2011年1月アーカイブ

藤沢厩舎期待の3歳馬の一角の
ルルーシュ(牡・ゼンノロブロイ産駒)が
東京3歳500万下2000mを制して、
無事オープン入りを果たした。

1番人気を好位追走で最後3Fを上がり33.3で駆け抜けた。
最後の直線で2着馬インプレザレオと接触・審議となる、
まだまだ、荒削りなレース運び。

タイムも 2:07.2 と、平凡を通り越して、
どの距離でのレースであったのか確認し直したくなるもの。
・・・良馬場発表だし。
まぁ、この厳寒期に500万下で激走されても
馬体の心配にはなるのだか・・・

去年の札幌2S・4着以来、約4か月ぶりの競馬。
馬体は+4キロと、大きくボリュームを増した様子もなく、
精神的な成長を待っての出走だったのだろう。

しかし、ゴール板直前で内側に寄れるあたり、
ほめられた内容とは言い難い。
どちらかと言えば、内側を走っていた、インプレザレオが
外側に斜行してきた印象の方が強いが、
今回騎乗していたジョッキーは
フランスのA・クラストゥス騎手。

最近の海外ジョッキーのマナーの悪さが目立つためか、
今日のレースも手放しで喜べない内容。

やはり、有望な若駒には、横山典騎手など、
日本人騎手をあてがってもらいたい。
腕はあるのだが、勝利至上主義に徹した
短期免許の海外騎手は、
馬を壊してしまうのではないかという不安も付きまとう。

ルルーシュは東京コースのような広い馬場向きなのだろう。
最後の末脚はしっかりしたものを見せてくれた。
あとは、タイムの壁を越えてくれるかが
これからの注目材料であろう。

しかし、藤沢厩舎期待の明け3歳勢。
サトノオーが前走でぶつけられ、繰り上がりの勝利。
今回のルルーシュも審議対象となり、
何かとトラブルに巻き込まれる傾向がみられる。

同厩舎の大将格のペルーシャ同様に
安心できるレース運びをすることはできないものなのだろうか。

そういった意味でもベテラン騎手に
一から手なずけてもらう必要があると感じずにはいられない。
今は、海外騎手を手なずけようとしているのかな?
トップ調教師として、日本の競馬を教え込むのも
ひとつの仕事ではある。

『この先、長い付き合いになるかもしれない』と、
藤沢調教師に思わせるだけの腕があるのかもしれず、
今日の鞍上、A・クラストゥスの名前を記憶しておくこととしよう。

次走は無事に運べは、共同通信杯あたりか。
このレース、サトノオーの出走も予定されているので、
ここらへんの兼ね合いがどうなるのか注目したい。

サトノオーはどの距離路線を選択するのであろうか。
今のところ、マイル路線を進みそうな感じではあるが...

あとは、藤沢厩舎所属のディープインパクト産駒、
超良血にして、山本オーナー所有の
ピカソ(3牡・スカーレットブーケ)
プランスデトワール(3牡・スキーパラダイス)
この2頭の動向が気になるところ。

ダービーチケットを手に入れるには、
もうそろそろ始動しないと、間に合わない。
こちらの方も期待しながら、待ちわびておく。

 

延長後半、あまりに美しすぎるボレーシュートが敵陣のゴールネットに突き刺さった。

アジアカップ2011・カタール大会決勝
日本1-0豪州

終始、オーストラリアのロングボールに苦しめられ、
押されぎみでの120分を戦い抜いた日本代表。
4度目の戴冠は最多となり、名実ともにアジアチャンピオンとなった。

スタジアムは日本寄りの雰囲気で行われていた。
ゲーム自体も悪質なファールは見られず、すばらしい好ゲーム。
アジアNO.1を決めるのにふさわしい選手たちのフェアな姿勢は
決勝の舞台をより価値あるものに高めてくれた。

記憶にも、記録にも残る歴史的な勝利である。
李の決勝ゴールは今後忘れることはない。
ここまで完璧なボレーシュートを
決勝戦延長という最高の舞台で見ることができたのは、
感動のひとこと。

やはり、アジアカップはアジアの国が手にすべきもの。
日本の勝利はアジアサッカー界のプライドを守ったとも言える。

試合内容は、ワールドカップ南アフリカ大会でもみせた
我慢して、失点をせず勝利に近づく守りを固めたもの。

香川の代役で入ったMF藤本を
空中戦に強いDF岩政に代えて試合内容を落ち着かせ、
延長ではFW前田との交代でピッチに立ったFW李が決勝ゴール。
ここまで見事な試合コントロールができる代表監督は
過去にいただろうかと思い知らされてしまうほどの
イタリア人ザッケローニの名采配ぶり。
終了間際に右サイドDF内田に代えて、
本業センターバックの伊野波を投入するあたりは、
まったくもって悩ましいほどの指揮者ぶり。

防御を固めてから戦いに臨むのはセオリーとはいえ、
やはり、カテナチオの国で培われた感性があるのだろう。
冷静に試合を分析して布石を張る姿はとても頼もしく見える。

今日の勝利はこの先、オーストラリアと戦ううえでも、
非常に価値あるもの。
ワールドカップ・ドイツ大会での敗戦から、
相手に『組み易し』の印象を持たれていた事を考えれば、
その精神的アドバンテージを覆すことができた。

さらに、オーストラリアチームの若返りが遅れている点。
今後の対戦を恐れる心配材料は無くなったともいえる。

今回の日本代表はチームの成長と結果をものの見事に融合させた稀なケース。
今年は南米選手権・コパアメリカにも招待されている。
アジアチャンピオンとして胸をはって挑む事ができるのがとても誇らしい。
ここで得られるであろう経験は、アジア各国に対して、
大きなアドバンテージともなるであろう。

さて、その時ピッチに立っているのはどの選手なのであろう。
優勝チームの選手たちが決して日本代表のレギュラーとはいえない。
それが選手層が厚くなったことの証でもある。

センターバック陣は特にそう言える。
しかし、中沢・闘莉王のパックアップすら満足に用意できなかった
南アフリカ大会を考えれば、
この先、2人のレギュラーが保証されたものではないと
脅かす若手が出てきた事はうれしい誤算。

アジアカップを手にした事で、今後、国際試合での
マッチメークも組みやすくなるだろうし、
コンフェデレーションカップへの出場権を得られた事は
次回ワールドカップ・ブラジル大会への
道のりが格段に明るくなった。

日本代表が常に目標を持った状態で戦えるスケジュールを手に入れた。
ただの親善試合でも価値あるものに感じられる。
そういった意味でも、今大会で勝ち得たものは、計り知れない。
次の代表戦はいつあるのだろうか、
待ち遠しく感じられるのが、とても幸せである。

日本がアジアカップ準決勝で韓国とPK戦の末、
見事に決勝進出を決めた。

試合内容は、中2日の韓国がガス欠の恐れからか、
前半は受けて立つ内容。
日本の小気味よいパス回しで、押し気味で試合に入る。

しかし、この試合は、主審の笛によって台無しにされる。

前半、不可解なPKを取られ、先制されるも、
見事なパス回しで、すぐに同点に追いつく。

後半に入り、体力勝負の肉弾戦の様相が強くなると、
徐々に押され切みの展開。
日本は綺麗にパス交換をしながら、
韓国よりも多くの決定的な場面を演出。

ロングパス頼みの韓国に対して、
GK川島の飛び出しが遅く、何回かバックスとの呼吸が合わず、
目を覆いたくなるプレー。

ここらへんは、決勝ではきちんと修正して欲しい。

後半は得点が入らず、試合は延長戦へ。

延長前半、またしても、不可解な笛が鳴る。
試合の後味を悪いものにしてしまう、最悪のレフリング。
ひとつだけ良かったのは、今度は恩恵が日本にもたらされた事。

多分、韓国の人達は収まりがつかないであろう事とは
簡単に想像される。
それは、こちらも同様の目に試合前半であっていたから。

うーむ、決勝トーナメントからは、
アジア以外のレフリーを派遣してもらっても
いいんじゃないのかなぁと、考えさせられる。
正直、これは情けない。

棚ボタでもらったPK。
しかし、本田のキックは弾かれる。
唖然呆然も、途中出場の細貝がなんとか
押しこんで、難を逃れ、この試合はじめて先行する。

あとは、なりふり構わずコーナーポスト付近での時間稼ぎ。
カテナチオで、このまま試合を終わらせてくれれば、
恰好もつくのだが、残念ながら、セットプレーからの
こぼれ球を延長後半終わり間際に押し込まれてしまう。

・・・これは、ちょっと、ばつが悪い・・・

これからの日本代表は、守りに自信を持って試合に臨む、
その土台作りが昨年のW杯南アフリカ大会からの流れ。
そう、認識してきたからこそ、面白みが欠ける試合でも
結果がすべてと言い聞かせてきたところがある。

それだけに、終了間際に同点に追いつかれるのは、
ドッと押し寄せる喪失感が半端ない。

選手には残酷すぎる展開でのPK戦突入。

この流れでPK戦となると、最悪の雰囲気。
最初のキッカー・本田がゴールを決めるまで、
まったく勝てる気がしなかった。

ここで、GK川島が敗戦濃厚なチームの舵を
勝利に向けて取り直してくれた。
なんと、(失礼ながら)思いも寄らぬ、好セーブ。
PK戦で一度もゴールを許さずに3-0の勝利!

ここ一番で試合中での不満点を一掃してくれる大活躍。
飛び出しが少ない、ゴールラインべた踏みの本領が、
PK戦での大当たりを生んだのか?

なんにしても、韓国戦での勝利は04年中国での、
あのアジアカップ以来。

まぁ、正直、
親善試合や、3位決定戦での勝ち負けなんかは、
今日のようなガチで戦う試合での勝ち星に比べたら、
まったく意味のないようなものなので、
連敗中とかいわれてもあまり関係がない。

なんだかんだで、日韓戦、
ここぞの試合ではきちんと勝ってくれている。
マスコミが言うほどに韓国に苦手意識を持たなくても
いいのでは、と感じてしまう。

神風が吹いた04年のアジアカップが彷彿とされるのは
チームにいい風が吹いてきた証拠。
週末の決勝戦が楽しみでならない。

まさか、ここまで気持ちが盛り上がってくるとは
思いもよらなかった、今回のアジアカップ。
マリノスの選手の出場がゼロとあっては
それも仕方がないのだが、
やはり、勝利の味は格別なのだろう。

あとは、守りの要のセンターバックの成長が待たれるのみ。
この戦い方で世界のトップを目指すのなら、
今大会のように簡単に
中央突破・ロングフィードからの展開などを
許してはならない。

決勝でセンターバックに誰を使ってくるのか。
吉田か、岩政か、今野のままなのか、
監督の信頼を得たのがどの選手なのか
注目したい。

アジアカップ2011・カタール大会
準々決勝
日本3-2カタール

速いパスを前線に当てて、うしろに落とす。
アメリカンフットボールのようにゲインを稼ぐ。
やがてはゴール前まで進み、チャンスを作る。

ファンタジスタが廃れていく現代サッカーを
象徴するような戦略でチャンスを作っていく
今回の日本代表。

流動的に選手がパス交換している時は、
とても小気味よくボールが回っていき
見ていて楽しいのだが、
終始走り回っている事などできる訳もなく
棒立ちに近い状態で受けに回ると
囲まれやすくキープもままならなくなる。

また、速いパスが滞った時、
気の利いたスルーパスの出し手がいないので、
前線の飛び出しの足元にピタリと合わせるシーンも
見られなくなってしまった。
すこし寂しい感じもするが、
このサッカーで本気で世界のベスト4を狙うというのならば、
今が日本サッカーの分岐点なのであろう。

今日のような、防御力・組織力の落ちる相手だと
誤魔化しも効くが、
韓国・豪州あたりにどれだけ通用するのかは
まだ、未知の状態。
そういった意味で次戦・準決勝にコマを進めたのは価値がある。

韓国vsイランの勝者との戦いとなるが、
ここは、韓国に勝ち進んで東アジアの実力を示してもらいたい。
アウェーの東アジア勢がベスト4に半分、残ることは
今後の覇権を占ううえでも重要である。

他国で韓国と戦うことはほとんどないので、
いつもの戦いとは違い、とても興味深い。

それにしても、大変な代償を払うことになってしまった、
センターバック吉田の後半15分での退場。
1点は股下をぬかれ、2失点目のフリーキックの原因を作ってしまった
よけいな報復行為。
今大会ではオウンゴールをしてみたり、ゴールを決めてみたり、
何かと目立ってしまったが、
まだ代表のレギュラーには一歩足りない感がある。
中沢・闘莉王コンビの一角を脅かすにはまだかなりの時間を費やしそう。

一番の問題は、残りの30分をイレブンが
10人で戦わなければならなかったこと。
キーパー以外はほぼ1割増しの疲労を負うことになった。

トーナメントで体力の消耗が大きいほど、
勝ち上がって行く事は困難となることは明らか。
実力通りであるならば、
残り2戦は『韓国』→『豪州』が予想される。
アジアカップを手にするために、
今日の退場が致命傷にならない事を祈るのみである。

日経新春杯(GII)は、ルーラーシップが
ヒルノダムール・ローズキングダムを2馬身置き去りにしての完勝。

ハンデ戦ゆえに、斤量がローズと1.5kgの差があったとはいえ、
斤量1kgで1馬身と換算すれば、
今日の2馬身差は文句なしの勝ち星といえる。

圧倒的な1番人気に押されたローズキングダム。
終始コースの内々を廻る経済コースを取りながらも
最後の直戦では伸び切れずに3着どまり。

GⅠでは今一歩、トライアルでは快勝というローズ一族としては、
力を出し切れなかった感もあるが、
同世代との戦いを思い返すと、それほどインパクトのある勝ち方を
してきた訳でもないので、この敗戦も想定内か。

今春、ドバイへの遠征も計画されるローズ。
しかし、今日の結果を見ていると、海外で通用するのかは
疑問符を抱かさせる内容と言わざるを得ない。

直線一気で差し切るイメージも最近の競馬では見せることがなく、
この形ならという勝ちパターンを手放してしまったようなレース。
期待感を持たせる前哨戦を経て、大一番に進むのなら、
海外遠征も賛成できるが、このままではただ体力の浪費に終わる危険も感じさせる。

京都記念あたりでもう1戦叩いてから、遠征の可否を考えてもよさそう。
おそらく、京都記念にはブエナビスタ・ヴィクトワールピサなどの
ライバル馬も出てくることだろうし、ローズの能力を再確認してからでも遅くはないだろう。

個人的には日本に残って、天皇賞・春を盛り上げて欲しい。
また、マイラーとしての潜在能力を確認するのも一つの手である。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

京成杯に出走したジャービスは14着の大惨敗。
藤沢・山本コンビの管理馬で、最近引退したタイガーマスクの志を
受け継いだジャービス。
賞金を寄付するという今話題の『伊達直人』の先をゆく活動をしてきた
本物の戦うタイガーマスク。
この覆面を継承されたジャービスもまた、獲得賞金を寄付しようという。

ジャービスとは『あしながおじさん』の本名から頂いた馬名。
これは、応援せずにはいられない。

今日はスタート良く、先頭に立ってレースを引っ張る展開。
最後の直線で急激に減速してしまい、最後はジョッキーが追うのを
あきらめてしまう若駒が時折見せる未熟なレース運び。

この先、永く活躍して欲しい馬なので、レース後に故障を発症していないことを願う。

藤沢厩舎の期待の牝馬、ダンスファンタジアが見事
中山マイルの重賞『フェアリーS』を制覇。

内枠が圧倒的有利とされる中山のマイル戦。
絶好の内枠4番を引いたところから、この日の勝利は
ほぼ、手中に入れていたと言えよう。

前半は馬群の中でじっくりと待機。
阪神FSの時の、外側を終始掛かり通しだった
悪夢のような展開にもならず、安心してレースを運んだ。

走破タイムも1分33秒7と、この時期の牝馬としては
33秒台を出すのは優秀と言えよう。

阪神FSの勝ちタイムが1分35秒7。
この時のファンタジアの走破タイムが1分36秒5。
今日のレースで、3秒近く、タイムを縮めたことからも、
この馬の潜在能力を十分に発揮できたと言える。

阪神FSまでタイムの上では大した結果を残せていなかった事が、
ひとつの不安材料であったのだが、
今回のレースで、その課題も見事にクリアした。

例年の有力馬のローテーションとは決していえない
1月の重賞なので、あまり参考にならないと思っていた。

しかし、
今日の結果は十分に桜花賞戦線にカムバックできた。
まだ、レーヴディソールとは勝負付けが終っていないぞ、
と胸を張って言える内容であった。

レーヴディソールが昨年デイリー2歳Sでたたき出した
タイムが1分33秒6。
ここ3年ずっと1分33秒台で上がっている
高速決着のレースとして認知されているデイリー2歳S。

なので、それほど気に病むこともなかったのだが、
やはり、馬の能力的に高速タイムを出せるのかどうかを
実証しておかなければ、この先の期待度が全然変わってくる。

前日のシンザン記念では、ディープ産駒期待の牝馬
ドナウブルーが5着と、結果を残せなかった。

今年の桜花賞は1強で決まりと、なり兼ねなかった牝馬戦線。
今日のファンタジアの勝利は、ファンにとっても貴重なものであった。

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唯一、残念な点は今日のレースでも勝ち馬に乗っていたのが
外国人騎手アントニオ・クラストゥスであったこと。

やはり、将来期待の若駒には日本人騎手の手によって
クラシック戦線に向かって欲しい。
のちのち、「あの馬のあのレースがターニングポイントだった。」
など、思い返す時にいっしょに騎手の雄姿も思い浮かばせたい。
その時は、鞍上が『思い入れのある騎手』であって欲しい。

・・・
なぜ、横山典騎手もしくは武豊騎手ではなかったのだ?!
典騎手はイングリッドに先約が入っていたのだろうか、
豊騎手は京都を離れられなかったのか、
うーむ、応援している馬だけにやはり、日本人騎手といっしょに
頂上を目指して欲しい。

とりあえず、無事、クラシックまで駒を進めてもらいたい。


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