2011年2月アーカイブ

共同通信杯で人気を背負ったディープ産駒。
そのうち、ディープサウンドはなんとか、3着に入ったが、
無敗馬サトノオーは6着、
1番人気と期待されたダノンバラードは9着に沈んだ。

レースは前半1分1秒台後半のスローで流れ、
直線も先行馬たちが前残りでゴールする展開。
差し馬が捕えるには厳しい上がり3ハロン34.4秒。
勝馬ナカヤマナイトは最内をつく博打的なコース取りが成功し、
ただ1頭、見事な差し脚を炸裂させた。

注目のサトノオーは、
スタートから馬群の後続から脚をためて直線勝負のレース運び。
そのため、最終コーナーを過ぎても最後方。
外目を回され、直線ではぽつんと1頭だけ大外を走り、
なんとか脚を伸ばすも、
前の馬たちの脚が止まらずに
掲示板を外してしまう。

距離に不安があったためか、積極的に先行策を取れず、
終始スタミナを温存を計っていては今日の様なスロー展開の重賞を
勝ち切ることは難しい。

この展開で差し切る姿を見せたのなら、
父ディープインパクトを彷彿させることもできただろうが、
現状ではそこまでの器ではなかった模様。

また、これ以上の脚を使ってしまうと、
この時期の若駒には負担が大きすぎて故障の恐れがでてしまうため、
今日はレース展開が向かなかったと、
割り切った方がいいのかもしれない。

サトノオーはこの先どの路線に向かうのだろうか。
なんとか、日本ダービーを目指して欲しかったが、
今日の内容では距離適性はまだはっきりと判明しなかった。

勝馬のナカヤマナイトはサトノオーと位置取りは同じ後方を進んでいた。
最終コーナーを抜けてから、最内を突き、
ラチ沿い1頭分の隙間を見事に抜け出してきた、
ジョッキーのファインプレーでの勝利。
コース取りの差がそのままゴール前での差となって、
サトノオーは勝馬から2馬身3/4(0.3秒)差。

サトノオーの上がりとナカヤマナイトの上がりは
共に33.8秒だったことを考えれば、
絶望的な差をつけられたとまでは考えられず、
レース経験の差がそのまま反映されたとも見れる。


今週の重賞では藤沢厩舎期待の3歳馬が共に掲示板を外す残念な結果。
今年の3歳馬のレベルはクラシックを獲得に至るものなのか
微妙な展開になってきた。
実力は認められるが、まだまだレースでの出来にムラがありすぎる。

つぎは3歳500万円以下を勝ち上がったばかりのルルーシュの出番か。
東京2000mを勝ち切ったゼンノロブロイ産駒。
どのレースを使ってくるかで、厩舎内の3歳馬のレベルをうかがい知ることが出来る。
登録から注目していきたい。

東の横綱格の3歳牝馬ダンスファンタジアがクイーンSに出走するも、
直線に伸び切れずの惨敗。

阪神JF2着馬のホエールキャプチャがきっちりと抜け出し重賞初勝利。
美浦の所属の大将格として、名乗りを上げた。

それにしても、ダンスファンタジアの気性の悪さは
でたとこ勝負になってしまう不安定さを露呈させてしまった。

ゲートが開いてからマイル戦といえど、
息を抜かなければならないレース中盤で、
1頭だけ、泡を吹きながら馬群を形成している姿を晒してしまった。

リラックスして追走さえできれば
最後の直線での追いこみも効くだろうが、
この状態ではすでにスタミナ切れでアップアップ。

馬群に包まれ、抜け出してくる脚はすでに残っておらず、
まさかの6着。
掲示板すら外れてしまう期待外れの結果。

高性能のエンジンを積んでいても、
終始ふかしっぱなしの状態では肝心の所でオーバーヒート。
このような幼すぎるレース運びでは
応援している方は堪らない。

2敗目を喫した今回。
負け方は阪神JF同様、持てる能力を出し切れずの、
もどかしさだけが残るなんとも後味の悪いもの。

前日からの積雪で底冷えするやや重の東京競馬場とはいえ、
走破タイムは1分35秒4と決していいタイムではなかったクイーンS。
前走フェアリーSのように杯ペースで引っ張ってくれる逃げ馬がいないと
我慢が効かず、自滅してしまうのだろうか。

こんなことでは、クラシックディスタンスで結果を残すなんて夢のまた夢。
母・ダンスインザムードも1800m以上のレースでは勝ち星を挙げられず。
まさに距離の壁。
しかし、能力の高さは誰しもが認めるファンタジア。
ファンとしては見限ることなど到底出来ず、
この気性が矯正することが出来るか、
それにより適性距離を伸ばすことが出来るか、
藤沢トレーナーの再調教に期待したい。

騎手も日本人の手綱に戻して一から鍛え直しをしてもよさそう。
幸い、重賞勝ちをしているので、賞金を加算する必要はない。

ワガママな性格では将来的に海外のビックレースを
狙えるような器にはなり得ない。

競馬は『血の物語』であるというのならば、
ファンの期待値のが高く、
血統背景があり、結果も残している超良血馬のダンスファンタジア。
気性が大人になるまで待つことなど、許されない。

クラシックでの栄冠こそが
一族のサラブレッド [ Thoroughbred ]の価値を引き上げる。
この先、ダンスの冠を戴く子孫たちへの期待度も変わってくる。

今日の敗戦は非常に痛いが、
美浦の牝系を伸ばす意味でも、なんとか立て直して
レーヴディソールへの対抗馬としてターフに君臨してもらいたい。

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