
三冠牝馬としての実力は伊達ではないことをなんとか証明してもらいたい。

一方、2歳牝馬チャンピオンのレーヴディソールにとっては厳しいレースとなってしまった。
3月のチューリップ賞から8ヶ月ぶりのレース。成長期とはいえ、
+20kgの馬体はまだ出走するには一歩手前であったのであろう。
同厩舎ブエナビスタを超える逸材と謳われた女傑候補にとって、11着の大惨敗は痛恨。
自身の持つカリスマ性に大きな傷を付ける結果となってしまった。
やはり、若駒が最も成長する3歳春~秋の大事な時期を
ケガで棒に振ってしまったのは大きなハンディとして、今日のレースに現われてしまった。

2着・4着したアヴェンチュラ・ホエールキャプチャとの差は決して小さくはない。
海外を見渡すと凱旋門賞勝った馬も同世代の3歳牝馬。
将来的に凱旋門賞制覇をも夢見られていた逸材。
今後の出走レースの選定は慎重に決めてもらいたい。
フルゲート18頭で今のところ出走を表明している馬

ペルーサ・4牡(天皇賞・秋 3着) ← 出走頭数と秋天のレーティング?次第
以下、ペルーサよりも出走権利を持つ馬。

▼招待外国馬 4~5頭
デインドリーム(凱旋門賞1着)
シャレータ・3牝[仏](凱旋門賞2着)
サラリンクス・4牝[仏](カナディアンインターナショナル (G1) 1着)
ミッションアプルーヴド・7牡[米](Manhattan Handicap(G1) 1着)

スノーフェアリー・4牝[仏]←エリザベス女王杯優勝→香港C

▼日本馬 11~12頭
ヴィクトワールピサ・4牡(有馬記念・ドバイWC 1着)
ヒルノダムール・4牡(天皇賞・春 1着)
アーネストリー・5牡(宝塚記念 1着) → 有馬記念直行
ブエナビスタ・5牝(ジャパンカップ・有馬記念・宝塚記念 2着)
ローズキングダム・4牡(ジャパンカップ 1着)
トーセンジョーダン・5牡(天皇賞・秋 1着)
ダークシャドウ・4牡(天皇賞・秋 2着) → 来春まで休養
ウインバリアシオン・3牡(日本ダービー・菊花賞 2着)
エイシンフラッシュ・4牡(天皇賞・春 2着)
トゥザグローリー・4牡(日経賞・京都記念GⅡ 1着)
ルーラーシップ・4牡(金鯱賞・日経新春杯GⅡ 1着) → 有馬記念直行

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ミッキードリーム・4牡 → マイルCS出走
ナリタクリスタル・5牡
トレイルブレイザー・4牡(アルゼンチン共和国杯GⅡ 1着) → 香港ヴァーズ(G1)
オウケンブルースリー・6牡(アルゼンチン共和国杯GⅡ 2着)
ジャガーメール・7牡

アルゼンチン共和国杯の結果、
1・2着馬ともに出走の可能性を示唆。
しかし、トレイルブレイザーは除外の可能性が高く、香港ヴァーズに矛先を変えそう。
ペルーサの出走は微妙な状況。なんとか出走に漕ぎ着けて欲しい。

今年の天皇賞・秋は札幌記念の勝ち馬、トーセンジョーダンが制した。
タイムは1分56.1秒と、これまでのレコードを0.9秒上回る破格なタイム。

期待のペルーサは、心配されたゲートも抜群のスタート。
最初のコーナーで2番人気に押されたダークシャドウとコース取りでごちゃつくも、
先に行かせることで回避。上手く折り合いを付ける横山騎手の冷静な判断。

レースは前半1000m・56.5秒の超ハイペースで進み、ペルーサは後方待機の理想的な展開。
高速馬場でタイムの出やすいコース状況とはいえ、このハイペースで先行馬の脚が止まるのは必然。最後の直線はごちゃつく内側を避けて、大外にコースを取る安全策。

アーネストリー・エイシンフラッシュ・ローズキングダムと
先行集団につけていた有力馬たちの脚色が鈍る中、
温存していた体力を一気に開放してごぼう抜きの展開。

ゴール前に先頭に立っていたトーセンジョウダン・ダークシャドウに並びかけるも、
ここで脚色が先行馬と同じになってしまう。
内の2頭が合わせ馬で粘り腰を見せる展開で、大外をただ一騎で強襲するも、
かわすまでには至らず。無念の3着入賞。

上がりの3F33.9秒は出走メンバーで唯一の33秒台。
最速の上がりを見せ、自身の最大の武器を発揮することはできたが、勝利するまでには至らず。
勝ち馬トーセンジョウダンとはコース取りの差が出てしまった形。

パワーアップを図り、春の大惨敗から復活を賭けた一戦。
内容的にはその実力の片鱗を見せることは出来たが、
結果としては決して満足できるものではなかった。

3着ということは収得賞金を加算することが叶わなかった。
JCに出走できない可能性が残ってしまい、最強世代から脱落することを危険も生まれた。

+16kgとパワーアップした体に反して、
6ヶ月ぶりのレースということで勝負どころでの反応が少し遅れてしまった感もあった。
レース感を取り戻し万全の状態となった今、JCへの出走の可否がわからない状態は、
仕上げる厩舎としても辛いところ。

フルゲート18頭で今のところ出走を表明している馬

▼招待外国馬 4~5頭
デインドリーム(凱旋門賞1着)
シャレータ・3牝[仏](凱旋門賞2着)
サラリンクス・4牝[仏](カナディアンインターナショナル (G1) 1着)
ミッションアプルーヴド・7牡[米](Manhattan Handicap(G1) 1着)

※スノーフェアリー・4牝[仏]←エリザベス女王杯出走後、出否決定予定。

▼日本馬
ヴィクトワールピサ・4牡(有馬記念・ドバイWC 1着)
ヒルノダムール・4牡(天皇賞・春 1着)
アーネストリー・5牡(宝塚記念 1着) → 有馬記念直行
ブエナビスタ・5牝(ジャパンカップ・有馬記念・宝塚記念 2着)
ローズキングダム・4牡(ジャパンカップ 1着)
トーセンジョーダン・5牡(天皇賞・秋 1着)
ダークシャドウ・4牡(天皇賞・秋 2着)
ウインバリアシオン・3牡(日本ダービー・菊花賞 2着)
エイシンフラッシュ・4牡(天皇賞・春 2着)
トゥザグローリー・4牡(日経賞・京都記念GⅡ 1着)
ルーラーシップ・4牡(金鯱賞・日経新春杯GⅡ 1着)

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ミッキードリーム・4牡 → マイルCS出走
ナリタクリスタル・5牡


ルーラーシップまでで16頭で残り2枠となる。
そこから、2頭以上の登録があると、出走から落ちることになってしまうペルーサ。
重賞レベルとGⅠレベルの差は確かにあるのだが、出走の条件に特に規定がない。
各陣営が一攫千金を狙うか、確実に賞金を加算することを優先するのか、
状況次第でペルーサのローテーションが左右されてしまう苦しい立場。

悲願のGⅠ制覇まであと少しのところまで漕ぎ着けているペルーサ。
来年以降もGⅠ制覇のチャンスはあるだろうが、引退後の馬の評価を考えると、
今年で引退するであろう、ブエナビスタやヴィクトワールピサとの勝負付けをして置きたい。
最強世代のチャンピオンの称号を得る機会は次のジャパンカップがラストチャンス。

出走が叶うかどうか、ジャパンカップの登録状況を注目したい。

また、超絶タイムが記録された今日の天皇賞・秋。
メイショウベルーガが故障を発生させ、引退となる過酷なレース。
後方待機していたペルーサは上がり勝負に賭けたためメージは少なそう。
好位追走していた有力馬たちはかなりのダメージを負った可能性が高い。
アーネストリー・ローズキングダム・エイシンフラッシュあたりは次走の予定は
馬の体調次第となりそう。

さらに、乗り替わりで外国人騎手を乗せた・ローズキングダムとエイシンフラッシュ。
エイシンはダービージョッキーの内田博がケガで戦線離脱中のための緊急措置。
復帰次第、鞍上は元に戻ることになりそう。
一方、ローズキングダム。
サンデーR、社台系から締め出しを喰らっている名手武豊を鞍上復帰は難しそう。
せめて、ダービー2着・京都大章典1着の後藤騎手に戻してもらいたいところ。

このまま、外国人騎手で鞍上を固定してしまうようだと、応援しようという気持ちがしぼむ。
日本人騎手で結果を残してきたサラブレットのイメージをもっと大事にしてもらいたい。
そういった意味で、日本人チームで挑むペルーサ、アーネストリー陣営には好感が持てる。
また、1・2着に来たトーセンジョーダン・ダークシャドウの前走の鞍上は福永騎手。
今日の天皇賞・秋ではトゥザグローリーを選択していたが、
次走以降はその選択を変更することは十分に考えられる。
3歳勢も古馬路線に参戦してくる今後のGⅠ路線。
騎手のシャッフルにも注目していきたい。

▼天皇賞・秋プレレーティング

馬  名 年齢 調教師 レーティング
アクシオン 8 二ノ宮 敬宇 113
アーネストリー 6 佐々木 晶三 121
エイシンフラッシュ 4 藤原 英昭 118
ジャガーメイル 7 堀 宣行 113
シャドウゲイト 9 加藤 征弘 107
シルポート 6 西園 正都 113
シンゲン 8 戸田 博文
ダノンヨーヨー 5 音無 秀孝 109
ダークシャドウ 4 堀 宣行 113
トゥザグローリー 4 池江 泰寿 120
トーセンジョーダン 5 池江 泰寿 116
ナリタクリスタル 5 木原 一良 111
ビッグウィーク 4 長浜 博之
ブエナビスタ 5 松田 博資 114
ペルーサ 4 藤沢 和雄 116
ミッキードリーム 4 音無 秀孝 111
メイショウベルーガ 6 池添 兼雄 113
ローズキングダム 4 橋口 弘次郎 117


▼枠順

1枠 1番 シルポート 蛯名正義 58.0kg
2番 ダノンヨーヨー 後藤浩輝 58.0kg
2枠 3番 アクシオン 柴田善臣 58.0kg
4番 エイシンフラッシュ ルメール 58.0kg
3枠 5番 ブエナビスタ 岩田康誠 56.0kg
6番 ビッグウィーク 川田将雅 58.0kg
4枠 7番 ダークシャドウ ベリー 58.0kg
8番 ペルーサ 横山典弘 58.0kg
5枠 9番 ジャガーメイル 四位洋文 58.0kg
10番 メイショウベルーガ 池添謙一 56.0kg
6枠 11番 ローズキングダム メンディ 58.0kg
12番 トーセンジョーダン ピンナ 58.0kg
7枠 13番 ミッキードリーム 和田竜二 58.0kg
14番 シャドウゲイト 田中勝春 58.0kg
15番 シンゲン 田辺裕信 58.0kg
8枠 16番 ナリタクリスタル 武豊 58.0kg
17番 トゥザグローリー 福永祐一 58.0kg
18番 アーネストリー 佐藤哲三 58.0kg



期待のペルーサは、金曜日の時点では単勝5.3倍と、予想以上の2番人気。
土曜日の時点では、7.6倍の6番人気と想定内の人気に収まった。

体重増は20kg以上が見込まれるも、4歳秋にして格段のパワーアップで筋肉分との報道。
父・ゼンノロブロイが4歳秋にして、本格化。古馬三冠を制しているため、期待は俄然高まる。

このレースを制せねば、賞金面的に、ジャパンカップ出走が怪しくなるペルーサ。
今週発表された海外招待馬には今年の凱旋門賞で1、2着した
デインドリーム・シャレータの最強3歳牝馬たちの名が連なる。
また、ドバイWCを制したヴィクトワールピサ、海外遠征したヒルノダムール、
超良血ルーラシップと秋天の出走を見合わせている最強4歳馬たちが集結する。

JCに出走できないと、ペルーサは完全に4歳最強世代から脱落することを意味する。
そういった意味でも、明日の天皇賞・秋は人馬ともに勝負賭けのレース。
昨年の秋天同様に直線一気の豪脚で他馬を蹴散らし王道ルートに乗ってもらいたい。

単勝1.4倍の圧倒的な1番人気で挑んだ淀の3000m。
ゲートは良く出走するも、外枠発走のため好位に付けるまで
外から他馬にかぶられる厳しい流れの中、
スタートから最初のコーナーの下り坂まで口を割る嫌な展開。

しかし、本当に強い馬は展開のあやなどに惑わさられることはないのだろう。
徐々に位置取りを馬郡の中に入れると折り合いを取り戻す。

向こう正面で再び他馬が早仕掛けでペースを狂わせそうな流れになるも、
すでに落ち着きを取り戻したオルフェーヴルには無用な心配。
スタミナ温存するところはきちんとベースを落とし、勝負どころとなると一気の加速。

直線はまさに独り舞台。
最後方待機で死んだふりをしていたウインバリアシオンが
直線一気に2番手まで押し上げるも、その差は埋まらず。
三冠ロード最後の難関、菊花賞も難なく制覇といえる圧勝劇。

ウインが最後に2着に入ったことからもレース自体は緩みないハイペースで進んだ。
勝ったオルフェーヴルは道中先行集団に取り付き、
最後の直線では楽に先頭に立ち、後続を置き去りにする横綱相撲。
2着に追い上げたことからも、ウイン・アンカツによる最後方待機という奇策は嵌っていた。
それでも勝機すら与えない完封劇。

見事、7頭目の三冠馬の称号を手に入れた。
もはや同世代にライバルはいないことをはっきりと証明。

今日のレースで唯一心配されたのが馬体重の増加。
前走の神戸新聞杯では+16kgと3歳夏の成長分をパワーアップしたレース内容で実証する。
今日の菊花賞でも体重はさらに+6kg。466kgとデビュー以来最高体重。
日本ダービーから実に24kgの増加。
3000mの長丁場でこの増え方に一抹の不安を感じたが、それも杞憂に終わる。

春先の小さめな440kg台から馬体増によるパワーアップ。
この先、古馬との対戦で強いられであろう「肉弾戦」においてもプラスに作用する。
先行して突き放す王道といえるレース運びで三冠を制したオルフェーヴル。
死角が見当たらず、いまや無敵の雰囲気さえ漂い始めた。

馬体に問題がなければ、次走はジャパンカップ・有馬記念。
最近まれに見る層の厚さを誇る古馬の陣営。
ブエナビスタ、アーネストリー、ヴィクトワールピサ、ローズキングダム、ヒルノダムール、
エイシンフラッシュ、トゥザグローリー、ルーラーシップ、ダークシャドウ、
そして、ペルーサ。

これらの馬をまとめた片付けることが出来るようであれば、
過去の三冠馬、
セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、
ナリタブライアン、
ディープインパクト
を超える最強馬としての称号も手にすることが出来る。

「ナタの切れ味」「皇帝」「怪物」「英雄」と称された偉大な先輩三冠馬。
そこに、父ステイゴールド・母父メジロマックイーンと
内国産馬が仲間入りしたことは、非常に大きな意味を持つ。
「シルバーコレクター」と評された父ステイゴールドを完全に超えて見せた。
フランス語で「金細工師」の意味をもつ新・三冠馬。
古馬を蹴散らし、どのような「冠名」が与えられるか、興味は尽きない。



個人的にはペルーサの古馬三冠制覇を期待しているが、
オルフェーヴルがこの先どこまで上り詰めていくのか、
リアルタイムで見ることが出来る幸運も実感したいところ。

最強世代といわれる現4歳牡馬は、自身の存在意義のためにも、
易々と勝利を許すことは許されない。
簡単に古馬G1の戴冠を新三冠馬に許すようなら、
最強世代の看板を下ろさなければならない。

オルフェ世代はマイル戦線で手薄な古馬陣相手に結果を残している。
リアルインパクトや休養中のレッドデイヴィスが虎視眈々とマイル王を狙う。

クラシックディスタンスではその牙城を破られるわけには行かない。
古馬として、壁になるべき王者はどの馬なのか。
来週はその選定ともなる天皇賞・秋。
最強4歳世代とブエナ・アーネストリーの決戦も見所のひとつ。

恐らくは7・8番まで人気を落としそうなペルーサ。
最も得意であろう、東京2000mコース。
8着と惨敗を喫した天皇賞・春からの復帰戦。
休み明けが、勝負がけのレース。
レース間隔が開き、スタートなどに不安が残るが、
直線勝負に賭けて追い込み鬼脚を期待したい。
牝馬三冠ロードの最終戦、秋華賞で、アヴェンチュラが先行抜け出しで快勝。
春の二冠は骨折による休養で出走が叶わなかった逸材。

休養明けを1600万下・クイーンSと古馬相手に完封。
クイーンSでは、今日東京開催のGⅡ府中牝馬Sで2着に食い込んだアニメイトバイオを一蹴。
今日のレースでは、桜花賞馬・オークス馬を差し置いて2番人気に押されていた。

レースは逃げ馬メモリアルイヤーが58秒3のハイペースで引っ張る展開。
例年通り高速決着続出の京都競馬場とはいえ、稍重発表の馬場状態。
勝ち馬のアヴェンチュラは3番手追走から、直線に入ると逃げ馬をかわし追撃を許さずの勝利。

ジャングルポケット産駒の牝馬といえばオークス馬トールポピー。
距離適正から見ても、次戦予定のエリザベス女王杯も有力の一頭。

今日敗れた1番人気のホエールキャプチャは先行したアヴェンチュラをマークする展開。
しかし、外枠発走だったためコースの外側を回され、
最後の直線では先行する勝ち馬に追いつけるまでのスタミナを残せず。

クロフネ産駒のスタミナの限界かもしれない。
GⅠではマイルまでしか結果を残せていないクロフネ産駒。
こちらも次走エリザベス女王杯に進みそうだが、距離適正に関しては疑問符が付いた。

関東の3歳牝馬では一番評価を受けるホエールキャプチャ。
世代最強の呼び声高いレーヴディソールが復帰予定となる女王杯。
さらに牝馬GⅠ完全制覇を目論むアパパネの参戦。
スノーフェアリーの出走の可能性も残しており、俄然注目を集めだした女王杯。

今日の府中牝馬Sで14着とデビュー以来最低着順に沈んだアパパネ。
関東の女王として次走は記録と復権を賭けた大一番となる。
得意の東京コースで直線の伸びを欠いたレース。
体調自体に問題がなかったのか不安が残る。
また、レース中故障を発生したのではないかと思えるような失速。

無事であることを祈るのみ。
ここから体調を完全なものに仕上げるのは至難。
牝馬GⅠ完全制覇の偉業を目指しているとはいえ、
牝馬三冠の看板を背負うスターホース。

完調一歩手前のようならば、出走回避をする勇気も必要か。
過去の三冠牝馬とは違い、年明けにG1勝ちを収めた優駿。
早熟のレッテルは見事に払拭した。
それだけに、再び無様なレースをファンに見せることは許されない。

衰えからくる敗戦でないようであれば来年再挑戦する判断を下すことも必要。
すべては馬の調子次第だが、勇気ある撤退も名馬の務め。
アパパネの状態に注目したい。


アヴェンチュラ:馬名由来-冒険(イタリア語)-
今年の交流GⅠマイルCS南部杯は、震災の影響もあり、
中央の府中競馬場での開催。

断然の1番人気に押されたトランセンド。最後の直線で早めに先頭に立つ。
後続で脚を貯めていたダノンカモンに並びかけられ、かわされてしまう。
普通はここで万事休すのところ。

しかし、さすがは世界レベルで活躍したGⅠ馬。
ここから、脅威の粘り腰を見せ、ラチ沿い内側から抜き返してみせる。
長い東京コースの直線とはいえ、スピードも要求されるダートのマイル線。
スピードが乗り切ったところでかわされると、そこからギアチェンジするのは不可能。

今日のレースで見せたトランゼントの勝負根性は率直にすごいの一言。
さらに加速することは不可能な状況で前に出た馬をかわすということは、
相手馬の減速もあるが、自身のスピードダウンを極力抑えた持久力の賜物。
負けず嫌いの気性がもたらした壮絶なゴール前。
勝ったとはいえ、馬にかかったダメージは計り知れない。
次走はこのダメージから回復してからの出走、少し間を空ける可能性もありそう。

秋シーズンはこのあと
JBCクラシック・ジャパンカップダート・東京大章典と大一番が続く。
国内ではスマートファルコンがダートの覇権争いで名乗りを上げ、
今日は4着に敗れたがエスポワールシチーも休養明けから復調の兆しを見せた。
トランゼントの牙城を脅かす新星の登場も期待したい。

残念なことに岩手の星ロックハンドスターがレース直後、
芝コースに脚を取られ、予後不良の故障を発生してしまった。
地元GⅠが、東京開催になったことで起きてしまった悲劇。

慣れない芝コースに驚き、芝の切れ目でジャンプしてしまったことが原因。
やはり、G1レースを施行するには東京ダート1600mは不向きと言わざるを得ない。
阪神で行われるジャパンカップダート1800mと、
東京で行われるフェブラリーステークス1600m。
施行時期・コース・距離などの再考の必要がありそう。

ジャパンカップダートは東京2100m、フェブラリーSは阪神1600mが理想的。
今日のレースでもトランゼントがスタートから逃げを決め切れなかったのは、
最初の芝コースでスピードに乗り切れなかったため。
ダート専門として走るサラブレットの最高峰レースとして、
東京の変則コースは明らかに不向き。
今回の不幸な事故を再発させぬよう、JRAの英断を望む。
JRA初の無敗の三冠馬、シンボリルドルフが死去。30歳の大往生であった。
日本の競馬史上無敗の三冠馬は皇帝シンボリルドルフと、ディープインパクトのみ。
どれだけの偉業を残したかは、言わずと知れたこと。

昨年のオグリキャップに続き、日本競馬界の至宝が失われてしまった。
時代の移り変わりとはいえ、寂しい気分は消えることはない。
寿命を削って速さを追い求めるサラプレット。ファンの心を捉えるのも、この儚さゆえであろうか。

絶対的な強さを誇ったルドルフ。その血脈はトウカイテイオーへと継がれている。
奇しくも、今年三冠馬誕生のチャンスが訪れている。
菊花賞を目前にしての訃報もなにかの運命か。
名馬への手向けとして、三冠馬誕生の瞬間が訪れることを期待したい。

ご冥福を祈ります。
発走直前にビービーガルダンがゲートを潜り放馬のアクシデント。
嬉々として走り回る姿で観客を和ませる。
スプリンターとは思えないスタミナで中山コースをグルグル3週も回る。

ヘトヘトになり、向こう正面で、冷静さを取り戻したのか、
レースに迷惑のかからない分岐コースの芝1400mのスタート地点にたどり着き、
待機所でクールダウン、そこで、ようやく厩務員が捕まえる。

これにより、レースは10分近くスタート時間が遅れる。
スタート直前・ゲートインまで行きながら、土壇場でお預けを喰らった状態。
ただでさえテンションの高い短距離馬にとって、
再びテンションを上げスタートすることは簡単ではない。

そのストレスを最も受けたのがゲート先入れの奇数番号の馬たち。
特に海外からの輸送で精神的に負担の大きかった香港馬には大きなダメージ。

デビュー以来2着以下を外していなかった現在世界2位のスプリンター、
断然の1番人気に押されたロケットマンにとっては大きな不利となった。

レースでは先頭集団に取り付き、絶好な位置取り。
しかし、4コーナー手前からジョッキーの手が動く。
馬のいきっぷりは悪く、直線でも伸び足が付かず、中山の急坂でまさかの失速。
馬券対象にも入れず、屈辱的な4着に沈んでしまう。

勝ったのは、4歳日本牝馬のカレンチャン。5連勝で見事GⅠタイトルを獲得。
最速の上がり33.8を駆使して1 3/4馬身の着差をつける完勝。
一躍日本最強スプリンターの座に躍り出た。

秋のローテーションはこのまま休養に入る予定。
香港遠征などの海外遠征も今のところ考えていない模様。
今年に入り急激にスピード能力を開花させたカレンチャン。

ロケットマンとの再戦も見てみたいが国内レースに専念するため、
このまま勝ち逃げの形になる恐れもある。
来年の高松宮記念にロケットマンが参戦してくれるかに掛かってくる。

秋競馬のGⅠ戦線がいよいよ開幕。

凱旋門賞では、ヒルノダムールとナカヤマフェスタが出走。
それぞれ、10着・11着と不発に終わった。
勝った馬はドイツの3歳牝馬デインドリーム。
2着にもの3歳牝馬と、パンパンに乾いた高速馬場で斤量差をフルに生かした。

レースレコードが出た今年の凱旋門賞。
力の要らない馬場状態は、非力な牝馬に大きなアドバンテージとなった。
3着も4歳スノーフェアリーが入る波乱を演出。

デインドリームは社台グループが所有権を半分購入した馬。
レース前までは、この先のローテーションとしてジャパンカップが組まれていた。
今日の圧勝で今後のローテーションは未定となるであろう。
ブリーダーズカップに駒を進めるか、予定通り来日するか、
秋競馬にもうひとつ楽しみが増えた。
ペルーサが帰厩。毎日王冠を使わずに天皇賞・秋に直行。
鞍上は横山典騎手。

宝塚記念ではルーラーシップに乗り参戦。4歳世代の有力馬の1頭。
今後のお手馬がシャッフルされるのか、ヤキモキしていたが一戦限りの代打起用だった模様。

関東馬を関東のジョッキーで王座まで導いてほしい。
下手に外国人旗手に手綱を任すことなく、ノリ騎手とコンビを組むペルーサ陣営。
やはり、競馬はロマンも大切。ファンとして応援したい気持ちが高まる。

東京秋の陣へ向け、藤沢厩舎の攻勢が始まる。
ルルーシュ(放牧中)・ダンスファンタジアなどの3歳世代に加えて、
2歳新馬たちもぞくぞく入厩を果たしている。来年のダービー目指して駆け上がってほしい。
この春、ドバイワールドカップを制し一躍日本サラブレットのエースへと駆け上がったヴィクトワールピサ。その後、は行により悲願の凱旋門賞制覇が幻に終わり、若干存在感も薄れつつあったが、ここに来てジャパンカップへの参戦を表明。

このまま引退の可能性も取り上げられていたので、競馬ファンとしてはうれしい限り。
あまり得意とはいえない東京コースで結果を残すことができるのか。要注目。

藤沢厩舎の期待馬たちもそろそろ始動となる。
ペルーサ、ダンスファンタジア、ルルーシュなど、戦線復帰が待たれる。
クラッシックの最終トライアルが幕を開け、いよいよクライマックスに向け盛り上がってきた競馬界。

オルフェーブルの三冠制覇やアパパネの牝馬GⅠ完全制覇、凱旋門賞など国内外に注目レースが目白押し。個人的な期待としては、ペルーサの秋・古馬三冠レースでの活躍。
ブエナビスタ、アーネストリー、最強4歳馬たちを破り捨て、チャンピオンへと昇り詰めてほしい。
今年のドバイワールドカップを制した4歳最強世代の大将ヴィクトワールピサが、
左後肢にハ行発症したため、秋の大一番『凱旋門賞』の出走を断念。

5週間程度の安静が必要とのこと。

この先のローテーションは白紙に戻ってしまったが、人気と実力を兼ね備えた馬。
無理せず、万全な状態に戻して復帰してほしい。
アメリカのブリーダーズカップクラシックの出走なども期待されたが、日程的に厳しい。
ここは日本に戻り、ジャパンカップ・有馬記念を目標にして調整するのが一番好さそう。

最強4歳世代との最終決着、女傑ブエナビスタとの再戦、三冠馬候補オルフェーヴルとの覇権争い、上がり馬アーネストリーとの勝負など、秋競馬の見どころが目白押しとなる。

出走断念は残念ではあるが、凱旋門に出走し、ダメージを負ってしまってはそのまま引退も考えられた。スタッフは無念であろうが、ここで競走馬生命を賭ける必要はない。震災で沈んだ国内を明るくするのは何も海外で頑張ればよいということでもない。やはり、生の姿をファンに見せてこそ。オーナー次第ではあるが、是非国内でその雄姿を披露してもらいたい。

個人的には期待して止まない関東馬の星ペルーサとの一騎打ちが見たい。
そのためにも、ペルーサは去年のローテーションに沿うであろう王道を勝ち抜いて国内最強の座を射止めてもらいたい。
毎日王冠→天皇賞・秋を連勝し、打倒ヴィクトワールピサの一番手に名乗りを上げてほしい。

凱旋門賞には昨年二着のナカヤマフェスタ、春の天皇賞馬ヒルノダムール、3歳馬ナカヤマナイトが出走予定。ヴィクトワールピサの無念を晴らす好走を期待したい。

最強4歳馬vs女王ブエナビスタの図式で注目を浴びた宝塚記念
勝負服・アーネストリー.gif終わってみれば、6歳牡馬のアーネストリーが好位追走2番手から
直線を先頭に立ち、そのままゴール板に流れ込む強い内容。

2:10.1のレコードタイムをたたき出しての初GⅠ制覇は、
今秋凱旋門賞挑戦を高らかに宣言するに値する力強いもの。


他の人気馬は鞍上の乗り替わりが激しい中、
デビュー以来遠征以外は全ての騎乗をしてきた佐藤哲騎手。
佐々木晶三調教師は、タップダンスシチーの記憶に新しい師弟コンビ。

騎手の乗り替わりが頻繁に起こるのは実力馬ではよくあることではある。
しかし、若駒の頃から地道に調教をつけてきたパートナーでのGⅠ勝利は
見るものにそれまでの過程が濃密に想像でき、胸熱くなる。

最近は短期免許で旋風を巻き起こす海外ジョッキーを重宝する習慣がみられる競馬サークル。
特に、社台系の良血サラブレットにおける乗り替わりは激しい。
将来、海外遠征を視野に入れてのことであろうが、
それでは日本での競馬が蔑ろにされているようでファン不在にもなりかねない。

今日勝利した佐藤哲騎手や、現在2冠を制しているオルフェーヴルの主戦池添騎手。
海外遠征でも安易に鞍を変えず、最高のコンビで大一番に挑む方が応援にも力が入る。

歴史に残る名馬はその鞍上もすぐに思い浮かぶもの。
しかし、最近の名馬ではレース毎に騎手がコロコロ変わる印象。
ウォッカにしろ、ブエナビスタにしろクラシックの時のジョッキーがすぐに思い浮かばない。
(ウォッカ→四位騎手・ブエナビスタ→安藤勝騎手)
オルフェーヴルが見事三冠に輝いたとして、
その後の海外遠征でジョッキーが変わっていないことをただ祈るのみ。

日本人騎手とともに成長して大舞台に駒を進め、結果を残す。
ファンの誰もが、その瞬間を望んでいる。
調教師としても、出来る事なら、苦楽を共にした騎手と戴冠の場所にいたいであろう。

そう言った意味でも、タップダンスシチーでの苦杯を師弟コンビが、
リベンジを果たすべく挑む今年の凱旋門賞は要注目となる。
見事結果を残してくれたなら、鞍替えの流れも変わるかもしれない。
他の日本馬とは違った視点から応援をしたい。

――追記―――
アーネストリーはオーナーの意向でこの秋は国内専念するとのこと。
日本人チームでの凱旋門挑戦も見たい気はしたが、
それよりも、最強4歳世代の一角を崩した古豪が
秋の古馬3冠でどのような結果を残すのか、楽しみにしたい。

今回の宝塚には一番の期待馬ペルーサが出走していなかった。
暑い夏を休養に回して、得意の東京コースでのGⅠに全てを賭ける。
脚質からも長い直線での追い込み一気が最も力を出せる。
今日のアーネストリーのような好位抜け出しを許さない鬼脚に磨きをかけた姿を見たい。

今年の安田記念。
牝馬のアパパネが牡馬相手にどれほどの力を見せつけてくれるのかに注目が集まったが、
同馬は6着と初めて掲示板を外す惨敗を喫する。

勝ったのはなんと、3歳馬のリアルインパクト。
4歳以上の牡馬とは4kgの斤量差をつけてもらうこのレース。
つまりは、3歳馬には可能性が限りなく少ないという証でもあった。

それを、NHKマイルC3着の若駒が歴史を変える大偉業を成し遂げた。
3歳春でまだ、一般レースで混合戦が組み込まれないこの時期での勝利。
今後、3歳馬のローテーションが劇的に変わってくるかもしれない。

3歳馬で人気を背負ったのはスピードワールドが思い起こされる。
外国産馬がまだクラシックに登録できなかった時代の早熟のマイラー。
3番人気で3着に滑り込んだこのレースで、
やはりこの時期の3歳馬には負担が大きすぎると感じずにはいられなかった。

それが今日の劇的勝利。
隔世の観すら感じる。
なにより、クラシックの門戸開放によって、
前週に競馬界最大の夢舞台ダービーが配置されたローテション事情。
有力3歳馬が安田記念を目指す事などは考えにくかった。

距離適性もダービーの栄誉が陣営の戦略を狂わせる。
去年のダノンバラードも安田記念に標準を合わせることは全くなかった。

今後、NHKマイルCから安田記念のローテーションが一般的となるようなら、
絶対的なマイル王が出現することも考えられる。
スピード血統が見直される機運になるやもしれないリアルインパクトの勝利。
父があのディープインパクトであったのがなんとも皮肉な点ではあったが。
勝負服・キャロットF.gif

残念ながら、ペルーサ宝塚記念回避が発表された。

主戦騎手の横山典騎手が早々にルーラーシップの騎乗が発表されたので、
ある程度は予想されたことではある。

この春は変則開催で関西競馬でのレースに出走し、リズムを掴めず仕舞い。
このまま負け癖がつくくらいなら、春競馬はこのままパスして、
秋の東京開催に全てを賭けることにしたのだろう。

スタートが上手になったとはいえ、後半直線勝負がこの馬本来の形なのだろう。
最強4歳世代で未だGⅠ勝ちがないペルーサ。
宝塚を回避となると、この秋が正念場となる。
しかし、父ゼンノロブロイの初戴冠も、4歳秋の天皇賞。まだまだ成長が望めよう。
この夏順調に過ごし、パワーアップした姿を期待したい。

ペルーサは回避したがまだまだ多くの有力馬の出走が見込まれる今年の宝塚記念。

注目は、金鯱賞で驚異のレースを見せたルーラシップ
今回は会心の騎乗を見せた福永騎手にトゥザグローリーの先約があったため、
ノリ騎手が手綱をとることとなった。

ブエナビスタ・トゥザグローリー・エイシンフラッシュローズキングダムなど
豪華メンバーが集まるこのレースを快勝するようだと、世代最強の呼び声も出てくる。

そうなると、ペルーサの鞍上が空席になるような可能性も出てくる。
藤沢調教師山本オーナーとの太いパイプを切ってまで、乗り替わりをするとも思えないが、
その時は追い込みタイプの操縦に長けた騎手を探すこととなる。

信じられないことだが、天才騎手が最強4歳世代のお手馬を保有していない。
外国人騎手に乗り替わりとなる今回の宝塚記念でのキングダム。今後の鞍上は未定か。

昨年の大けが以来、本来の柔らかさが影を潜め、スランプがささやかれるが、
今一歩、覚醒しきれないペルーサの能力を、相性の良さから存分に引き出してくれそうではある。ノリ騎手の動向次第では、有力馬の鞍上が大変動することとなるかも。

騎手の乗り替わりの多い今年の宝塚記念。
いつもと違う手綱さばきが潜在能力を開花させることもある。
そういった面からも今年の夏のグランプリは楽しむことが出来そう。

オルフェーヴル堂々2冠!!ダービー制覇。
池添騎手見事ダービージョッキーの仲間入り。

不良馬場で施行された今年の東京優駿
しかし、強い馬が悪条件の中でも、持てる実力を存分に発揮してくれる。

勝ち馬のオルフェーヴル、スタートは五分の出。
道中は後ろから4~6頭目と、後方待機。
馬場がこれだけ渋る中も馬の力を信じて全く動ぜず
唯一の心配点、折り合いに重視を置いた冷静な騎乗は新馬から手綱を取る信頼関係が成せる業。

3コーナー過ぎから、やや強引に位置取りを上げていった
2番人気サダムパテックとは対照的。

そのサダムは4コーナーで外々から早めのダッシュ。
前走皐月賞で勝ち馬のオルフェにコース取りの差で
3馬身の大差をつけられた苦い記憶が今日の手綱さばきに影響したか。

直線に向いたところで行き脚が鈍り、
真横を抜けていくオルフェに着いていくことが出来ず失速。
7着に沈む。フジキセキ産駒として、距離適性を問われる惨敗を喫する。

そして、勝ったオルフェーヴル。
単勝3.0倍は後々こんな美味しい馬券はなかったと思い返されそう。
それほど、圧倒的なレース。

直線で進路を挟まれそうになるが、一瞬のスピードで馬群を抜けると、あとは一人舞台。
内にもたれながら2着馬ウインバリアシオンに詰め寄られるの、
ゴール前は再び突き放す楽勝劇。

鞍上をコロコロ変えず、新馬から育て上げてきた陣営のチーム力の結晶。
日本人騎手が天塩にかけて育て、日々の調教に跨り、名馬誕生に導く。
ファンの心をぐっと掴んで離さないスターホースには、
やはり、こういったバックボーンが欠かせない。

ステイゴールド産駒で兄はグランプリホースのドリームジャーニー
この先の成長力も十分期待できる。
母父にはメジロマックイーン。距離延長はむしろプラス材料。
無事にさえ行けばこの秋3冠馬の誕生は疑いようがない。

達成すれば、池江調教師は親子で3冠馬達成の快挙となる。
今年勇退した父のバトンを見事につないだ息子の手腕には感嘆の一言。
競馬界は血の物語と言われるが、サラブレットは馬だけではないのだろうか。

将来的には凱旋門賞の挑戦も十分考えられる。
父が育て上げたディープインパクトの無念を
息子の管理馬オルフェーヴルで晴らすことが叶うか。

今日の不良馬場を克服し、父は海外遠征で結果を残したステイゴールド。
今から夢が広がる。見事な日本ダービーであった。

オルフェーヴル
勝負服・サンデーR.gif馬名由来:金細工師(仏)
父ステイゴールドから連想された馬名。
SS後継種牡馬としても再び脚光を浴びるか。

2年連続で京都2000mで施行された金鯱賞。

最強4歳世代の1頭、ルーラーシップ
エアグルーヴを母に持つ超良血馬、今回は福永騎手と初コンビ。

海外遠征帰りで調整の難しいローテーションで挑んだこのレース。
しかし、ファンの期待も高く、断然の1番人気を背負っての出走。

注目のスタート、なんとまさかの出遅れ。
それも落馬寸前の躓きで、スタンドからは大きなため息。
早々にレースから脱落したと、誰もが諦めた。

しかし、福永騎手はあわてて追走に脚を使わず、
また、レース自体を捨てずに徐々に順位を上げていく落ち着いた騎乗を見せる。

向こう正面から馬群中段まで押し上げると4コーナーを回る頃には
先頭を走るキャプテントゥーレを射程圏内に捕える。

不良馬場発表の切れ味勝負を得意とするルーラーシップにとって
決して得意とは思えない芝の状態で、逃げるキャプテントゥーレを
ゴール板手前で見事差しっ切って見せた。

この先、ルーラーシップが多くのG1を獲得するようであれば、
伝説のレースと語り継がれるのではないだろうかと感じさせる、
それだけ強い印象を残した。

次走は宝塚記念。
このまま鞍上は福永騎手を起用するのか、また外国人騎手に戻してしまうのか、
そういった点でも注目してみたい。

伏兵7番人気のエリンコートが優駿牝馬を制する。

出走前に大雨に見舞われた今年のオークス。
良馬場発表ではあったが、芝が上滑りするため、先行馬優位のレースとなってしまった。

2番人気のホエールキャプチャがゲートで立ち上がり気味に出遅れる。
1番人気のマルセリーナも後方待機策。向こう正面では後ろから2頭目を追走。

馬場自体は上滑りはするものの、
降り出してからレースが敢行されていたわけではないため
状態そのものは荒れておらず馬にとっては走りやすい状態。

レースの勝ちタイムは2分25秒7と優駿牝馬では2番目に良いもの。
勝ったエリンコートは内枠4番を利して、コース内側を通り、スタミナを温存。
最後の直線では大雨で点灯されたライトを気にしながら内側に斜行。
14番・スピードリッパーの進路妨害ギリギリの競馬。
審議対象とされ、勝ったジョッキーの後藤騎手も初戴冠にかかわらず、
ゴール板でのガッツポーズを自重。

オープン特別の忘れな草賞を勝ち、トライアルレースを回避してオークス出走にこぎつけたエリンコート。本番までに急成長を遂げ見事オークスを制する。
まだ直線ではまっすぐ走れず幼さを残すが精神面での成長も期待したいところ。

直線外側から猛追してきたのがホエールキャプチャ。
出遅れて後手を踏み、最後も直線に入るところでなんとか馬群を割ってくる。
レース最速の上がり34.0の足を繰り出すもクビ・ハナ差届かず3着。

2着には逃げた柴田善臣騎乗のピュアプリーゼが粘り切る逃げ馬が残る展開では
いくら直線得意と言えど、捕えきれない。

圧倒的な瞬発力を秘めていた一番人気のマルセリーナも展開に泣かされた。
上がりはホエールに次ぐ34.3も最後は内側に刺さり気味でスタミナが持たず万事休す。
騎手の位置取りの差が明確にレース結果に反映された感がある。

勝ったエリンコートは短距離王者デュランダル産駒。
サンデーサイレンスの血が上手く伝わったのだろうか。
予想以上の距離適性を見せてくれた。

秋には最強牝馬レーヴディソールが戦線復帰予定。
ホエール・マルセも距離の不安は感じられず、秋華賞・エリザベス女王杯と続く牝馬路線を賑やかなものにしてもらいたい。
勝負服・吉田照哉.gif

アパパネが昨年の年度代表馬ブエナビスタを首差抑えて
勝負服・金子オーナー.gifヴィクトリアマイルを見事制した。

単勝1倍台の圧倒的人気の女傑ブエナに対して、
後ろからピッタリとマークされながらも直線では
馬体を合される前に抜け出し、ゴール前の猛追も
かわされることなく先頭でゴール板を駆け抜けたアパパネ。

蛯名騎手の好騎乗もさることながら、やはり東京マイルでは
血統的にアパパネの方に適性があったのであろう。
これで、牝馬限定戦を完全制覇まで、エリザベス女王杯あとひとつ。

今日のレースを見ても、マイル戦での走りは特筆すべき能力を発揮する。
桜花賞の勝ちっぷりとオークスでの同着を振り返ればそれは明らか。
次走をどのレースに標準を合わせるのか陣営の判断に注目したい。

『牝馬三冠を達成したサラブレットはその後勝ち星を挙げることが出来ない。』
そう言われていたジンクスを見事に打ち破ったアパパネ。

適性距離と思われるマイル戦・安田記念で牡馬相手の力試しをした方が勝ち目は大きそう。
2200mの宝塚記念ではブエナビスタを始め、最強世代の4歳牡馬勢が多く出走。
幸い、マイル路線には傑出した馬は現れていない。

アパパネと同じキングカメハメハを父に持つ、
ローズキングダムあたりはマイル適性が高そうだが、
次走は武豊騎手を降ろして、外国人騎手を配して宝塚記念で必勝態勢の模様。
恐らくは世代で最強マイラーであっただろうダノンシャンティは2度目の屈ケン炎で引退の危機。
今後しばらくは中距離界で4歳牡馬の壁を打ち破るのは困難。
今年に限れば、この世代から安田記念に出走してくる有力馬は見当たらない。

冷静に勝ち星を計算するのなら、ローテーション的には厳しいが
安田記念を目指した方が現実的。

しかし、ブエナビスタの地位まで目指すという目標を持っているのならば、
牡牝混合のGⅠでチャンピオンディスタンスを制する必要がある。

関東から現れた過去最強牝馬といっても過言ではないであろうアパパネ。
3冠牝馬の価値をより高いものとするには自身の好走でしか成しえない。

1分31秒9のレースレコードを出したレースの反動は十分に考えられる。
春先に熱発で、中山記念を回避したことからも
順調に仕上げてきた訳ではなく、また、体調管理が難しい牝馬でもある。

名牝のイメージを失墜させるような大惨敗は避けたいであろう。
しかし、去年のブエナビスタはそれをやってのけた。

史上初の牝馬GⅠ完全制覇がかかる秋は、エリザベス女王杯を目指す公算が高い。
ここは牡馬相手でも戦えることを示す意味でも、宝塚記念を獲りに行ってもらいたい。

昨年の2歳チャンピオンのグランプリボスが実力通りにNHKマイルCを制覇。
4月30日に亡くなったばかりの父・サクラバクシンオーの花道を飾る見事な勝利。

トライアルでは気の悪さを見せ、道中の折り合いを欠いて直線での伸び脚を欠いていたが、
大事なGⅠの舞台ではいかんなく、その能力を発揮して、2着コティリオンに1馬身半差の圧勝。

タイムも1分32秒2と優秀な結果。

この後、英国遠征も視野に入れているグランプリボス。
今日の様なハイペースで引っ張ってくれる展開になれば、掛かり癖も出ず、
期待以上の結果を残すことが出来るかも。

欧州の力のいる馬馬で快足を売りにした父サクラバクシンオーの血が通用するのか、
日本産の可能性を計る上でも、斤量差の出ない3歳戦の出走は是非見てみたい1戦となる。

  勝負服・グランプリボス.gif

昨年の皐月賞2着馬のヒルノダムールが待望のGⅠ獲得。

勝負服・ヒルノダムール.gif最強4歳世代が10頭出走した今年の天皇賞・春。
現在の競馬サークルの勢力図が反映された顔ぶれとなった。

レースは初めの1000メートルが64秒台スローペースで流れる中、1週目のゴール前からコスモメドウが掛かり気味に馬群外側から上がって行くのを契機に目まぐるしく先頭が変わる出入りの激しい展開に。

1コーナー付近から1番人気のトゥザグローリー
コスモメドウに引っ張られるように先頭に立ってしまう。

向こう正面ではナムラクレセントが控え切れずに馬群外側を上がって行き先頭に。
外側から掛かり気味に上がって行く馬につられて、人気の一角ローズキングダム
持っていかれてしまい、馬群体系はなし崩しに荒れ模様を見せる。

この一連の流れの中、常に前目インに位置付けていたペルーサにも影響を与えてしまう。
自身は折り合いをつけてレースを運んでいるも、前・後・外の馬がペースを次々と乱す展開では、
使いたくない脚を使わずを得ず、無駄なエネルギーを消費してしまい、
長丁場の消耗戦では厳しいものとなってしまった。

勝ったヒルノダムール、2着のエイシンフラッシュは馬群の後ろにつけ、
荒れる先頭集団の影響をあまり受けず、スタミナを温存しながら最終コーナーを回ることが出来た。

ヒルノダムール、エイシンフラッシュの差は、通ったコースの進路の違いによるものが大きい。
終始インコースで経済コースを通ったヒルノダムールに対し、
外枠からの発走のエイシンフラッシュは外々を回されながらの決め手勝負。

ペルーサはスタート直後から先頭集団につけたのが今回の敗因となってしまった。
終いの切れ脚は使えず、自身の最大の武器を封印してしまったかのよう。
スタートが上手く切れるようになったからといい、
自らレースペースを作るようなタイプの馬ではないのであろう。
周囲の馬の出入りが激しくなる前々での競馬はあまり向いていないのかもしれない。

スローペース必至の展開でも鬼脚を上手く使って最後の直線勝負をしていた方が、
見ていて、期待感が持てていたような感じである。

東京向きなのは間違いないが、あとは距離適性の問題か。
2000メートルが守備範囲ならば、思い切って東京マイルを狙ってみるのもありなのか。
スタートで出遅れる癖を克服した今、どれだけ走れるのかその可能性を探ってみるのも面白そう。

これで、1年以上勝ち星から見放されている。
秋天2着があるものの、そろそろ、賞金を加算しておきたいところ。
次走、どのレースに登録してくるのか、
いきなりの宝塚記念か、ステップレースか、路線変更の安田記念か、
名伯楽の選択に注目したい。

傑出したエースが不在と言われた今年の3歳牡馬世代。
勝負服・サンデーR.gifドリームジャーニーの全弟オルフェーブルが3馬身差の圧勝劇を演じて見せた。

騎手は池添、管理は池江泰寿(栗東)、オーナーがサンデーR。
兄の成しえなかったクラシック制覇を、チーム一丸で勝ち取った見事な一戦。

父・泰郎の管理馬ステイゴールドの息子で皐月賞を取るという、なんとも、出来すぎなような結果。
この勝利でダービーでの一番人気は確定的。
無事是名馬の格言通り、アクシデントなく、ダービーまでいってほしい。

二着に入ったサダムパティックも一番人気の期待にはなんとか応えてくれた。
展開のアヤで、まだあきらめることもない。
注目されたディープインパクト産駒は、ダノンバラードの三着が最高。
今回は出走が叶わなかった藤沢厩舎のルルーシュも、トライアルからの挑戦。
ここを快勝して、厩舎の先輩たちが成しえていないダービー制覇にこぎつけて欲しい。

なんといっても、東京競馬場で開催された今年の皐月賞。
ダービーに直結するのは間違いなく、今日の着順がそのまま結果に反映される可能性も高い。
一つ上の世代が超強力な布陣で君臨するため、一頭傑出した馬を輩出して
この壁を越えていく姿を見せてもらいたい。
そのためにも、今年のダービー。
強い勝ち方でファンの心に印象強く残るレースになることを今から期待したい。

共同通信杯で人気を背負ったディープ産駒。
そのうち、ディープサウンドはなんとか、3着に入ったが、
無敗馬サトノオーは6着、
1番人気と期待されたダノンバラードは9着に沈んだ。

レースは前半1分1秒台後半のスローで流れ、
直線も先行馬たちが前残りでゴールする展開。
差し馬が捕えるには厳しい上がり3ハロン34.4秒。
勝馬ナカヤマナイトは最内をつく博打的なコース取りが成功し、
ただ1頭、見事な差し脚を炸裂させた。

注目のサトノオーは、
スタートから馬群の後続から脚をためて直線勝負のレース運び。
そのため、最終コーナーを過ぎても最後方。
外目を回され、直線ではぽつんと1頭だけ大外を走り、
なんとか脚を伸ばすも、
前の馬たちの脚が止まらずに
掲示板を外してしまう。

距離に不安があったためか、積極的に先行策を取れず、
終始スタミナを温存を計っていては今日の様なスロー展開の重賞を
勝ち切ることは難しい。

この展開で差し切る姿を見せたのなら、
父ディープインパクトを彷彿させることもできただろうが、
現状ではそこまでの器ではなかった模様。

また、これ以上の脚を使ってしまうと、
この時期の若駒には負担が大きすぎて故障の恐れがでてしまうため、
今日はレース展開が向かなかったと、
割り切った方がいいのかもしれない。

サトノオーはこの先どの路線に向かうのだろうか。
なんとか、日本ダービーを目指して欲しかったが、
今日の内容では距離適性はまだはっきりと判明しなかった。

勝馬のナカヤマナイトはサトノオーと位置取りは同じ後方を進んでいた。
最終コーナーを抜けてから、最内を突き、
ラチ沿い1頭分の隙間を見事に抜け出してきた、
ジョッキーのファインプレーでの勝利。
コース取りの差がそのままゴール前での差となって、
サトノオーは勝馬から2馬身3/4(0.3秒)差。

サトノオーの上がりとナカヤマナイトの上がりは
共に33.8秒だったことを考えれば、
絶望的な差をつけられたとまでは考えられず、
レース経験の差がそのまま反映されたとも見れる。


今週の重賞では藤沢厩舎期待の3歳馬が共に掲示板を外す残念な結果。
今年の3歳馬のレベルはクラシックを獲得に至るものなのか
微妙な展開になってきた。
実力は認められるが、まだまだレースでの出来にムラがありすぎる。

つぎは3歳500万円以下を勝ち上がったばかりのルルーシュの出番か。
東京2000mを勝ち切ったゼンノロブロイ産駒。
どのレースを使ってくるかで、厩舎内の3歳馬のレベルをうかがい知ることが出来る。
登録から注目していきたい。

東の横綱格の3歳牝馬ダンスファンタジアがクイーンSに出走するも、
直線に伸び切れずの惨敗。

阪神JF2着馬のホエールキャプチャがきっちりと抜け出し重賞初勝利。
美浦の所属の大将格として、名乗りを上げた。

それにしても、ダンスファンタジアの気性の悪さは
でたとこ勝負になってしまう不安定さを露呈させてしまった。

ゲートが開いてからマイル戦といえど、
息を抜かなければならないレース中盤で、
1頭だけ、泡を吹きながら馬群を形成している姿を晒してしまった。

リラックスして追走さえできれば
最後の直線での追いこみも効くだろうが、
この状態ではすでにスタミナ切れでアップアップ。

馬群に包まれ、抜け出してくる脚はすでに残っておらず、
まさかの6着。
掲示板すら外れてしまう期待外れの結果。

高性能のエンジンを積んでいても、
終始ふかしっぱなしの状態では肝心の所でオーバーヒート。
このような幼すぎるレース運びでは
応援している方は堪らない。

2敗目を喫した今回。
負け方は阪神JF同様、持てる能力を出し切れずの、
もどかしさだけが残るなんとも後味の悪いもの。

前日からの積雪で底冷えするやや重の東京競馬場とはいえ、
走破タイムは1分35秒4と決していいタイムではなかったクイーンS。
前走フェアリーSのように杯ペースで引っ張ってくれる逃げ馬がいないと
我慢が効かず、自滅してしまうのだろうか。

こんなことでは、クラシックディスタンスで結果を残すなんて夢のまた夢。
母・ダンスインザムードも1800m以上のレースでは勝ち星を挙げられず。
まさに距離の壁。
しかし、能力の高さは誰しもが認めるファンタジア。
ファンとしては見限ることなど到底出来ず、
この気性が矯正することが出来るか、
それにより適性距離を伸ばすことが出来るか、
藤沢トレーナーの再調教に期待したい。

騎手も日本人の手綱に戻して一から鍛え直しをしてもよさそう。
幸い、重賞勝ちをしているので、賞金を加算する必要はない。

ワガママな性格では将来的に海外のビックレースを
狙えるような器にはなり得ない。

競馬は『血の物語』であるというのならば、
ファンの期待値のが高く、
血統背景があり、結果も残している超良血馬のダンスファンタジア。
気性が大人になるまで待つことなど、許されない。

クラシックでの栄冠こそが
一族のサラブレッド [ Thoroughbred ]の価値を引き上げる。
この先、ダンスの冠を戴く子孫たちへの期待度も変わってくる。

今日の敗戦は非常に痛いが、
美浦の牝系を伸ばす意味でも、なんとか立て直して
レーヴディソールへの対抗馬としてターフに君臨してもらいたい。

藤沢厩舎期待の3歳馬の一角の
ルルーシュ(牡・ゼンノロブロイ産駒)が
東京3歳500万下2000mを制して、
無事オープン入りを果たした。

1番人気を好位追走で最後3Fを上がり33.3で駆け抜けた。
最後の直線で2着馬インプレザレオと接触・審議となる、
まだまだ、荒削りなレース運び。

タイムも 2:07.2 と、平凡を通り越して、
どの距離でのレースであったのか確認し直したくなるもの。
・・・良馬場発表だし。
まぁ、この厳寒期に500万下で激走されても
馬体の心配にはなるのだか・・・

去年の札幌2S・4着以来、約4か月ぶりの競馬。
馬体は+4キロと、大きくボリュームを増した様子もなく、
精神的な成長を待っての出走だったのだろう。

しかし、ゴール板直前で内側に寄れるあたり、
ほめられた内容とは言い難い。
どちらかと言えば、内側を走っていた、インプレザレオが
外側に斜行してきた印象の方が強いが、
今回騎乗していたジョッキーは
フランスのA・クラストゥス騎手。

最近の海外ジョッキーのマナーの悪さが目立つためか、
今日のレースも手放しで喜べない内容。

やはり、有望な若駒には、横山典騎手など、
日本人騎手をあてがってもらいたい。
腕はあるのだが、勝利至上主義に徹した
短期免許の海外騎手は、
馬を壊してしまうのではないかという不安も付きまとう。

ルルーシュは東京コースのような広い馬場向きなのだろう。
最後の末脚はしっかりしたものを見せてくれた。
あとは、タイムの壁を越えてくれるかが
これからの注目材料であろう。

しかし、藤沢厩舎期待の明け3歳勢。
サトノオーが前走でぶつけられ、繰り上がりの勝利。
今回のルルーシュも審議対象となり、
何かとトラブルに巻き込まれる傾向がみられる。

同厩舎の大将格のペルーシャ同様に
安心できるレース運びをすることはできないものなのだろうか。

そういった意味でもベテラン騎手に
一から手なずけてもらう必要があると感じずにはいられない。
今は、海外騎手を手なずけようとしているのかな?
トップ調教師として、日本の競馬を教え込むのも
ひとつの仕事ではある。

『この先、長い付き合いになるかもしれない』と、
藤沢調教師に思わせるだけの腕があるのかもしれず、
今日の鞍上、A・クラストゥスの名前を記憶しておくこととしよう。

次走は無事に運べは、共同通信杯あたりか。
このレース、サトノオーの出走も予定されているので、
ここらへんの兼ね合いがどうなるのか注目したい。

サトノオーはどの距離路線を選択するのであろうか。
今のところ、マイル路線を進みそうな感じではあるが...

あとは、藤沢厩舎所属のディープインパクト産駒、
超良血にして、山本オーナー所有の
ピカソ(3牡・スカーレットブーケ)
プランスデトワール(3牡・スキーパラダイス)
この2頭の動向が気になるところ。

ダービーチケットを手に入れるには、
もうそろそろ始動しないと、間に合わない。
こちらの方も期待しながら、待ちわびておく。

 

日経新春杯(GII)は、ルーラーシップが
ヒルノダムール・ローズキングダムを2馬身置き去りにしての完勝。

ハンデ戦ゆえに、斤量がローズと1.5kgの差があったとはいえ、
斤量1kgで1馬身と換算すれば、
今日の2馬身差は文句なしの勝ち星といえる。

圧倒的な1番人気に押されたローズキングダム。
終始コースの内々を廻る経済コースを取りながらも
最後の直戦では伸び切れずに3着どまり。

GⅠでは今一歩、トライアルでは快勝というローズ一族としては、
力を出し切れなかった感もあるが、
同世代との戦いを思い返すと、それほどインパクトのある勝ち方を
してきた訳でもないので、この敗戦も想定内か。

今春、ドバイへの遠征も計画されるローズ。
しかし、今日の結果を見ていると、海外で通用するのかは
疑問符を抱かさせる内容と言わざるを得ない。

直線一気で差し切るイメージも最近の競馬では見せることがなく、
この形ならという勝ちパターンを手放してしまったようなレース。
期待感を持たせる前哨戦を経て、大一番に進むのなら、
海外遠征も賛成できるが、このままではただ体力の浪費に終わる危険も感じさせる。

京都記念あたりでもう1戦叩いてから、遠征の可否を考えてもよさそう。
おそらく、京都記念にはブエナビスタ・ヴィクトワールピサなどの
ライバル馬も出てくることだろうし、ローズの能力を再確認してからでも遅くはないだろう。

個人的には日本に残って、天皇賞・春を盛り上げて欲しい。
また、マイラーとしての潜在能力を確認するのも一つの手である。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

京成杯に出走したジャービスは14着の大惨敗。
藤沢・山本コンビの管理馬で、最近引退したタイガーマスクの志を
受け継いだジャービス。
賞金を寄付するという今話題の『伊達直人』の先をゆく活動をしてきた
本物の戦うタイガーマスク。
この覆面を継承されたジャービスもまた、獲得賞金を寄付しようという。

ジャービスとは『あしながおじさん』の本名から頂いた馬名。
これは、応援せずにはいられない。

今日はスタート良く、先頭に立ってレースを引っ張る展開。
最後の直線で急激に減速してしまい、最後はジョッキーが追うのを
あきらめてしまう若駒が時折見せる未熟なレース運び。

この先、永く活躍して欲しい馬なので、レース後に故障を発症していないことを願う。

藤沢厩舎の期待の牝馬、ダンスファンタジアが見事
中山マイルの重賞『フェアリーS』を制覇。

内枠が圧倒的有利とされる中山のマイル戦。
絶好の内枠4番を引いたところから、この日の勝利は
ほぼ、手中に入れていたと言えよう。

前半は馬群の中でじっくりと待機。
阪神FSの時の、外側を終始掛かり通しだった
悪夢のような展開にもならず、安心してレースを運んだ。

走破タイムも1分33秒7と、この時期の牝馬としては
33秒台を出すのは優秀と言えよう。

阪神FSの勝ちタイムが1分35秒7。
この時のファンタジアの走破タイムが1分36秒5。
今日のレースで、3秒近く、タイムを縮めたことからも、
この馬の潜在能力を十分に発揮できたと言える。

阪神FSまでタイムの上では大した結果を残せていなかった事が、
ひとつの不安材料であったのだが、
今回のレースで、その課題も見事にクリアした。

例年の有力馬のローテーションとは決していえない
1月の重賞なので、あまり参考にならないと思っていた。

しかし、
今日の結果は十分に桜花賞戦線にカムバックできた。
まだ、レーヴディソールとは勝負付けが終っていないぞ、
と胸を張って言える内容であった。

レーヴディソールが昨年デイリー2歳Sでたたき出した
タイムが1分33秒6。
ここ3年ずっと1分33秒台で上がっている
高速決着のレースとして認知されているデイリー2歳S。

なので、それほど気に病むこともなかったのだが、
やはり、馬の能力的に高速タイムを出せるのかどうかを
実証しておかなければ、この先の期待度が全然変わってくる。

前日のシンザン記念では、ディープ産駒期待の牝馬
ドナウブルーが5着と、結果を残せなかった。

今年の桜花賞は1強で決まりと、なり兼ねなかった牝馬戦線。
今日のファンタジアの勝利は、ファンにとっても貴重なものであった。

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唯一、残念な点は今日のレースでも勝ち馬に乗っていたのが
外国人騎手アントニオ・クラストゥスであったこと。

やはり、将来期待の若駒には日本人騎手の手によって
クラシック戦線に向かって欲しい。
のちのち、「あの馬のあのレースがターニングポイントだった。」
など、思い返す時にいっしょに騎手の雄姿も思い浮かばせたい。
その時は、鞍上が『思い入れのある騎手』であって欲しい。

・・・
なぜ、横山典騎手もしくは武豊騎手ではなかったのだ?!
典騎手はイングリッドに先約が入っていたのだろうか、
豊騎手は京都を離れられなかったのか、
うーむ、応援している馬だけにやはり、日本人騎手といっしょに
頂上を目指して欲しい。

とりあえず、無事、クラシックまで駒を進めてもらいたい。


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