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2012年競馬の総決算、有馬記念は1・2番人気馬が出遅れる波乱のスタート。
ゴールドシップは発送後ダッシュが着かず5〜6馬身差をつけられる。
もっと深刻なのがルーラーシップ。ゲートが開いた瞬間に
鞍上を振り落とさんばかりの立ち上がり。絶望的とも言える発馬の失敗。

レースは同じ勝負服のアーネストリーとビートブラックが引っ張り、
1000mを推定1:00.5のラップで通過。
やや早めといえるペースに出遅れた2頭は救われる形となる。

向こう正面を過ぎた残り800mからゴールドシップが菊花賞で見せた大まくりを始める。
競走馬のピラミッドの頂点まで勝ち上がってきた猛者たち相手に常識破りの戦法。
この乱暴な戦い方ができるのも前走で結果を残した故。
大一番で見せたパフォーマンスは驚愕、3角から追い通し、
最後の中山急坂で更にギアチェンジをするスタミナを残している圧巻の一言。

ほぼ完璧といえる競馬を見せた先行抜け出しのエイシンフラッシュを
並ぶ間もなくかわし、後続に影も踏ませぬ圧勝劇を見せつけたゴールドシップ。
最強馬オルフェーヴル、女傑ジェンティルドンナとの覇権争いに見事割り込んで見せた。

パフォーマンスから言えば、今日の勝利は「ベストレース」と認められる衝撃的なもの。
ジャパンカップでのオルフェーヴルvsジェンティルドンナのぶつかり合いにも負けない印象を残した。
ステイゴールド×メジロマックイーンの黄金血統は存在することを高らかに証明した。
しかし、派手な勝ちっぷりとは裏はらに、今後大きなタイトルを狙うに当たり
スタートダッシュという基本的な課題を残したとも言える。

スタートダッシュが着かず、5馬身以上も出遅れていては、いつ足元を掬われても不思議ない。
ましてや、日本競馬悲願のビックタイトル凱旋門賞を狙うのなら、
はっきりとしたウィークポイントは矯正しておきたいところ。

そう言った意味で、ルーラーシップはGⅠレースに出走が許さない致命傷。
今後ゲート再検査が課されることが決定した報道も見られるが、
レースを経験するたびに出遅れグセは悪化する一方。
いつもながらの光景とはいえ、晴れの有馬記念でのスタート直後の失態。
スタンドからは悲鳴ともつかない歓声が上がるレースを繰り返すことは
ファンにとっての背信行為とも言える大罪。

数々の勲章を手にしてきた角居調教師の手腕をもってしても治すことが
叶わないのであれば、競走馬として欠陥の烙印を押されても致し方ない。
このような醜態が繰り返されると日本競馬のレベルする疑われてしまう。
お金で血統を集めるだけで調教技術は2流3流と嘲笑されかねない。

絶望的な出遅れから3着に食い込む能力は誰もが認めるところ。
血統的にも母エアグルーヴとその人気は不動のものと言える。
絶望的な出遅れグセも特徴の一つとして許容されるには勝利するほかない。

ゲートで立ち上がり、10馬身以上の出遅れで3着どまりでは、投票したファンは堪らない。
次走は進退をかけたゲートといえよう。名門厩舎の仕事に期待したい。

関東馬期待のルルーシュは8着どまり。
先行集団で3番手に付ける絶好のポジションも最後の急坂で脚が止まる。
まだまだ、一流馬相手には力を出しきれない印象。
今日の有馬記念がGⅠ初挑戦。
今後ステップレースから力を付けて大舞台で結果が残せるよう期待したい。

今後の注目はサラブレットとしては一癖も二癖もある黄金血統と
抜群の安定感を見せるディープインパクト産駒の覇権争い。
次の世代へと駒を進めることとなる。

ダービー馬を輩出し、種牡馬として揺るぎない地位を手にしたものの、
牡馬中距離線ではいまひとつ印象が薄いディープ産駒の爆発にも期待したいところ。

2歳陣では、シンボリクリスエス×シーザリオの超良血エピファネイアが
出世レースラジオNIKKEI杯2歳Sを制し、世代トップに躍り出た。
それに対し、朝日FSで、ちぐはぐさを見せたキングカメハメハ産駒コディーノの挽回できるか。
ディープ産駒の期待馬キズナはNIKKEI杯2歳S3着からの巻き返しを見せたい。

未勝利戦を脱出してばかりの黄金血統オルフェの全弟リヤンドファミユの今後の成長にも期待。
東京スポーツ杯2歳Sで鬼脚2着に食い込んだ外国産馬レッドレイヴンも新風を巻き起こせるか。
来年もクラシック戦線を賑わせる有力馬たちの動向に注目していきたい。
7番人気の伏兵ロゴタイプが見事、朝日杯フューチュリティステークスを制する。
去年のアルフレードに続き、関東馬の勝利。
そのアルフレードが記録したレースレコードと並ぶ1:33.4でのゴール。
マイル戦線の主役候補に名乗りを上げるには十分な走破タイムを記録。
父ローエングリンとマイル適性が見込まれ、来春のクラシック戦線を進むのか、注目したい。

一方、圧倒的一番人気に押されたコディーノは、タイム差なしクビ差負けで2着に沈む。
道中での折り合いを欠いたことが、最後の中山急坂で脚が止まる原因となってしまった。

単勝1.3倍とファンの支持を集めたことが、鞍上横山典弘騎手のペース判断に誤差を与えたか。
ラップタイムはスタートから3Fを33.9秒とハイペース。
4〜5番手と絶好のポジションをキープするも、閉じ込まれるのを嫌ったのか、
馬込みから外側に位置取りを変える。

しかし、この判断が完全に裏目に出た形。
抜群の操作性を武器とするコディーノが騎手の指示に過剰反応を示す。
スピードが落ち着いたマイル戦の中盤で先頭に並びかける。

慌てた鞍上がブレーキを掛けると再び4〜5番手に位置取りを戻す。
しかし、一瞬しか息を入れるタイミングのないマイル戦では致命的。

直線に入り、外から先行するロゴタイムを捕らえに行くも、
坂を登りきったところで脚色が揃ってしまい、最後のクビ差を縮めることが出来ず。
痛恨の配線となってしまった。

東の横綱候補として、このレースはなんとしても制しておきたいレースであった。
7番人気馬を抜き去ることができなかったことは印象的にも決め手にかける印象。
群雄割拠と謳われる2歳牡馬陣で頭ひとつ抜け出すチャンスを逃してしまった。

どっしりと構えて直線で勝負すれば、あっさり抜け出すことも有り得たようなレース展開。
陣営は折り合いを欠いた事を敗因に上げていたが、これは疑問符。
ドタバタした道中は騎手の操縦ミスのように感じられた。

圧倒的一番人気に騎手に与えた精神的プレッシャーは相当なものであったのであろう。
抜群のペース判断を誇る横山典騎手がまさかのミスジャッジ。
藤沢厩舎と蜜月を築いた関係は簡単には崩れないであろうが、
コディーノは競馬サークルで圧倒的な存在感を示すサンデーレーシング。
今後の鞍上が変更される可能性すら考えられる。

鞍上が外国人・地方出身騎手に乗り替わることがないことを祈りたい。

5番人気のローブティサージュが今年の阪神ジュブナイルフィリーズを制覇。
ゴールドシップを擁する今年絶好調の須貝厩舎にまた一頭、期待馬が誕生した。
ウォッカ、ブエナビスタと歴史に残る女傑が名乗りを上げた同レース。
ローブティサージュも名牝としての第一歩を踏み出した。

勝ち馬の鞍上秋山騎手はカレンブラックヒルのNHKマイルカップに続き、
今年に入り2つ目のGⅠタイトルを獲得。
騎手・厩舎ともども飛躍の一年となった。

父ウォーエンブレムは一度は種牡馬としては失格の烙印を押された馬。
今年誕生した産駒も19頭と軌道に乗ることはできていないが、
GⅠ馬は秋華賞馬ブラックエンブレムに続き2頭目。
来春以降のクラシック戦線に向け、ローブティサージュの活躍を期待したい。

今年のジャパンカップダートはニホンピロアワーズが制した。
6番人気とマークされることなく、逃げる武豊のエスポワールシチーを追走。
最後の直線では、持ったままで急坂を駆け上がり、
勝負どころで気合を入れると他馬を3馬身ちぎる圧勝劇。

前走みやこSは1番人気に押されたローマンレジェンドとクビ差の接戦。
2着に惜敗しながらも、実力の一端を見せていた。
勝った酒井学騎手は15年目にして始めてのGⅠタイトルを手にする。
ニホンピロアワーズは5歳馬ながらも、今年に入り急成長。
中央の重賞未勝利ながらもビックタイトルをかっさらった。

距離適性は中距離向きに見えるが、来春のフェブラリーSは東京コース。
ここでの勝利で、ダート界のチャンピオンホースとしての地位を確立できるか、
注目したい。
今年のジャパンカップは三冠馬対決と銘打たれたレース。
そんな中、現役最強のオルフェーヴルが1番人気、
前日まで2番人気だった三冠牝馬のジェンティルドンナは
-14kgの馬体減を嫌われ、直前で3番人気に落ちる。

大外枠に入り、スタートを不安視されたオルフェーヴルは、無事ゲートから出馬。
歓声の上がる観客席前を掛かることなく追加。
中段後方に位置取り万全のレース運びを見せる。

一方のジェンティルドンナは抜群のスタート反応でゲートを飛び出し、
逃げ馬ビートブラッグに並びかける勢い。
外枠発走ながら、3番手でインコースを確保する。

経済コースを取りスタミナを温存、レースも1000mを60秒台と平均ペースと理想的な流れ。
最終コーナーを回ったところでも手応え十分の中、
外から襲いかかるオルフェーヴルの仕掛けを待つ。

先に仕掛けたオルフェーヴルが大逃げを打つビートブラッグを
早めに捕らえに行き先頭に立つ。
その直後インコースで脚を貯めていたジェンティルドンナが一気に加速。

他馬を置き去りにしようとするオルフェーヴルにただ一頭すがりつく。
逃げたビートブラックをかわす瞬間、外からオルフェーヴルがコースを塞ぎにかかる。
ここでジェンティルとオルフェが馬体をぶつけ合う。

ひるまずコースをこじ開けるジェンティルと一瞬バランスを崩したオルフェが
最後の200mを壮絶な叩き合いを演じる。

57kgを背負った4歳牡馬に対し、
53kgと4kgのアドバンテージを貰った3歳牝馬が
わずかハナ差、前に立ちゴール板を突き抜ける。

レース後、長い審議対象となったが、着順は変わらず。
歴史に残るマッチレースは三冠牝馬に軍配が上がった。
最後の直線で自らの進路を奪い合うのは競馬の醍醐味とも言える。
また、外からかぶせてきたオルフェにも非はあったようにも伺え、
これほど長い審議対象となったことが驚きでもあった。

結局、内から外を走る馬の進路を妨害したとして、
ジェンティルを操る岩田騎手に対して2日間の騎乗停止処分が下される。
どちらかといえば、オルフェが外から内に大きく進路を変えた印象であったが、
審議の対象とはならなかった。

ファンとしては、審議にあたるルールがイマイチわかりにくい。
ブエナビスタが降着となった2010年のジャパンカップとまではいかないまでも
オルフェの騎乗も結構荒っぽく見えた。

一度はジェンティルにはじかれるも、
そのあとオルフェも負けじと馬体をぶつけに行っている。
内ラチにジェンティルを押しやろうかという勢い。
見た目からは、どっちもどっちといった印象。

これくらいのラフファイトは許容してもいいのではないかと思われた。

今日の勝利により、ジェンティルドンナの年度代表馬の芽が俄然大きくなった。
3歳牝馬の年度代表馬となれば、過去に例のない大偉業。
有馬記念でのゴールドシップ次第だが、
最強馬オルフェを下した今日のレースの印象は強烈。
史上最強牝馬の称号を確固たるものとした。

怪我に見舞われるディープ産駒。
今日のレースも上がり3F32.8秒と究極ともいえる末脚を見せたジェンティル。
馬体に掛かるダメージは計り知れないもの。
おそらく、年内は休養となりそう。
怪我など発症しないことを切に願う。

一方で凱旋門賞に続き、2着惜敗となったオルフェ。
今年はまさかのGⅠタイトルは宝塚記念一つのみ。
いくら丈夫な馬とは言え、海外遠征帰りで消耗した状態から
有馬記念に参戦することは厳しそう。

ディープインパクトのように、年内引退が決まっているのなら話は違うが、
来年の凱旋門賞に再挑戦する雰囲気が漂う。
今年はもう無理する必要はないかもしれない。
年末に向けてこの2頭の動向に注目したい。

中央競馬の顔、武豊が2010年ジャパンカップ以来のGⅠ制覇。
4番人気のサダムパテックでマイルチャンピオンシップを勝利。
未だ未勝利GⅠだったレースを制し、中央GⅠ完全制覇に王手。
残すは朝日杯フューチュリティステークスひとつとなった。

レースでは、最後の直線では、馬群を割る強気の競馬、執念の騎乗を見せる。
進路を塞がれそうになり、横を走るリアルインパクトにゴッツンコ。
その影響で外の4頭が外側に飛ばされる不利を受ける。
審議に取られはしたが、大きな影響はないと判断が下される。

馬体を合わせてコースを奪い合うことは
許容範囲と思われたので、ホッと一安心。

最内枠を引き、経済コースを通り最後の直線で自ら進路を開けるレース。
クビ差2着のグランプリボスは、審議対象の玉突き事故によりスパートが遅れる。
不運ではあるが、これは位置取りの差ともいえる。

先行している馬に進路を選ぶ権利があるのだから、
ここぞの場面で前を塞がれるのは仕方のない事。

武豊の復活劇で、俄然盛り上がってきた秋競馬。

そして、古豪の藤沢厩舎もこの秋シーズンに入り復活の狼煙をあげる。
アルゼンチン共和国杯を制覇したルルーシュはジャパンカップをスキップし、
暮れの有馬記念を目指すことを表明。
先行策の取れるルルーシュにとっては、東京コースよりも中山の方が
勝利する可能性は高いと踏んだのだろう。

4歳秋にして、まだ成長過程にあるルルーシュにとって、
中2週でのジャパンカップ参戦よりも、
じっくり乗り込んで更なるパワーアップを図る算段。

ジャパンカップは最強オルフェーヴルと三冠牝馬ジェンティルドンナ、
今年の凱旋門賞馬ソレミアが参戦。
関東馬からは天皇賞・秋2着のフェノーメン。
ハイレベルな戦いが予想され、このレースでエネルギーを消耗する可能性は高い。
オルフェとジェンティル、フェノーメンは有馬記念を回避する可能性も十分考えられる。

ルルーシュにとって最大の敵となりそうなのが、三歳王者のゴールドシップ。
藤沢厩舎の完全復活は関東競馬界にとっても一大事。
チャンピオンディスタンスでは、関西馬の牙城を崩せずにいる。
この流れを断ち切るためにも、関東の総大将となる馬の誕生が待たれる。

ジャパンカップのフェノーメンの結果次第ではあるが、
その期待をルルーシュにもかけたい。
ルルーシュはゼンノロブロイ産駒。
関東のエース候補であった同厩舎のペルーサと同じ父親。
復活の狼煙にはピッタリの関東馬血統。期待感は膨らむ。

フェノーメンには蛯名、ルルーシュには横山典騎手と
関東ジョッキーを鞍上に配する。
この2頭いずれかが、GⅠ制覇を達成することで、
関東競馬界の復活の足掛かりとしてもらいたい。

藤沢厩舎の快進撃は土曜日の東京スポーツ杯2歳Sにも繋がる。
良馬場発表ながら、直前の大雨で馬場は緩んだ状態。
脚元が頼りないコンディションで強烈なパフォーマンスを見せたのが、
横山典騎手騎乗のコディーノと内田騎手騎乗のレッドレイヴン。

ともに藤沢厩舎の管理馬で、1番・2番人気を分け合う。
最内枠から先行し、最後の直線で進路を塞がれるピンチも
馬群を割る根性を見せたコディーノ。
大外枠から不利な外側を回される不利を受けながらも、
残り3F33.6秒と最速の上がりを見せたレッドレイブン。

見事ワンツーフィニッシュを果たす。
走破タイムは1:46.0とレースレコードのおまけ付きと申し分のない内容。
有力なダービー馬候補として名乗りを上げた。

未だ、クラシック未勝利の藤沢厩舎にとって待望の有力馬。
ルルーシュとともに、関東の競馬ファンに大きな夢を与える。
ロベルト・バッジョの相性の「弁髪」を意味するコディーノ。
同じサッカー選手の相性を馬名に持つペルーサを超えてもらいたい。
また、レッドレイブンは「
光沢ある黒い髪の色」が馬名の意味。
コディーノ共々、髪の毛が相性の由来は何かの縁。
2頭とも、無事来春のクラシック戦線に駒を進めてもらいたい。
雨で重馬場にまで悪化した馬場状態を味方にしたのが
ブライアンズタイム産駒のレインボーダリア。
美浦二ノ宮厩舎所属で柴田善臣騎手と、関東コンビでの勝利。

関東馬のGⅠ制覇は安田記念のストリングダーリン以来。
先週のアルゼンチン共和国杯では、藤沢厩舎期待の星ルルーシュが勝ち上がり、
年内は有馬記念に標準を合わせたとの報道。
関東馬の反撃の狼煙となった今日の勝利で勢いをつけてもらいたい。

圧倒的一番人気に押されたヴィルシーナは、
追い出しでのズブさも見せ、4コーナーから内田騎手が追い通し。
先頭に立ち、ゴールに流れ込みを狙うも、馬場状態の影響もあり伸び切れず。

またしても、2着に甘んじしまう。
ディープ産駒の成長力はまだ未知数。
今日のレースを勝ちきることができなかったことが
後々痛恨とならないことを祈りたい。

ヴィルシーナのオーナーは横浜ベイスターズで活躍した大魔神・佐々木。
背番号22でキャンプでの投げ込み開始も2月22日にするなど、
2にこだわりを見せていた。
まさか、引退後も2の因縁が続くとは夢にも思わなかったであろう。

ジャパンカップに出走するジェンティルドンナが古馬相手にどこまで通用するのか。
それにより、今後のローテーションも変わってくる。
年内は休養に当て、来春にGⅠ初制覇を狙うことになりそう。

ジェンティルドンナが古馬の壁を打ち破れず、
来春ビクトリアマイルにローテーションを合わせるようでは、
万年2着から抜け出すことができなくなる可能性も考えられる。

ディープ産駒では、故障が目立ち始めている。
無事に次戦へ駒を進めるようであればチャンスは訪れる。
社台系のサラブレットが放牧先でのトレーニングで屈腱炎を発症させる事例も増えている。
休む時はしっかりとリフレッシュして馬体の成長を促して欲しい。
絵になる勝利となった今年の天皇賞・秋。

7年ぶりの天覧競馬で、イタリア人騎手ミルコ・デムーロ操る
エイシンフラッシュが内ラチ沿いインコースから抜け出し
一昨年の日本ダービー以来となる勝ち星を上げた。

勝利後のゴール前で馬上から降りて、
貴賓席の天皇、皇后両陛下に片膝を折って最敬礼。

外国人騎手だからこそ、絵になるシーンを演出して見せる。

最強世代と謳われた現五歳の牡馬も、
秋シーズンに入り現三歳世代に押され気味。
一番人気もGⅠ未勝利の三歳馬フェノーメノに奪われる屈辱を味わう。

今日のレースの結果次第では世代交代となる大一番。

レースは小牧騎手のシルポートが1000mを57.3秒で追加する超ハイペース。
離された2番手には無敗の三歳馬カレンブラックヒルが続く。
一番人気に押されたフェノーメノは4番手を追走。

直線に入り大逃げを打ったシルポートの脚が止まり、
後続が一気に襲いかかる。
カレンブラックヒルが先頭に立つと、
それをマークしていたフェノーメンが差しを決め勝利するかと思われたが、
最内からエイシンフラッシュがレース最速の上がり33.1を駆使。

ゴール直前で先頭に立つと、半馬身差を着けたところでゴール。
通ったコースの差がそのまま結果に結ぶつく。

フェノーメンとしては日本ダービーに続く、惜敗。
カレンブラックヒルは距離の壁があったのか、
ゴール前に失速し5着と初黒星。

最強世代の覇権争いは5歳馬に軍配が上がった。

現役最強オルフェーヴル不在のGⅠで、2010年の先輩ダービー馬が意地を見せる。
今年に入って5歳馬の国内GⅠの芝中長距離戦線では
天皇賞・春のビートブラックに続き2勝目。
秋の古馬三冠レースで結果を残したことで、5歳馬の存在感を知らしめた貴重な勝利。
これにより、ジャパンカップでのジェンティルドンナ、
有馬記念でのゴールドシップとの世代間直接対決にも箔がついた。

また、圧倒的に幅を利かすサンデーレーシング所属馬以外の
ゴールドシップ・エイシンフラッシュの活躍は競馬サークルにとっても大きい。

関東馬の復権を担う3歳牡馬のフェノーメンは実力の一端を十分に見せつける秋天2着。
この先、ゴールドシップとの再戦では、
世代最強の覇権争いと同じ父を持つステイゴールド産駒の成長力の証明が付加される。

今年のダービー馬ディープブリランテが屈腱炎発症で引退。
代表産駒ではステイゴールドに水を空けられる形となったディープインパクト。
産駒の成長力を見極めるためにも、残るディープ産駒ジェンティルドンナの走りにも注目したい。
圧倒的人気を背負った皐月賞馬のゴールドシップが
二冠馬の誕生となるか、注目が集まった今年の菊花賞。

ダービー馬のディープブリランテが屈腱炎発症により出走回避。
ダービー2着・セントライト記念1着のフェノーメノは天皇賞・秋に路線変更。
池江厩舎のディープ産駒ワールドエース・トーセンホマレボシの戦線離脱。
ライバル不在とも言えるレースに、単勝は1.4倍と一本被り。

1枠1番に入ったゴールドシップはゲートの出は互角も、
行き脚がつかず最後方にポジションを取る。

レースはビービージャパンが引っ張り、1000mを60.9秒で追加する平均ペース。
向こう正面に入り2000mを2分2.1秒と、淡々としてペースで流れる。

ここから、最後方に陣取っていたゴールドシップはジリジリとポジションを上げていく。

京都競馬場最大の難関は、3コーナーの坂。
残り1000m過ぎから登り、3コーナーから下りに入る特徴的なコース。
この下り坂で勢いを付けすぎると、最後の直線で脚が止まってしまう。

しかし、鞍上の内田騎手はお構いなしのロングスパートをかける。
3コーナーの下り坂で常識破りともいえる加速。
最後方から一気に先行集団に取り付くと、
4コーナーでは逃げ馬を射程圏に入れ3番手まで進出。

直線でも脚は止まらず、先頭に立つ。
中段で脚を貯めていたスカイディグニティが渾身の差し脚で
襲いかかろうとするも、ゴールドシップは馬体を合わせにいき、
驚異の勝負根性で再加速。

さらに差を広げ、ゴール板を駆け抜ける。
真っ先にスパートを掛けたにも関わらず、
出走メンバー中最速の上がりを駆使。

長距離適性を見せつける最高のパフォーマンス。
1000m過ぎからの常識破りのロングスパートで
上がり勝負にしか勝機を見出すことのできない中距離馬を完封。

母父のメジロマックイーンから受け継ぐステイヤーの血を活かしきる内田騎手の好騎乗。
タイムも3:02.9と昨年のオルフェと0秒1差と立派なもの。
オルフェの上がり3Fが34.6秒に対して、今日のゴールドは35.9秒と1秒以上も遅い。
これはゴールド自身がレースを動かしロングスパートを掛けた証拠。

荒れ馬場皐月賞のイン強襲に次ぎ、
スタミナ勝負に打って出た菊花賞での超ロングスパート。
ゴールドシップの能力を理解し、信頼関係を築いているからこそ出来るパフォーマンス。

圧倒的一番人気で未知の距離の3000m戦。
安全策を取りたくなる状況にも関わらず、
自ら仕掛け堂々の二冠達成で世代最強の座を手にする。

例年のスケジュールでは菊花賞馬がジャパンカップに出走することは考え難いが、
ゴールドシップのローテーションに注目したい。

黄金血統と言われるステイゴールド×メジロマックイーン。
現役最強オルフェーヴルとの黄金血統対決に向け最高の勝利。
次走は未定だが、仮にジャパンカップに駒を進めるようであれば、
三冠牝馬ジェンティルドンナとの三歳最強を賭けた直接対決も見られる。

今日の勝利はディープインパクト産駒独断場の競馬界に
待ったを掛ける価値あるもの。
黄金血統ステイゴールド産駒対ディープ産駒の図式が生まれつつある。

産駒の安定性では圧倒的にディープ産駒に軍配が上がるが
馬の成長力・爆発力では黄金血統が上を行く。
また、有力馬の故障離脱が見られ始めたディープ産駒。
この秋の結果次第ではディープ産駒は早熟の印象がつく。

最強を争っていた
ディープブリランテ
ワールドエース
ジョワドヴィーヴル
マチカネホマレボシ
いずれも足元の不安を発症しての離脱。

現時点では、牝馬のジェンティルドンナしか残っていないのが苦しい。
ブエナビスタ級と評されるジェンティルの実力次第でディープ産駒の評価も左右される。

ダービーとオークスを制してチャンピオンディスタンスでの適応も証明したディープインパクト。
あとは三歳秋以降の成長力を示すこと。
そう言った意味でも抜群の成長力を見せるゴールドシップとの直接対決を見たいところ。

今年の三歳世代は実力馬揃いと評価される。
来週の天皇賞・秋では、
無敗のNHKマイル馬のカレンブラックヒル(父ダイワメジャー)。
ダービー2着のステイゴールド産駒フェノーメノ(父ステイゴールド)。
この2頭が出走する。

3歳にして天皇賞・秋を制すれば、シンボリクリスエス以来の快挙。
二冠馬ゴールドシップとの世代最強の座を争う資格を得る。

また、ディープ産駒に対抗する勢力図に名を連ねることにもなる。
最強と評された現5歳馬は秋の古馬三冠レースでなんとか結果を残さないと、
一気に3歳世代に覇権を奪われてしまう。

いろいろな面から来週の天皇賞・秋に注目したい。
返し馬で鞍上の岩田騎手を振り落とし、
イレ込みの気配の今日のジェンティルドンナ。
レースは1番枠を引いた2番人気のヴィルシーナがスタート直後に
出ムチから先頭に立つ積極策。自分からレースペースを作る。
1000m追加が1分2秒2と、超スローペースで推移させる内田騎手の抜群のコントロール。

ここで、小牧騎手が奇策に出る。
15番人気のチェリーメドゥーサが残り1000m手前から大まくり。
一気に先頭に立つと逃げ切りを狙って後続をちぎる。

レースが一気に荒れ模様を呈してくるかと思われたが、
ヴィルシーナは慌てて逃げ馬を捕まえにはいかない。
相手はあくまでジェンティルドンナに絞った手綱さばき。

京都小回りコースで行われる秋華賞。
仕掛けどころを間違うと脚を余す可能性の高いコース体系。
あわや、小牧の大逃げが決まったかに見られたのこり直線1F(200m)。

道中は2番手集団でじくっり脚を貯めていたジェンティルドンナが鬼脚を使う。
大外から一気にまくり、残り100mで逃げるチェリーメドゥーサを射程圏に捉える。

この瞬間を虎視眈々と待っていたのが、ウチパクのヴィルシーナ。
一気に先頭に踊り立つ勢いのジェンティルに馬体を合わせに行く。
一度はかわしたかに見えたジェンティルに食らいつき首の上げ下げの展開に持っていく。

ゴールは写真判定のハナ差となる。
オークス・ローズステークスでは挽回不可能と思われた着差を
内田騎手懇親の騎乗で五分の結果にまで縮める。

しかし、勝ったのは岩田騎手操る絶対女王。
ヴィルシーナの上がり33.9に対し、ジェンティルドンナは33.1。
持てる能力でギリギリともいえる上がりを繰り出した。

見事三冠牝馬の称号を手に入れたジェンティルドンナ。
見据える先はブエナビスタ・ウォッカ級の最強牝馬の座。

今後のローテーションは未定だが、エリザベス女王杯のこだわる必要はない。
将来的に海外のレースを狙うのであれば、
三歳の時点で牡馬との混合戦を経験しておきたい。

チャンピオンディスタンスといえるジャパンカップで
最強オルフェーヴルとの力量差を確認しておくことは大きな財産となる。

最後の直線が平坦な京都コースとはいえ、2000m戦で
上がり33.1秒は脚に掛かるダメージは決して小さいものではない。
ましてや、三歳牡馬では故障が目立つディープ産駒。
なんとか、無事に次の駒の進んでもらいたい。

今日のレースを動かしたのは、
小牧・内田・岩田の地方出身の騎手。
特に奇襲を仕掛け、15番人気の馬を5着掲示板にまで持ってきた
小牧騎手の手腕は見事。

GⅠでこのような乱暴な騎乗をすることは、
中央の騎手ではあまり見られないこと。
勝負に対する執念の差がはっきりと伺える今日のレース。

地方競馬でトップジョッキーまで上り詰め、
その実績を捨ててまで、中央競馬に殴り込みをかけてきた。
挑戦者というよりは、まさに道場破り。

馬主にアピールできる重賞級のレースでは、
背水の陣で挑んでいるかのように勝利への執着心を見せる。
ラフプレーぎりぎりの騎乗は決して褒められたものではないが、
プロ騎手としての心構えは見習うべき点は大きい。

中央のトップジョッキーにとっても
重賞級の馬を独占されることは死活問題。
また、中央騎手の活躍なくしては若手騎手を育てる環境も整わない。

武豊以降、新たなスーパースターが現れないのも、
海外・地方のトップジョッキーが実力の差を見せつけるため。
若手にとって大舞台での挑戦機会は減少するばかり。

日本競馬を盛り上げるためにも、若手騎手の台頭を願いたいところ。
海外などで、武者修行する若手もチラリホラリ。
トップジョッキーにまで上り詰めた福永騎手もそのひとり。
絶対に勝つという、執念を見せる騎乗を期待したい。 
日本最強馬のオルフェーヴルが挑戦した今年の凱旋門賞。

欧州の最強馬フランケルの出馬見送り、
前年優勝馬のドイツ牝馬デインドリームが厩舎内の伝染病のため出国規制、
欧州二冠馬キャメロットの強行日程。

出走馬のレベルは日本馬が参戦した凱旋門賞と比較しても低く、
勝算が高いと報道されていた。
実際、地元フランスでもオルフェーヴルが一番人気に押される。

大外に入ったオルフェーヴルはスタート直後に
掛かりグセを心配されたが今日のレースではその悪癖を封印。
後ろから2・3頭目の位置取りにも折り合いを欠かず
道中はスタミナ温存で体力温存。

最後の直線に入り、一気にスパート。
コース外側からスピードの違いを見せつける差し脚。
インコースを先行する馬を並ぶ間のなく交わし先頭に立つ。

このまま後続をちぎるかと思われたが、
ロングスパートに脚が上がり、オルフェーヴルはまっすぐ走ることができない。
ゴール板に馬体をこする位のよれ方でまさかの失速。

一度は置き去りにした先行馬に再度差し替えされる。
オリビエ・ペリエ騎乗のソレミアに半馬身交わされたところでゴール。
12番人気の地元フランス4歳牝馬に抜き返される屈辱的な負け方。

騎手の騎乗ミスと言われても仕方のない無様な敗戦劇。
一番人気に押されていたとは言え、あまりにも無謀な早仕掛け。
超スローペースだったとはいえ、
残り距離を計算を間違えたのかと思わせるロングスパート。

日本の競馬でいえば、中山3コーナーでスパート。
4コーナー過ぎに先頭集団に並び、
最終コーナーではインを走る馬をちぎり捨てる展開。

ディープインパクトやシンボリクリスエスがラストレースとなる
有馬記念で見せたパフォーマンス。
勝てば後世に名を残すような好騎乗と語られるレベル。

しかし、結果はゴール直前に一度抜き去った先行馬に差し替えされる失態。

イメージ的には500万下・1000万下のような条件戦で
単勝1倍台と圧倒的な人気を背負った馬が時折見せるようなレース。
実力差を背景にロングスパートし
勝ちを確信した騎手がたずなを緩めたところに、
最後方で脚を貯めていた馬にまさかの追い込み強襲で差される展開。

実際は先行馬に再び差し替えされているのだから始末に負えない。

レースを覚えさせる若駒時代での敗戦ならば、まだ納得もいく。
しかし、今日のレースはオルフェーヴルにとって、一生に一度の大舞台。
池添厩舎にしてみても、究極の仕上げで挑んだ一戦。

地元フランスのスミヨン騎手の無謀ともいえるレース運び。
レース・コースを知り尽くしているゆえに、
万全を期したいオルフェーヴル陣営が下した騎手交代という苦渋の選択。
それを、経験の浅い見習騎手のようなパニック騎乗をされたのでは、堪らない。

大舞台での鞍上を譲った池添騎手もやるせない思いであろう。

普通に騎乗していれば負ける要素などなかったレース内容。
先行馬を並ぶなもなく抜き去ったにも関わらず、
抜いた馬に差し替えされるなど、愚の骨頂。

馬が騎手の指示を無視して逸走した結果ならば、差し替えされるのも仕方のない事。
今日の凱旋門賞でのオルフェーヴルはTV画面では分からなかったが、
騎手との折り合いを終始欠いていたのであろうか。

騎手のコントロールも最後の直線までが限界で、
あのロングスパートは騎手にとっても唯一の手段であったならば、
関係者にも納得がいく。

今日の結果は、歴史的勝利をほぼ手中に収めていながらも、
騎手の判断ミスで逃した印象はぬぐいきれない。
言い訳の上手な開国人騎手のコメントしだいだが、
再びスミヨンがオルフェーヴルに騎乗する姿は想像できない。

それほど、後味の悪い敗戦となってしまった。

帰国後、ジャパンカップから有馬記念を目指すのか、
ローテーションはまだ未定。
おそらくは池添騎手が鞍上に復活するであろう。
来年の再挑戦は考え難いが、その時陣営が取る選択は難しいものになりそう。

ステイゴールド産駒は燃え尽き症候群に入りやすいと言われる。
今日の敗戦でオルフェーヴルの闘争心に影響が出ないことを願いたい。
まさかの大失速で天皇賞・春を11着と惨敗を喫したオルフェーヴル。
精神的スランプも取り出され、宝塚記念の出走すら危ぶまれた。
立て直す期間もままならぬスケジュールで、
出走に漕ぎ着けたこと自体が驚き。
ここで再び惨敗を喫するようなら、進退問題にまで発展する恐れをはらんだレース。

厩舎・鞍上にかかるプレッシャーは相当なもの。

レースは大方の予想通り、ネコパンチが大逃げを打つ。
前半1,000mを58.4秒とハイペースで流れる。
折り合いに問題を持つオルフェーヴルにとっては絶好の展開。

今日は鞍上の池添騎手と喧嘩することなく、道中中段から追走。
しかし、いつ暴走するか分からない、緊張感漂うレース模様。
向こう正面を越えて先頭集団を追う集団のペースが速くなる。

この場面、オルフェーヴルのやる気がどこまで回復しているかの試金石。
馬にエンジンが掛かるのかに注目されたが、追走に苦労することなく、
馬群のペースに上手に乗り、コーナーを逸走もせず、
なによりも、競走馬として走ることに嫌気を刺してない姿を見せてくれる。

今日のオルフェーヴルの走りの最大のポイントはここから。

4コーナーから進出を開始するところで、いつもとは違う展開になる。
大外から一気に他馬を抜き去る鬼脚を見せるのがオルフェーヴル。
今日は鞍上の池添騎手が馬群をぬって、驚きのインコースからの大まくり。

阪神コースはすでに内側が荒れ、有力馬は馬場の良い外側を選択するのが常套手段。
オルフェーヴルの走るラインは、今年の皐月賞を思い起こさせる意表策。

しかも、前走大敗後で、どこまで建て直しているのか模索しながらのレース。
精神的に追い込まれている馬と騎手とは思えない判断。
荒れた馬場を通り、脚を取られまたしても馬のやる気を失いかねないと、
ファンとしては危惧ばかりが先立つ。

しかし、三冠馬の持つポテンシャルは、やはり別格。
前方に遮るものがいなくなった途端に爆発させた伸び脚。
出走馬中ただ1頭、上がり3Fを34秒台。加速した王者に並び立つものはいなかった。

2着に入ったルーラーシップに2馬身の差をつける圧勝劇。
まさかの春シーズンとなったが、5冠目を苦労の末に獲得。
絶望視された凱旋門賞出走の可能性も復活。
日本の大エースとして改めて存在感を示した。

大外まくりではない、正攻法といえる馬群からの抜け出し。
いつものスタイルではない勝ち方は今後予想される欧州遠征に向けて
大きな収穫となった。

徹底マークで馬群に閉じこまれる可能性もある海外でのレース。
今日見せた新たな一面は、ウィークポイントを解消させたことで、
陣営にも大きな勇気を与えた。

英雄ディープインパクトですら、戴冠が叶わなかった大きな壁。
暴君オルフェーヴルが日本競馬の新たの1ページを綴る事が出来るのか。

一度はしぼみ掛けた野望を再燃させ、
ファンに大きな夢を与える絶対王者として大復活を遂げた。
今秋の大一番に向け、無事に夏を越えてもらいたい。
2番人気のストロングリターンが安田記念を制覇。
コースレコードとなる1分31秒3での完勝劇。
大混戦のGⅠでマイル王として名乗りを上げた。

美浦・堀調教師とリーディングトップを走る福永騎手との相性抜群のコンビ。
2着に入ったグランプリボスをクビ差制しての戴冠。

今年の春シーズンは東京・京都ともにタイムの出やすい高速馬場での施行となったGⅠレース。
東京コース最後の安田記念でもコースレコードがたたき出された。

今日のレースも高速馬場を意識した展開となる。
前残りの可能性が高くなるコース状態のため、東京マイル戦を始めの3Fを33.8秒で通過。
ハイペースの流れとなり、逃げ馬シルポート始め、先行集団には厳しい展開。

勝ち馬は3コーナーでは後方待機。最後の直線を3F33.8秒と、
レース序盤のタイムをひっくり返した上がりで先頭ゴール。
騎乗した福永騎手の見事なレース展開判断。
2着に入ったグランプリボスと馬体を合わせるようにゴール板を駆け抜ける。

2歳限定戦・牝馬限定戦・ダート戦・海外戦以外のGⅠは、高松宮記念以来という福永騎手。
今日の勝利でひとつの壁を越えることが出来たのか今後の騎乗に期待。

美浦の所属馬はビクトリアマイルに続くGⅠ勝ち。

その美浦所属馬で未完の大器と謳われる「ペルーサ」。
苦手とされたスタートを決めると
そのままハイペースの先頭集団に取り付き、
いつもよりも前目の位置取り。

しかし、得意のパターンではないため、前半に脚を使ってしまう。
爆発的な末脚を見せることなく、屈辱的なしんがり負け。
マイル適正うんぬんよりも、
馬にとっては自分の走り方をゼロから作り直すやり方についていけなかった感じ。

終始追われ通しで、行き着く暇も無く、頭の整理も出来ずパニック状態のままレースが終了。
全く見所なし、未完のまま現役を終えてしまうのではないかという心配すら頭に浮かぶ。
GⅠ勝ちどころか、重賞すら勝ちきれない大スランプの藤沢厩舎。
この先のローテーションがどのような選択になるのか注目したい。

3番人気のディープブリランテが日本ダービーを制覇。
岩田騎手は念願のダービージョッキーの仲間入りを果たす。

積極的に先行し、経済コースを通り最後の直線で逃げるトーセンホマレボシを
ゴール前にきっちり差し切る見事な騎乗。

地方騎手独特の鞍上で飛び跳ねるアクション。
騎手自身の体重を馬の推進力に変えるうさぎ跳びフォーム。
外国人騎手も見せる、この騎乗スタイルは騎乗馬にゴール前のもうヒト伸びを与える。

当然、馬に与えるダメージも大きくなるため、中央騎手はあまり取り入れていない。
ここ一番の大舞台、このスタイルでGⅠを奪取する姿を多く目にする。
豪腕爆発といわれるゴール前の追い出しが今日のハナ差勝利につながった。

ゴール後、しばらくは勝利馬が確認とれす、ウイニングランとはいかなかったが、
勝利が確定すると鞍上で歓喜の男泣きを見せた岩田騎手。
騎乗停止で関係者に迷惑をかけていたことからも、
今日のダービーにかける思い入れも強かったのであろう、渾身の騎乗で結果を出す。

荒々しい騎乗スタイルから、馬がまっすぐ走り切るパワーを残していないと、
左右によれて、他馬に迷惑をかけることもしばしば。
その影響で、ヴィクトリアMで後藤騎手の落馬の原因を作ってしまった。

豪腕と強引は紙一重。
スタンドから確定後、岩田コールが起こった様に、注目される人気騎手。
馬の資質を理解して、ラフプレーとならないように心掛けてもらいたい。

2着の入ったのは蛯名騎手騎乗の関東馬フェノーメノ。
ハナ差で栄冠に届かなかったのは、コース外側からの仕掛けと騎乗スタイルの差か。
ゴール前ではまっすぐ走りきれず、外側によれてしまう。
これがハナ差負けにつながる痛恨の結果。文字通りの馬力切れ。

青葉賞から参戦した関東の最終兵器が、またしても2着という結果。
シンボリクリスエス・ゼンノロブロイのように、のちの名馬となることを強く望む。 

あまりの悔しさに男泣きをしたという蛯名ジョッキー。
岩田騎手の涙とはあまりにも対照的。勝負の世界の残酷な一面を垣間見る。
最終レースの目黒記念で勝利するも、苦い気持ちは晴れることは無い。 

ダービーのような大一番では豪腕騎乗を望まれることもあろう。
中央騎手でも関西の川田騎手がこのスタイルを見せる。
関東の騎手も馬に極力負担を掛けない育成重視のスタイルと、
勝利絶対主義ともいえる豪腕スタイルを使い分ける技術を磨いてもらいたい。

ディープブリランテの勝利により、
ディープインパクト産駒が同一年のオークス・ダービーを制覇。
サンデーサイレンスの活躍を思い起こさせる圧倒的なパフォーマンス。
SS系後継種牡馬としてその地位を確かなものにした。

種牡馬としても伝説の始まりとなるダービー制覇。
2着に入ったフェノーメノの父はステイゴールドと、完全決着とまではいえないも、
今後の日本競馬はディープインパクト産駒中心に流れることは間違いない。
競馬界を盛り上げるためにも、アンチ・ディープとなる血統の台頭にも期待したい。

タイムは2:23.8、先週のオークスレコード2:23.6には及ばないも優秀なもの。

レースは1000m通過を59.1秒とハイペースで流れる。
しかし、今の東京コースは高速馬場。このペースが決して飛ばしすぎではない。

逃げたゼロスの直後に着けたのがトーセンホマレボシ。
先行策から逃げ粘り、あわやの場面を演出。
前走京都新聞杯でコースレコードを叩き出し、ダービーへの出走権を獲得した馬。
タイムの裏づけから、自信を持った鞍上ウィリアムズの手綱さばき。
3着に粘りこんだことからも、ペースが無謀な大逃げではなかったことが分かる。

1番人気ワールドエース・2番人気ゴールドシップは道中は中段から後方待機策。
直線に入りエンジンを掛けるも、先行馬には届き切らず、不完全燃焼。
それぞれ最速の上がり、3F33.8秒を繰り出すも、4・5着までがやっと。

今の馬場状態を考えると脚を余しての敗戦にも写る。
特に福永騎手騎乗のワールドエースに至っては皐月賞と同様な負け方。
馬の絶対能力に疑問符すら浮かぶ敗戦となってしまった。

現在リーディングトップを走る福永騎手の技量は疑いようも無いが、
全ての馬との相性が良いというわけではない。
秋以降、どのような形で巻き返しを図るのかを注目したい。
桜花賞馬ジェンティルドンナが樫の女王、堂々の二冠馬となった。
タイムは2:23.6とこれまでのレコード2:25.3(2007年ローブデコルテ)を1秒以上も更新。
2着ヴィルシーナに5馬身の大差を付ける圧勝劇を見せる。

今日の東京競馬場は10Rの芝1400m・1600万条件でコースレコードが記録される高速馬場。
父ディープインパクトの産駒がマイルGⅠまでにしか距離適正がないと危惧されていたため、
桜花賞馬でありながら、3番人気としての評価。

しかし、来週の日本ダービーでも勝負できるような好タイムでオークス制覇。
一気に牝馬戦線の主役に躍り出るとともに、
ディープインパクトの種牡馬としての可能性も切り開く価値ある勝利となった。

日本ダービーのレコードがこれまで2:23.3(2004年キングカメハメハ)。
オークスと2秒近くレコード差があり、
この時期の牝馬にとって、2400mのレースが如何に過酷なものかを表していた。

近年の牝馬のレベルアップを今日のレースが実証する形となった。
ウオッカが勝った日本ダービーのタイム2:24.5を上回ったため、
名実共に三歳牝馬最高タイムがオークスの元に戻ってきた。

1・2着馬は桜花賞と全く同じ結果(4着にハナ差で桜花賞3着アイムユアーズ)。
1番人気に押されたミッドサマーフェアは直線で伸び切れず13着の惨敗。
フローラSからの参戦で桜花賞には見出走。
王道路線桜花賞組と裏街道からのトライアル組との実力差も明確となった。

主力級のメンバーで戦ってきた桜花賞組の底力。
先頭を走ってきたジェンティルドンナの見事な戴冠。
走破タイムはそのまま日本ダービーに出ても通用しそうなもの。

来週のダービーのタイム次第では、牝馬のダービー出走の機運が広がる可能性すら感じる。
菊花賞や天皇賞・春のような長距離戦では牝馬のチャンスは小さい。
しかし、2000~2400mの王道路線での実力差はほとんど無くなりつつある。

これは、世界的にも見られる兆候で、昨年の凱旋門賞勝ち馬も3歳牝馬。
牝馬限定のGⅠで確実に勝利を拾いにいくか、
牡馬一線級を打ち破り歴史に名を刻む名牝の座を目指すか。
二冠を圧勝したジェンティルドンナには、その選択権が与えられた。

秋華賞→エリザベス女王杯の牝馬現実路線を進むのか、
斤量差を優遇される凱旋門賞賞で歴史的快挙に挑むのか。
今後のローテーションが要注目される。

凱旋門賞が開催されるフランスでは、いち早くディープインパクト産駒の三歳牝馬が
フランス1000ギニー・1600mマイル戦を制覇し、海外での可能性も証明して見せた。
ディープインパクト産駒の人気にも拍車をかける勝利。

昨年の阪神JFでは、ジョワドヴィーヴルにその可能性を感じていたが、ケガで戦線離脱。
その穴を埋めて余りある最強牝馬の誕生の予感。
距離適正の壁を打ち破ったディープインパクト産駒。
サンデーサイレンスの後継種牡馬としての座をまたひとつ手元に手繰り寄せる。

来週の日本ダービーでは、その覇権争いの面からも注目したい。
また、走破タイム次第で、今日のオークスのレースレベルも計れる。
馬場コンディション次第では、ダービーレコードの更新も充分期待できる。

2分22秒台までレコードを短縮する可能性も考えられ、
その場合、馬の脚に掛かる負担も心配材料として生じる。
最近条件戦や三歳戦でコースレコードが更新されるシーンが目立つ。
超高速馬場で将来有望な若駒の芽を潰すことが無いことを祈る。
ホエールキャプチャが悲願のGⅠ獲得。
ヴィクトリアマイルを制覇。

鞍上の横山騎手に促され、外枠12番から早めに先頭集団にポジションを取る。
今週の東京競馬場は直線内ラチ沿いが伸びる馬場コンディションを計算に入れた好判断。
レースはマイル戦とはいえ、前半58.2秒の平均ペース。

3コーナーでは先頭から3番手に取り付いたホエールは、
直線に入り他馬の追い出しを待つ、抜群の手応え。
先行しながらもラスト3Fを33.8秒で上がる完勝劇。

前の馬が33秒台で上がられては後続の馬が捕らえるのはほぼ不可能。
東京マイル戦で究極の32秒台を繰り出すことは、女王アパパネでも難しい。
去年アパパネがブエナビスタを破った1:31.9(レースレコード)こそは破れなかったが、
今日のタイムも1:32.4と優秀なもの。

美浦所属馬が今年初のGⅠをもたらす事となったホエールキャプチャと横山騎手。
今年のGⅠ戦線で、内田騎手が皐月賞を制しているとはいえ、
生え抜きの美浦所属騎手はGⅠ制覇を成し遂げていなかった。
それだけに、ゴール後、喜びを爆発させた鞍上の姿にプレッシャーの一端が感じられた。

昨年もアパパネでヴィクトリアマイルを制覇した蛯名騎手まで
GⅠ獲得が出来なかった美浦所属騎手。
海外騎手が重宝される中、チャンスの場すら手にすることが難しくなっている状況。
今日の勝利をきっかけに、反撃の狼煙を上げてもらいたい。

勝ち馬ホエールキャプチャはマイル適正を見せたクロフネ産駒の芦毛馬。
5着に破れたアパパネに替わり、
関東競走馬を引っ張る存在になることが出来るか。
次走安田記念に駒を進めるのか、今後のローテーションが注目。
1番人気に押されたカレンブラックヒルが見事NHKマイルCを制する。
レース直前に雷鳴轟き、風雲急を告げた三歳マイル戦。
1番人気馬として見事マイル王者の座を射止める。
4戦全勝での戴冠に今後のローテーションが注目される逸材の誕生であった。

レースは勝ち馬カレンブラックヒルが積極策を見せ、逃げる展開。
東京のマイル戦を逃げ切ることが出来るのは
スピードスタミナ両面を兼ね備えた実力馬の証。

1000mを59.9秒と、GⅠマイル戦としては決して早くはないペース。
自ら主導権を握り、ペース配分も絶妙に作り上げ、最後の直線の末脚を残す。
逃げ馬として見事なレース運び。

直線3Fを34.6秒で抜け出し、後続に3馬身半差をつける完勝劇。
馬体重は460Kgと筋肉隆々のパワータイプではない。
逃げ戦法を取ることからも、クラシックディスタンスを乗り切るには折り合いの問題。

しかし、この距離を乗り切ることが出来るのであれば、
自らレースを作り、勝利する最強馬の誕生も予感させる。
父はダイワメジャー。
その妹にして、最強牝馬との呼び声も高いダイワスカーレットも鮮烈な逃げでGⅠを制覇。
一族の気性を受け継いでいるのであれば、2400mを克服することも可能か。

この先のローテーション次第でダービーは例年にない盛り上がりとなりそう。

勝ち馬を出したダイワメジャー産駒は3頭の出走。
マイル路線の3歳戦で部類の強さを誇るディープインパクト産駒は1頭のみ。

先週・今週と、
有望なディープインパクト産駒は青葉賞・プリンシパルS・京都新聞杯に大挙出走。

青葉賞では2着に入ったエタンダール。
プリンシパルSに藤沢厩舎の最終兵器スピルバーグ。
レコード決着の京都新聞杯の1・2着にトーセンホマレボシ・ベールドインパクト。

4頭のディープ産駒が日本ダービーへの出走権を獲得。
いまだ、マイルGⅠしか制覇できていないためか、
NHKマイルには当初から目標になかったかのようなローテーションを取ったディープ産駒。

社台グループから緘口令が出ているわけでもないだろうが、
やはり、クラシックディスタンスを制さなければ種牡馬のステータスは上がらない。
1年目の産駒は成功には十分な結果を残したとはいえ、距離適正に疑問符を残したことも事実。

目の上のたんこぶとなりつつある「ステゴ×マック」の黄金血統。
皐月賞馬ゴールドシップにつづき、青葉賞を制したのもステイゴールド産駒のフェノーメノ。

いまや、王道路線での強さはステイゴールドに軍配が上がる。
絶対王者オルフェーヴルが気性難を見せ、隙を見せている今、
ディープ産駒がダービー制覇できれば、逆襲の狼煙となる。

ここでもゴールドシップ・フェノーメノに勝たれるようだと、
ステイゴールドとの間に距離適正の棲み分けが出来てしまいそう。
ディープ産駒の将来性からも、是が非でも今年の日本ダービーは制しておきたい。

三歳戦無双をしていたディープインパクト産駒。
そこに割って入ったステイゴールド産駒のゴールドシップに続き、フェノーメン。
さらに、第3勢力としてダイワメジャー産駒のカレンブラックヒル。

サンデーサイレンスの後継種牡馬争いも白熱してきた。
カレンブラックヒルのローテーションに要注目。

最強世代の一角ビートブラックがまさかの逃げ切り先行で
伝統の長距離戦、天皇賞(春)を制した。

今の京都コースは、超高速馬場。
昨日のレースで3歳500万牝馬トーホウアマポーラが、
芝1200m戦でまさかの1分6秒9のタイレコードの出すほどで、
先行馬天国ともいえる状態。

レースは逃げるゴールデンハインドの直後に
勝ち馬ビートブラックが続く展開。

1000m追加が60.0秒という、ハイペース。
2000m地点を2分1.9秒で逃げる先行2頭は後続を20馬身近く離す。
外回り京都とはいえ、最終コーナーを回り直線に入ったときには、
2番手集団とは10馬身近いリード。

芝の状態が抜群のコースで前が止まりにくい事を考えると、
後続にとっては絶望的といえる距離。

人気馬の一角トーセンジョーダンとウィンバリアシオンは
なんとか2・3着まで脚を伸ばすも、
勝ち馬とはそれぞれ4馬身・6馬身差を着けられてしまう完敗。

一見ハイペースに見られたレースも、
高速馬場下では先行馬にとってはマイペースの展開。
勝ち馬のビートブラックは3200mを淀みないペースで走破。
上がり3Fも36.5秒でまとめ、大失速することはなかった。

3着に入ったウィンバリアシオンは最速の33.5で上がるも、
勝ち馬に着けられたアドバンテージを埋めるまではいかず。
鞍上石橋脩騎手のファインプレート共に、
他騎手が絶対的王者オルフェーヴルの動向を気にするあまり、
高速馬場でのペース判断を誤った印象が強い。

今日のレースの一番のポイントは、大本命馬オルフェーヴルの惨敗劇。
前走阪神大賞典でまさかの逸走から汚名返上となる一戦。

大外枠からのスタートで騎手は折り合いに専念。
最後方に位置取りスタンド前も掛かることなく通り過ぎる。

しかし、肝心の闘争心を封印する形となってしまった。
イレ込むことはなかったが、眠たげな瞳で走る姿にやる気の欠片を感じられない。

前走とは違い馬なりで集団を付いていく姿は優等生。
しかし、前を行く馬すべてが気に入らず、
噛み付きに行くような狂気の沙汰がオルフェーヴルの持ち味。
その最大の武器も矯正されてしまった。

長距離戦で騎手に掛かる比重は大きくなるため、人馬一体は必須。
しかし、前走からその関係にひびが入ってしまい、今日のレースで完全に決別してしまった。

競馬を嫌いになってしまうのではないか心配になる敗戦劇。
今日のレースでは一度も本気を出さずにコースを回ってきただけ。
最後も鞍上の叱咤でようやく回りの馬に合わせてスピードアップしたに過ぎず、
はちきれるばかりの末脚を披露することはなかった。

次走、どのレースに向かうのかはまだわからないが、
やる気を完全に失い、精神的スランプに入った馬が辿るのは引退の道。
持てる潜在能力がいくら高くても、結局は走りたい気持ちが無ければ勝利することはない。

今日の結果だけで即引退とはならないだろうが、
三冠馬が、気の抜けたレースを繰り返す姿を、決して見たくはない。
明け4歳と、これから完成期に入るところでの思わぬ試練。
凱旋門賞を見据え、馬にガマンを教え込んでいたのだろうが、
今はそれどころではなくなってしまった。

馬がやる気を取り戻すのならば、大逃げ覚悟のレースを試みることも必要。
今は馬がはぶてて、鞍上の命令に聞く耳を持たず、走る気をなくしている。
ある程度自由に走らせてレースの楽しさを思い出し、
勝つための強烈な闘争心を取り戻してもらいたい。

ゴールドシップが三冠ロードの第1弾、皐月賞を獲得。
朝方の不良馬場からやや重まで回復したが、
開催最終週とダメージが大きく残ったコースで
勝ちタイムは2:01.3。

父・ステイゴールド×母父メジロマックイーンと、
昨年の覇者・三冠馬オルフェーヴルに続く快勝劇。
今や黄金血統と評される奇跡の配合にまたひとつ金字塔を打ち立てた。

レースは14番枠の外枠を引いたゴールドシップが好スタートを切りながら、
無理をさせず最後方に位置取る展開。
コースの内側が荒れて他馬はラチ沿いを避ける中、
ゴールドシップは経済コースを選択。

最後方で外側に位置した1番人気のワールドエースとは対照的に
3コーナーから内側に潜り込む。
他の騎手が荒れたインコースを避ける中、それをあざ笑うかのように
経済コースを選択し、一気に先頭集団に追いつく。

内側から馬場の荒れた状態がギリギリの最内コースに持ち出し加速。
4コーナーを回った時点で同じ最後方に位置取りし、
大外強襲に賭けたワールドエースとは5馬身近い差を着ける。

最後の3ハロンはレース最速の上がり34.6。
2着ワールドエースに2馬身半の差を付ける完勝劇。
内田博幸騎手の好判断が光る見事なレース。
荒れた馬場への適正の差がそのまま着差に表れた。

勝ち馬ゴールドシップ馬体は芦毛。
否応もなく母父メジロマックイーンの血を意識させる。
ダービー・菊花賞と距離が長くなれば、さらにアドバンテージとなりそう。
2月東京での共同通信杯を制していることからも、
東京コース適正は実証済み。
2年連続で三冠馬誕生の期待すら生まれてくる。

三歳戦を独断場としていたディープインパクト産駒の牙城を崩す価値ある勝利。

またしてもマイル戦以上のタイトルを逃したディープインパクト産駒。
それでも2・3着にはワールドエース・ディープブリランテが食い込んだ。

スタート直後にあわや落馬という躓きをした1番人気ワールドエース。
それを考慮しても2000mのGⅠレースで2馬身半差は決して小さいものではない。
逆転するには440kg台の馬体をパワーアップして大舞台ダービーに挑みたい。

早熟マイラー説を払拭できなかったディープインパクト産駒。
クラシックディスタンスの2400mでは是が非でも戴冠したい。
今や、目の上のたんこぶとなったステイ×マックとの覇権争いにも注目したい。
ディープインパクト産駒で最も潜在能力を秘めていた三歳馬のジョワドヴィーヴル。
昨年末の阪神ジュブナイルフィリーズでの勝ちっぷりから、
ダービー・凱旋門賞を狙えるのではないかと期待した小柄なスター候補。

しかし、体の成長が追いつかず、とうとう悲鳴を上げてしまった。
右後肢の骨折で6ヶ月以上の休養が必要な見込みで、
クラシック路線から戦線離脱することになってしまった。

去年の暮れから410kg台の馬体はまるで成長をしておらず、
ひょろひょろの子供馬のような印象に、
果たして、東京2400mをこなせるのか不安があったが、
大舞台に駒を進めることすら叶わなかった。

父ディープインパクトにもっとも近いと評されていた超良血馬。
産駒の特徴としてささやかれ始めている、早熟マイラー説を
真っ先に覆すことができたであろう天才少女の故障は、
競馬サークルにとっても残念な出来事。

去年の傑出馬レーヴディソールに引き続き
アクシデントに見舞われた松田博調教師と福永騎手。
陣営の無念は計り知れないがファンとしては複雑な気持ち。

スパルタ教育なくしては、GⅠのタイトルに手が届くことは難しいのも事実。
しかし、明らかに体の出来上がっていない若駒に必要以上の負荷を懸け、
故障に至らせるようでは、競馬界にとっても大きな損失となる。

ましてや、ジョワドヴィーヴルは410kg台の小型馬。
全治6ヶ月以上の大怪我に至るほど脚もとに不安が出るタイプではない。
筋肉以前に骨の成長がまだデビューに至るまで出来上がっていなかったのかもしれない。

姉・ブエナビスタが古馬になってから、隆々の筋肉を身に纏う事が出来たように、
ジョワドヴィーヴルにも適した育成プログラムを施しておけば、
例えクラシック路線に間に合わなかったとしても、
古馬の王道路線で活躍するスターホースに成り上がる可能性は大きかったと感じる。

2歳冬から3歳春にかけての成長があまりにも乏しかったジョワド。
見た目からも馬体に上積みがないことは明白、大舞台で走らせるのは怖さが伴った。
潜在能力だけで勝ててしまうほどの将来性を秘めていただけに今回の脱落は残念。

馬肥ゆる3歳秋にトレーニングを積むことが出来ないのは致命的にも思われるが、
5月の遅生まれであることが唯一の救い。
今は馬格を大きくするために必要な休養時期と割り切って半年はガマン。
あとは本格的な成長期が晩成型の4歳以降であることを祈るのみ。

夢が砕けてしまった今、この故障が将来の肥やしとなってほしい。
2012年のクラシックシーズンの第1弾の桜花賞を制したのは、
ディープインパクト産駒のジェンティルドンナ。

2番人気ながら、1月のシンザン記念を勝利した実力馬。
道中は中段に待機、4コーナーで先頭集団に取り付き、
直線でヴィルシーナ、アイムユアーズとの叩き合いを制し、1着でゴール。

1・2着は年始から三歳重賞を席巻しているディープインパクト産駒。
昨年のマルセリーナに続いての連覇となった。
馬名の由来はイタリア語で貴婦人。
父ディープの種牡馬としての可能性を広げられるか。
1600m以上のレースでも結果を残し、貴婦人から女王へ格を上げてもらいたい。

一方、2歳女王ジョワドヴィーヴル。
1番人気に押されるも、直線で延び切れず6着。
屈辱の掲示板落ち。
将来、姉ブエナビスタのような最強牝馬を目指すヒロインにとって、
汚点を残す一戦となってしまった。
次戦の結果次第では、偉大な姉を越える事は不可能になる。
期待感の高さゆえだが、早くも正念場を迎えてしまった。

前走チューリップ賞から体重416kgのを4キロ減としたジョワド。
勝ったジェンティルドンナは456kg、40kgの差は決して小さくない。
いくら、5月の遅生まれとはいえ、まだまだ馬格が幼すぎる。

成長途上の段階にもかかわらず、爆発的な末脚を発揮する姿に
将来性を感じないファンはいないジョワド。

しかし、416kgと馬体を更に小さくしてしまっては苦しい。
桜花賞での結果が伴わなかったことからも、
この先、潜在能力だけで勝負するのは苦しい。
実力でGⅠを勝利するにはもう少し時間を要することになりそう。

次走はオークスに舞台を移すことのなるが、
馬体がこのままでは、2400m戦の過酷なレースを経験させることは、少し怖い。
有り余る才能も、精神面でダメージを受けてしまえば、
競走馬として出世するのは難しい。

姉ブエナビスタのように将来大きく開花させるためには、
馬体の成長を待つことも必要。
できることなら、秋までじっくりと待ち、馬体をパワーアップさせたいが、
期待を一身に背負うスターホースがオークスをスキップすることはできない。

将来を渇望される2歳女王。
願わくば、これ以上馬体重を減らすことがないように祈る。

現役最強の4冠馬、オルフェーヴルの春始動の一戦となった今年の阪神大賞典。
断然の1番人気に押され、単勝は1.1倍。
2番人気のヒルノダムールが9.5倍からも、いかにして勝つのかに注目は集まった。

しかし、肝心のレース内容はチャンピオンホースにあるまじき、見るに耐えないもの。
3000mの長丁場で、馬場コンディションは時計の掛かる状態。さらに、逃げ馬不在。
スローペース必至の中、オルフェーヴルはスタートから掛かりっぱなし。

大外枠が響き、馬群に入れることが出来なかったのが痛恨となる。
一週目スタンド前では、首を大きく上げ下げしながら、走る気満々の気配。
どよめく観客席を横目に騎手のコントロールを全く無視。

向こう正面でついに先頭に立つと、鞍上の池添騎手が堪らず急プレーキ。
これに機嫌を損ねたオルフェーヴルがコースから大きく外側に逸走。
危や、競争中止の信じ難い光景。

一気に最後尾までポジションを下げ、ここから急加速。
お遊びの延長のように、馬群に追いすがり、最終コーナーで先頭を伺う。
しかし、レースは相手があってのもの。
いかに、現役最強馬とはいえ、このような破天荒なレース運びで勝利するには至らず。
オープン馬に成り立ての同世代ギュスターヴクライに1/2馬身及ばず。

デビュー前の若駒なら、いざ知らず、
年度代表馬にまで上り詰めた王者にはあってはならない大醜態。
お子ちゃま気質を丸出しのやりたい放題の走法。

これでも、2着に入る潜在能力には恐れ入るが、
今日の出走メンバーで相手になりそうな馬は
一年近く勝利から見放されている天皇賞ヒルノダムール1頭。
勝ち馬のギュスターヴクライはクラシック戦線に乗ることも許されなかった格下馬。
決して、2着を誇れるようなものでもない。

今日のような気性の幼さを矯正できないようでは、
他の最強5歳馬と勝負することは非常に厳しい。
有力馬を独占し、ナンバーワンに上り詰めた池江調教師にとっても屈辱的な敗戦。
デビュー以来手綱を握る池添騎手をもってしても、
制御できない精神的甘さはオルフェーヴルにとって致命的とも成り兼ねない。

今回は実力の違いに恐れを成して対戦を控えたライバル候補たちは、
オルフェーヴルに付け入る隙を大いに見出したであろう。
また、今後の世界進出において、弱点をさらけ出してしまった可能性もある。

ナムラクレセントが向こう正面で大まくりを見せ
去年の天皇賞・春同様、 荒っぽいレース運びを仕掛けたことにより、
煽られたオルフェーヴルのやんちゃな気質に火が付いたことは明白。
断然の1番人気馬が、他陣営から徹底マークされるのは必定。

次戦の天皇賞・春の大舞台で、今回のような醜態を再び晒すことは許されない。
調教師・騎手は大きな課題を背負ってしまう敗戦となってしまった。




また、今日のスプリングSでは、関東の横綱、
2歳チャンピオンのアルフレードが出走。
しかし、期待を大きく外す12着の大惨敗。
馬体は518kg(-6)と、成長期に体重を減らしてしまっていた。

体調が今一歩だったのか、
重馬場のコースが合わなかったのか、
もしくは、距離適正であったのか。

今後の上積みが期待しにくい内容で、皐月賞の本命候補から大きく後退した。

勝ったグランデッツァ、2着のディープブリランテ。
それに加えて、若葉ステークスを完勝したワールドエース。
これらの関西馬が本番でも人気となりそう。

主要なトライアルレースとなる、弥生賞の勝ち馬は関東馬のコスモオオゾラ。
しかし、馬場コンディションに恵まれた感もあり、能力は未知数。
そのため、関東馬の勝利にはアルフレードの復活は不可欠。
ダービーまで見据えると、皐月賞では勝ち負けのレースをしておきたいところ。
なんとか立て直して関東の競馬ファンを楽しませてもらいたい。

今日から、中京競馬場が新装開催。直線に急坂を設け、より東京競馬場に近づけたコース。
明日のメインレース、中日新聞杯(GⅢ)には、4歳牡馬ダノンバラードが出走。
福永騎手との初コンビ。
どのようなレースをしてくれるのか楽しみである。

その福永騎手が惚れ込む天才少女ジョワドヴィーヴルが本日のチューリップ賞(GⅢ)に出走。
大幅な馬体増を期待していたが、420kgで増量は+2に留まってしまった。
馬格のない馬は馬群にもまれた時にどうしても不利になる。
今日のレースはその不安材料が如実に出てしまう。

内枠5番と開幕2週目の阪神競馬場マイル戦では絶好のゲート。
スタートも五分の出。馬群の中段を内ラチに追い込まれることなく絶好の位置取り。
道中、若干、馬が行きたがる素振りを見せるも掛かるところまでいかず。
阪神のマイル戦で最終コーナーを内寄りに進出。ここまで、ほぼ理想的な展開。

しかし直線に入ってから前を行く馬に進路を塞がれてしまい、
エンジン点火のタイミングを失する。
内に潜り込み、わずか1頭分の隙間を抜けてくるも、阪神JFで見せた伸び脚は披露できず。
外からハナズゴール・エピセアローム2頭にかわされてしまう屈辱的な敗戦。

後続の馬に差された事がなかった女傑ブエナビスタの妹として、
期待を一身に集める超良血牝馬、三歳春の始動は苦いものとなった。
陣営としては、一度馬群の中で競馬を覚えさせる経験をさせたかったのだろうか。
それにしても断然の1.3倍、1番人気の馬が連を外すということは、
大きな代償をファンに支払わせる結果となってしまう。
競馬に絶対がないことは承知の上だが、気持ち的にも不完全燃焼の感は否めない。

無敗でオークス、もしくはダービー制覇を成し遂げて、秋には凱旋門賞。
そんな夢を感じされてくれた2歳牝馬チャンピオン。

新馬勝ちでもイマイチの競馬で首をかしげていた福永騎手。
今回も不発に終わったところを見ると、鉄砲がけはしないタイプかもしれない。
しかし、馬体が2kg増と、期待していたほどの成長を見せていない恐れもある。

まだ2世代目のディープインパクト産駒は、その成長力が未知数。
気性的に初戦が得意でないのか、期待値が高すぎたのか、
いずれにせよ、無事に行けば桜花賞でその結果がでる。

距離が足りないようであれば、皐月賞にエントリーしても
勝ち負けできそうな夢を抱かせたジョワドヴィーヴル。

今日の敗戦でその可能性はほとんど消え、この先、牝馬クラッシック路線を歩むであろう。
馬場が幾分重かったようであるが、発表は良。
1着馬ハナズゴールの勝ち時計は、1:35.5 (3F 34.0)と傑出したタイムではなかった。
ジョワドヴィーヴルは0.5秒離された1:36.0 (3F 34.8)。

同コースの阪神JFでの勝ちタイムが1:34.9(3F 34.1)だったことを考えれば、
ジョワドヴィーヴルの実力はまだまだこんなものではないはず。

圧倒的な勝ちっぷりでファンを魅了した同厩舎のお姉さんのレーヴディソールは無念の引退。
そのレーヴはチューリップ賞までは無敗で駒を進めていた。(桜花賞を前にして骨折)
ジョワドヴィーヴルの無敗がなくなってしまったのは残念だが、
幸いにして、小柄なディープ産駒とくれば、故障の可能性は低そう。
(できれば、馬体重を440kg台までは成長されて欲しいところではある。)

レーヴが叶えられなかった桜から樫の戴冠をもって、ファンに喜びを与えてもらいたい。

2011年の有馬記念は一番人気に押されたオルフェーヴルが勝利。
三冠達成の年に有馬記念を制したのは、
皇帝シンボリルドルフ・怪物ナリタブライアンに次ぐ3頭目の快挙。

現役最強馬の座をこのレースで引退をする6冠馬ブエナビスタから奪い取った。

はじめの1,000mを63秒台で通過する超スローペースを最後方から追走。
騎手は折り合いをつける事に苦労する場面も見受けられ、
三冠馬になってもまだ、成長する余地を残す発展途上という印象。
今日の完勝により、いっそう、この馬の可能性がクローズアップされた。

向こう正面から最内から大外に進路を替え、徐々に順位を上げていった騎手の見事な判断。
長距離戦で道中でのペースチェンジは、スタミナを失い、
肝心の最後の直線での失速を呼ぶ可能性が高い。
そのため、人気馬であればあるほと、自ら動くことには躊躇しがち。

池添騎手のオルフェーヴルに対する絶対的な信頼を垣間見ることができたナイスプレー。
3コーナー手前から急激なペースチェンジを自ら作り出し、
最大の強敵であるブエナビスタの鬼脚を封じることにも成功する。

最後の直線ではあっという間に先行馬をかわし、
急坂の待ち受ける中山の難所ラスト2ハロンも脚色は鈍ることなくゴール板を突き抜ける。
2着には内々に着けてスタミナを温存していたエイシンフラッシュが雪崩れ込む。
超スローペースの長距離戦が大得意のエイシンに影すら踏ませずに完勝したオルフェ。
国内に敵なしといっても過言ではない今日の結果。

来秋には凱旋門賞挑戦を高らかに宣言したオルフェ陣営。
管理する池江泰寿調教師は、英雄ディープインパクトを
三冠馬に導いた名白楽・池江泰郎の息子。
オルフェーヴルはその父が管理したステイゴールド・メジロマックイーンを血統背景に持つ。
まさに、親子の努力の結晶ともいえるサラブレット。

日本競馬最高傑作と謳われたディープインパクトも4歳秋に挑戦し、
まさかの敗戦を喫した因縁の凱旋門賞。
オルフェーヴルが日本競馬の悲願を達成することができるのか。

春はディープインパクト同様、天皇賞・春が最大目標となりそう。
ディープは宝塚記念から凱旋門賞に直行。ステップレースを踏むことはなかった。
しかし、過去に2着に入ったエルコンドルパサー・ナカヤマフェスタは前哨戦を踏んでの結果。

陣営はどのようなローテーションで挑むのか注目したい。
また、近年の凱旋門賞は種牡馬候補の三歳馬見本市の様相が大きい。
斤量差を活かした、三歳牝馬の活躍も目を引く。
ハンディが大きいこのレースを制覇すれば、日本競馬史上最強の地位も手にすること出来る。
欧州の三歳クラシック戦線も注目しながら、競馬を楽しむことになりそう。

今年の2歳欧州王者はハットトリック産駒のダビルシム(仏)。
力の要る馬場の欧州では活躍が難しいとされたサンデーサイレンス系の活躍により、
オルフェーヴルの挑戦に期待がさらに高まる。

アクシデントなく来秋まで駒を進めてもらいたい。

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一方で、有馬記念を左前脚ザ石で回避した関東馬ペルーサ。
来春の目標を安田記念にする模様。
スローペースを極端に苦手とするわがままな性格。
今日の有馬記念のような展開では持てる能力を発揮することは適わなかったであろう。
GⅠ戦線に生きる道をマイルから2,000m前後に見出したい陣営の思惑は理解できる。

520kg超にも達する馬格であれば、馬群が固まる肉弾戦でも十分戦えそう。
三歳春の青葉賞から勝ち星のないペルーサ。
幸いにも、今回の故障はたいした物ではないため、復帰戦は早めにスケジュールされそう。
実力に対して、獲得賞金は高くないため、別定戦であれば斤量を背負わされることもない。
マイル適正を計るためにも、2月のGⅢ東京新聞杯で腕試しすることも可能。
サイレンスススガのような快進撃を見せてもらいたい。

チャンピオン争いからは大きく外れることとなる路線変更。
GⅠタイトルを奪取することが叶えば、
宝塚記念・天皇賞(秋)と、ライバルたちとの再戦できる権利も復活する。
オルフェーヴルと戦うチャンスを得るためになんとか別路線で結果を残してもらいたい。
2011年の朝日フューチャリティーステークスは一番人気に支持された
関東馬のアルフレードが見事に期待に応えた。

レースは中山のマイル戦のコース特徴が如実に反映される。
インコースが圧倒的に有利とされる中、3番と絶好の枠を引いたアルフレード。
スタートを五分で飛び出し、内に包まれ行き場を失くすという唯一の心配材料を払拭。

内ラチ沿いを悠々と追走し、スタミナを温存。先頭を視野に入れながら、
最終コーナーを回り、ラチ沿いから1頭分できた隙間を付き一気に加速。
後続の追い上げを許さず、2馬身差を着けての完勝。

勝ち馬アルフレードの父は関東のチャンピオンホースであったシンボリクリスエス。
種牡馬として中央芝GⅠ初制覇となった。
今までの最高に出世したのがフェブラリーSを制したサクセスブロッケン。
現4歳牡馬のアリゼオは昨年毎日王冠の覇者。

父がクラシックディスタンスを得意としたのとは対照的にマイル戦での好走が目立つ産駒。
今日勝利したアルフレードも勝ちタイム1:33.4はレースレコードタイの好記録。
この結果から、アルフレードも他のシンボリクリスエス産駒同様
抜群の「マイル適正」が汲み取れる。

ペルーサがジャパンカップでの大失態により、
チャンピオン候補が手薄となった関東牡馬。
そこに現れた、父シンボリクリスエスという血統背景を持った2歳チャンピオン。
来年はマイル戦ではなく、クラシックロードに駒を進め、関東のファンを楽しませてもらいたい。

マイル馬特有のカリカリした気性が解消されるようだと、
この先距離が伸びても、折り合いを欠いて自滅するようなことはなくなる。

馬体重がすでに524kgと立派に成長を遂げているアルフレード。
父・シンボリクリスエスも520~530kg台でクラシックディスタンスを駆け抜けた。
父よりも成長が早く、すでにGⅠタイトルを獲得したアルフレード。
若駒特有の緩い馬体が締まり、スタミナをつけ、
折り合いを付けることが出来るメンタル面の成長を遂げることが出来るようなら、
ダービー制覇も決して夢では無いであろう。

最近の2歳チャンピオンは三冠のタイトルに手が届いていない。
このジンクスを破りロジユニバース以来の関東ダービー馬の栄冠を手にしてもらいたい。
現役最強にして過去最強牝馬のブエナビスタの妹、
ジョワドヴィーヴルが2戦目にしてGⅠ制覇の快挙を成し遂げた。

420kgの小柄な馬体で、まだまだ成長の余地を残す若駒。
先行馬有利の阪神マイル戦を中位外めを通る安全策。
直線を外側から一気に抜け出し、メンバー最速の3F34.1の上がりを繰り出し、
余力を十分に残したまま後続に2・1/2馬身差をつける完勝。

タイムは1:34.9と姉ブエナビスタの走破タイム1:35.2を上回った。

小柄な馬のため、馬群に包まれてしまえば、
自力で進路をこじ開けることは不可能に近く、
今後もこのような乗り方をせざるを得ない。

父・ディープインパクトも小柄ゆえに馬群に入れることを避け、
後方一気の末脚に頼る戦法で三冠ロードを突き進んだ。

ジョワドヴィーヴルがこの先馬体パワーアップした時、
どのような戦法にシフトするかはまだ分からない。
牝馬限定戦を卒業して、ダービーを見据えるようなら、
牡馬との馬格の違いは致命傷に成りかねない。

現在の馬体重420kgでは馬群を割ることも叶わないだろう。
大一番でコース取りの選択権が与えられないようだと勝負にならない。
姉ブエナビスタにしても今年の天皇賞秋では馬群に包まれ涙を飲んだ。
ジョワドヴィーヴルがディープ級の快速をコンスタントに繰り出すにも、
420kgではその筋力が伴っているのか一抹の不安要素。

父ディープインパクトの馬体重440kg台から
姉のブエナビスタのデビュー時に近い450kgくらいには成長したい。

ディープ産駒のGⅠ馬は今のところ、リアルインパクトとマルセリーナのマイラータイプ。
共に馬体重は500kg台・460kg台と父よりも大きく、そのためか距離適正は短め。
小柄なジョワドヴィーヴルには2400mのクラシックディスタンスでの活躍が期待される。

会員制オーナー・クラブ法人のサンデーレーシングの所属馬のため、
賞金獲得が第一の条件となり、出走レースはあまり冒険できないかもしれないが、
ファンとしては夢を見ずにはいられない超良血のスターホースの誕生。

来春に向けて馬体をパワーアップすることに成功したら、
牡馬三冠路線で腕試しをしてもらいたい。結果次第では、ファンにとっても夢が広がる。

日本ダービーを制覇できるようであれば、秋には凱旋門賞も視野に入ろう。
父・姉が成し遂げることの出来なかった海外GⅠ制覇の悲願を成し遂げることも夢ではなくなる。
斤量差を考えても、三冠馬オルフェーヴルよりもチャンスは大きいのかもしれない。

今年の凱旋門賞を制したのも三歳牝馬のデインドリーム。
しかも、馬体は420kg台(ジャパンカップ計量時)となれば、
当然、陣営もジョワドヴィーヴルの可能性を意識せざるを得ないであろう。

『生きる喜び』と名付けられた可能性あふれるスターホースの誕生。
まだ、ひ弱さも感じられる馬体ゆえに、怪我だけはしないで欲しい。
順調に春の競馬シーズンに活躍の場を進めてもらいたい。

有馬記念で引退する偉大な姉から、
スターホースとしてのバトンを受け取ることを許された妹。
競馬ロマンが溢れる血統の物語に、
すでに、多くのファンの心をつかんだジョワドヴィーヴル。
その将来を大いに喜び、期待したい。
2強対決となった今年のジャパンカップダート。
共に逃げを身上とする両馬、トランセンドとエスポワールシチー。

昨年の覇者と一昨年の覇者の一騎打ちムード。
スタートから2頭の主導権争いとなり、1コーナーで少し強引に頭を取りにいったトランセンド。
ごちゃくついた1コーナーでは審議対象となる厳しいポジション争いが繰り広げられる。

2頭の他にも逃げ戦法を得意とする馬は数頭いたが、格の違いに遠慮したのか、
トランセンド・エスポワールシチーに道を譲る形となる。

向こう正面ではすでにこの2頭の一騎打ちの様相が色濃くなる。
4度のコーナーリングを要求されるため、
阪神ダートコースは先行馬が圧倒的に有利。

ましてや、覇権を争う2頭がマッチレースを繰り広げてしまえば、
他の馬にはチャンスは限りなく小さくなる。

最終コーナーを回ったところで、自力の差が出始め、
トランセンドがエスポワールとの差を徐々に広げ、坂に入ったところでは
エスポワールの脚が先に止まってしまう。

結局、トランセンドは後続に迫られることなく、G1とは思えないくらいの楽勝劇。
一方のエスポワールシチーはゴール直前にワンダーアキュートにインからの強襲に合い3着に沈む。

2強対決と煽ってはいたが、最強ダート馬の呼び声も高い、
スマートファルコンが参戦しなかったためイマイチ盛り上がりに欠けた今年のジャパンカップダート。
年末の東京大賞典への出走を明言しているスマートファルコン。
トランセンドの出走はおそらく見送られそう。

来年のフェブラリーステークスでは直接対決を見せてもらいたい。
地方ダートGⅠばかりに出走されるとファンとしても、その勇姿を追い続けにくい。
フェブラリーSではエスポワールを加えてた最高峰のダート戦を見せてもらいたい。
史上最高の顔ぶれとなった今年のジャパンカップ。
国内外のチャンピオンホースたちが揃ったレースで
先頭を切ってゴールしたのが、日本のエース、ブエナビスタ。

昨年のジャパンカップで1位入線も斜行2位降着となり、
勝ち運から見放され続けた女傑ブエナビスタ。
その鬱憤を払拭する見事な勝ち星を上げ、噂された力の衰えの不安説も一蹴した。

勝ち馬ブエナは内枠2番から最内ラチ沿いを進む省エネレースを展開。
レース自体は積極的な逃げ馬が不在のためスローな流れとなる。
開催最終日ながらも内側が伸びる東京コースで理想的な位置取り。
最後の直線では一瞬出口を失いかける前走天皇賞・秋を連想される同様な展開。

しかも、昨年の因縁となったローズキングダムと進路が被るいやな流れ。
今日は瞬発力勝負で先にコースを抑え馬郡を突き抜けることに成功。
一瞬の判断力が今日のレースの勝因となる。

伸びる内側を逃げ馬の直後につけた天皇賞馬トーセンジョーダンとの叩き合い勝負。
実力で勝るブエナビスタが最速の上がりを見せ、首差かわしてゴール板を駆け抜ける。

期待された凱旋門賞馬デインドリームは出遅れに加え、馬郡の中に閉じ込めらる展開。
最終コーナーで外側を回されるコース取りの差も出てしまい、6着に沈む。

ドバイWCの覇者のヴィクトワールピサも久しぶりが堪えたのか、ゲートの反応が悪く、
馬の行きっぷりもイマイチでスタートから最後方に着けてしまい、レースの流れに乗れず仕舞い。
まったくの見せ場なく13着の大惨敗を喫する。

この2頭よりもさらに醜態を晒してしまったのが、3番人気と期待された関東馬ペルーサ。
スタートのでも良く、レースは中段に位置取りまずまずの展開。
しかし、前半61.8秒と、前走天皇賞よりも5秒近く遅くなるスローペースに
向こう正面で掛かってしまうストレスの溜まる展開。

このスローペースをいち早く察した安藤勝騎手がロングスパートの大まくりを見せる。
外側からあおられる格好となり、今年の春の天皇賞と同様にレースの流れが急転する。
スローペースでガマンしきれずに掛かった時点で騎手との折り合いは付かなくなってしまい、
最終コーナーを回るころには、ペルーサ自身はすっかり走る気をなくしてしまう。

切れ味勝負のペルーサが3F36.2のメンバー最低上がりで最下位入線。

きちんとゲートを出なかった3歳時の様子から気分屋であることは周知の事実ではあったが、
今日のように、レースで走ることを諦めてしまう事はファンに対しての背信行為。

最近の藤沢厩舎のサラブレットには最近、気分屋が多く見られる。
今日のペルーサもそうだが、春先にはクラシック候補とされたダンスファンタジア、
残念ダービー・ラジオNIKKEI賞で逸走して他馬に多大な迷惑をかけたプランスデトワールなど。

名門と謳われる厩舎にはあるまじき失態が続いている。
厩舎での求心力を失っているのか、馬至上主義の厩舎で、
若駒のメンタル面の矯正が機能していないように感じる。

ペルーサにおいては、精神面もさることながら、適正距離についても疑問符が付く。
東京2400m青葉賞を完勝していることからクラシックディスタンスが得意な馬と決め付けているが、
524kgの馬体重はジャパンカップ出走馬で最重量。

筋肉がつきパワーアップしたとされる肉体に反して、
心肺機能はその馬体の推進力に与え続けるだけのスタミナを持ち合わせているのか疑問。
東京2000mがベストパフォーマンスを見せることが出来るというのならば、
むしろ、マイル距離に適正が高いことも十分に考えられる。

また、筋肉を付け過ぎた為に自身のもつ持続力を相殺している可能性も考えられる。
一瞬のスピードを活かす為の筋肉を手に入れることが、
決してパフォーマンスの向上になるとは限らない。
ゴツゴツした脚さばきを余儀なくされ、パワーが無駄に伝達される可能性もある。

今日の大惨敗により、精神的な回復が成されないままではとてもレースに出させられない。
今年の有馬記念への出走は厳しい状態になった。
来春までに肉体面の改善で適正な馬体重に戻してもらいたい。
もしくは、マイル路線に変更し、活路を見出すのもひとつの策。

肉体の充実期も精神面が不安定な状態では惨敗を繰り返す危険をはらむ。
ここは心機一転を図り、来年以降の躍進を願いたい。

また、最強と謳われた4歳世代も今年のジャパンカップでは
4着のトレイルブレイザーが最先着と不発に終わる。

しかも、5着に入った、3歳ナンバー2のウインバリアシオンに先着を許してしまう。
エイシンフラッシュ・・・・8着
ローズキングダム ・・・・9着
トゥザグローリー ・・・・11着
ヴィクトワールピサ・・・13着
ペルーサ・・・・・・・・・・16着

5歳牡馬トーセンジョーダンの覚醒により、競馬界の覇権は4歳世代が手の内に入れることは厳しい。
今日惨敗した4歳馬たちに加え、残りの実力馬ヒルノダムール、ルーラーシップが有馬記念で巻き返しを図りたいところ。

マイルCSを制覇したエイシンアポロンを筆頭に、
ミッキードリーム・リディル・アドマイヤコスモスなど
4歳牡馬世代は次々と重賞勝ちを上げているところからも、
レベルの高さ・層の厚さは実証済み。

あとは覇権を取るべく、もう一段のレベルアップが必要。
オルフェーブルに有馬記念をあっさり捕られる様ではこの先覇権を取ることは難しくなりそう。
重賞止まりの不運な世代と呼ばれることの無いようにGⅠレースでも存在感を示しておきたい。


【11月27日(日)ジャパンカップ(GI)】※JRAデータ参照


調教後の馬体重


馬 名 馬体重 計量
場所
所属厩舎 (参考)
前走
馬体重
1 1 ジャガーメイル 490 美浦 堀 宣行 美浦 490
1 2 ブエナビスタ 462 栗東 松田 博資 栗東 462
2 3 ローズキングダム 478 栗東 橋口 弘次郎 栗東 460
2 4 オウケンブルースリ 490 栗東 音無 秀孝 栗東 488
3 5 トレイルブレイザー 500 栗東 池江 泰寿 栗東 490
3 6 トゥザグローリー 542 栗東 池江 泰寿 栗東 528
4 7 ペルーサ 532 美浦 藤沢 和雄 美浦 520
4 8 ヴィクトワールピサ 522 栗東 角居 勝彦 栗東 海外
5 9 サラリンクス 410 東京 J.ハモンド 海外
5 10 キングトップガン 510 栗東 鮫島 一歩 栗東 506
6 11 ミッションアプルーヴド 528 東京 N.チャタポール 海外
6 12 ウインバリアシオン 524 栗東 松永 昌博 栗東 516
7 13 デインドリーム 430 東京 P.シールゲン 海外
7 14 シャレータ 444 東京 A.ドゥロワイエデュプレ 海外
8 15 エイシンフラッシュ 504 栗東 藤原 英昭 栗東 490
8 16 トーセンジョーダン 492 栗東 池江 泰寿 栗東 478

上記馬体重は、あくまでも計量時のデータであり、レース当日の馬体重とは異なります。



【プレレーティング】
日本馬

馬  名  性  年齢 調教師 レーティング 該当レース
ヴィクトワールピサ 4 角居 勝彦 122 I(A) ドバイWC1着
ウインバリアシオン 3 松永 昌博 117 東京優駿2着
エイシンフラッシュ 4 藤原 英昭 118 宝塚記念3着
オウケンブルースリ 6 音無 秀孝 116 JC7着(2010)
カリバーン 4 鹿戸 雄一 110 オールカマー3着
キングトップガン 8 鮫島 一歩 105 函館記念1着
ジャガーメイル 7 堀 宣行 118 JC4着(2010)
トゥザグローリー 4 池江 泰寿 120 日経賞1着
トレイルブレイザー 4 池江 泰寿 108 AR共和国杯1着
トーセンジョーダン 5 池江 泰寿 122 天皇賞(秋)1着
ヒルノダムール 4 昆 貢 121 フォワ賞2着
ブエナビスタ 5 松田 博資 121 JC2着降着(2010)
ペルーサ 4 藤沢 和雄 120 天皇賞(秋)3着
ローズキングダム 4 橋口 弘次郎 120 JC1着(2010)


外国馬

馬名  性  年齢 調教師 レーティング 調教国
サラリンクス(愛) 
Sarah Lynx
4 J.ハモンド 118 仏国
シャレータ(愛) 
Shareta
3 A.ドゥロワイエデュプレ 120 仏国
スノーフェアリー(愛) 
Snow Fairy
4 E.ダンロップ 122 英国
デインドリーム(独) 
Danedream
3 P.シールゲン 128 独国
ミッションアプルーヴド(米) 
Mission Approved
7 N.チャタポール 115 I-L 米国
最強4歳世代の一角、エイシンアポロンが待望のGⅠ制覇。

最強と謳われた現4歳牡馬陣も、蓋を開けてみれば、
今年獲得した国内・芝GⅠは天皇賞・春の1冠のみ。
主戦場ではないとはいえ、短距離・マイル路線では結果を残せずにいた。

最強世代の看板を守るべくマイル戦線に路線を合わせてきた3頭の4歳牡馬。
11ヶ月の休養から順調にステップレースを運んだエイシンアポロン。
4歳世代最後の大物ミッキードリーム。適正距離を掴んだリディル。

スタートで人気の一角の外国招待馬イモータルヴァース・3牝が遅れをとる。
内枠からシルポートが大方の予想通りに軽快の逃げ。
平均ペースで進む中、1番枠のフィフスペトルが2番手経済コースを通る絶好の展開。

エイシンアポロンも有利な内枠を活かし、先行集団につける。
レースは直線で逃げるシルポートをフィフスペトル・エイシンアポロンが早めに捕まえ、
叩きあいの勝負。自力で勝るアポロンが先頭に替わり後続の強襲を許さずそのままゴール。

馬場のダメージが大きくなり、外枠有利ともささやかれた今日のレース。
しかし、馬場コンディションは前日の大雨で、やや重までにしか回復せず。
京都外回りコースとはいえ、スピードの乗りやすいコース形態。

差し馬にとっては厳しいレースとなってしまった。
出遅れたイモータルヴァースは最内から逆転を狙うも、差し脚が伸びず7着。
3年連続の日本遠征となったサプレザ・6牝が意地を見せるも、3着まで。
4歳馬ミッキードリームは中段からの流れも末脚を発揮できず9着。
2番人気に押されていたリディルに至っては、道中折り合いが付かず、14着と大失速。

注目を集めていた3歳馬たちも安田記念馬リアルインパクトの5着が最先着。

NHKマイルの覇者グランプリボスは出遅れて結局レースの流れに乗れず仕舞いの13着。
海外遠征の失敗から崩れたリズムは今日も戻らず。来春を見据えて休養に入る可能性も大きい。

1年近くの休養から見事に復活したエイシンアポロン。
抜群のマイル適正から、今後のローテーションに注目が集まる。
東京の1800mでの好走から2000mまでは持ちそう。
スプリント戦となると、距離不足が懸念される。

ダート戦・海外遠征などに活路を見出す可能性も十分。
エイシンアポロンの父Giant's Causewayは2009年・2010年と2年連続で
北米リーディングサイヤーに輝く注目の種牡馬。

今後の活躍次第ではエイシンアポロンの血統はとても魅力的なものとなる。
次走、どのレースを選択してくるのか注目したい。

白毛馬のマシュマロが11月13日の京都6レースのダート1400m戦でデビュー勝ちをおさめる。
姉は交流重賞を勝った白毛馬のカリスマ、ユキチャン。

父はクロフネ、オーナはそのクロフネも所有していた金子真人ホールディング。
パドックには、GⅠ並みの観客が押し寄せたというほどの人気ぶり。

真っ白な馬体がゴール板を先頭で駆け抜ける姿はカッコ良くもあり、なんといっても可愛い。
ダートを主戦場として戦うこととなりそうだが、どこまで上り詰めることが出来るのか注目していきたい。

今日の鞍上は川田騎手。現在リーディング3位を走る若手ホープ。
マシュマロとともに一気に全国区の騎手になれるか、結果も期待される。
去年の勝ち馬で、今年の凱旋門賞3着の圧倒的な実績を誇るスノーフェアリー。
堂々の1番人気を背負っての参戦。来日後じんましんを発症させ、体調面に一抹の不安材料。

レースは今年の英オークスを逃げ切ったダンシングレインが出遅れ、
最後方の位置取りという予想外の展開でスタート。
ダンシングレインに代わり先頭に立ったのが最低人気のシンメイフジ。

1000mを57秒台の大逃げで、後続に20馬身差を着け、場内をどよめかせる。
関東の有力馬のホエールキャプチャとアパパネは2・3番手から好位追走。
秋華賞馬のアヴェンチュラが直後を追走。
逃げ馬を除く後続は平均ペースと位置取りは理想的展開。

スノーフェアリーは中段より後方ラチ沿いを進む省エネコースを選択。
去年のレースをトレーシングするかのような作戦。
最後の直線に入ったところで大逃げを打ったシンメイフジが先頭に粘るまさかの展開。

しかし、ここからホエールキャプチャが捕まえにいくと後続の実力馬が一気に押し寄せる。
まずは、アパパネが絶好の位置からホエールキャプチャを交わし、
牝馬GⅠ完全制覇の夢が膨らみかける。
しかし外側から秋華賞で素質を開花させたアヴェンチュラがヨレながらも脚を伸ばし、
のこり100mで体制有利となり、GⅠ連覇が見えた最高の騎乗。
しかし、まさかの内側から豪脚炸裂でスノーフェアリーが先行馬をまとめて交わす。

3着アパパネの蛯名騎手は外側アヴェンチュラしか視界に入っていなかったような仕草。
それだけ、予想だにしない内側からの強襲一気の末脚。
結果は首差勝ちと去年の4馬身差から縮まった格好だが、内容は驚愕の一言。

日本の絶対女王ブエナビスタ以上ではないかと思わせる強さ。
牝馬GⅠに出走しただけで日本をあとにすることは勿体無いと感じさせる圧巻のレース。
しかし、ブエナビスタとの一騎打ちは誰しもが見てみたいと感じた願望。

凱旋門賞賞のあとに今年から英国最高賞金に昇格した英チャンピオンSに出走したことから、
スノーフェアリーの疲労は相当に溜まってしまった状態。
中1週でのジャパンカップ参戦は非常に困難であろうと推察される。
疲労次第ではジャパンカップへの出走もありえると報道されていたため、
その可能性はゼロではない。
最後の切れ味からも東京競馬場がこの馬にとって最高のパフォーマンスを見せることが出来そう。
そういった意味からもジャパンカップでの勇姿を拝見したいところだが、
一度疲れを抜いてからブエナビスタとの頂上決戦を実現してもらいたい。

このまま日本に滞在して、有馬記念出走となれば、その夢のようなレースが可能となる。
JRAとしても最大限のバックアップでスノーフェアリーの日本滞在を後押ししてもらいたいところ。

しかし、このスノーフェアリーを一蹴した凱旋門賞賞1・2着のデインドリーム・シャレータはどれほどのポテンシャルを秘めているのだろうか。ますます、ジャパンカップの期待値が上がる、それほどの衝撃を与えた、今日のエリザベス女王杯。間違いなく、史上最高のエリザベス女王杯であった。

また、アパパネが3着と好走。前走の府中牝馬Sでの大惨敗から見事に立て直してきた。
今日再び惨敗を喫するようだと、引退の可能性もあったため、一安心。
1つ下に強力な世代の出現で牝馬GⅠ完全制覇はまたひとつ困難なものとなってしまったが、
三冠牝馬としての実力は伊達ではないことをなんとか証明してもらいたい。

一方、2歳牝馬チャンピオンのレーヴディソールにとっては厳しいレースとなってしまった。
3月のチューリップ賞から8ヶ月ぶりのレース。成長期とはいえ、
+20kgの馬体はまだ出走するには一歩手前であったのであろう。
同厩舎ブエナビスタを超える逸材と謳われた女傑候補にとって、11着の大惨敗は痛恨。
自身の持つカリスマ性に大きな傷を付ける結果となってしまった。
やはり、若駒が最も成長する3歳春~秋の大事な時期を
ケガで棒に振ってしまったのは大きなハンディとして、今日のレースに現われてしまった。

2着・4着したアヴェンチュラ・ホエールキャプチャとの差は決して小さくはない。
海外を見渡すと凱旋門賞勝った馬も同世代の3歳牝馬。
将来的に凱旋門賞制覇をも夢見られていた逸材。
今後の出走レースの選定は慎重に決めてもらいたい。
フルゲート18頭で今のところ出走を表明している馬

ペルーサ・4牡(天皇賞・秋 3着) ← 出走頭数と秋天のレーティング?次第
以下、ペルーサよりも出走権利を持つ馬。

▼招待外国馬 4~5頭
デインドリーム(凱旋門賞1着)
シャレータ・3牝[仏](凱旋門賞2着)
サラリンクス・4牝[仏](カナディアンインターナショナル (G1) 1着)
ミッションアプルーヴド・7牡[米](Manhattan Handicap(G1) 1着)

スノーフェアリー・4牝[仏]←エリザベス女王杯優勝→香港C

▼日本馬 11~12頭
ヴィクトワールピサ・4牡(有馬記念・ドバイWC 1着)
ヒルノダムール・4牡(天皇賞・春 1着)
アーネストリー・5牡(宝塚記念 1着) → 有馬記念直行
ブエナビスタ・5牝(ジャパンカップ・有馬記念・宝塚記念 2着)
ローズキングダム・4牡(ジャパンカップ 1着)
トーセンジョーダン・5牡(天皇賞・秋 1着)
ダークシャドウ・4牡(天皇賞・秋 2着) → 来春まで休養
ウインバリアシオン・3牡(日本ダービー・菊花賞 2着)
エイシンフラッシュ・4牡(天皇賞・春 2着)
トゥザグローリー・4牡(日経賞・京都記念GⅡ 1着)
ルーラーシップ・4牡(金鯱賞・日経新春杯GⅡ 1着) → 有馬記念直行

────────────────────────────

ミッキードリーム・4牡 → マイルCS出走
ナリタクリスタル・5牡
トレイルブレイザー・4牡(アルゼンチン共和国杯GⅡ 1着) → 香港ヴァーズ(G1)
オウケンブルースリー・6牡(アルゼンチン共和国杯GⅡ 2着)
ジャガーメール・7牡

アルゼンチン共和国杯の結果、
1・2着馬ともに出走の可能性を示唆。
しかし、トレイルブレイザーは除外の可能性が高く、香港ヴァーズに矛先を変えそう。
ペルーサの出走は微妙な状況。なんとか出走に漕ぎ着けて欲しい。

今年の天皇賞・秋は札幌記念の勝ち馬、トーセンジョーダンが制した。
タイムは1分56.1秒と、これまでのレコードを0.9秒上回る破格なタイム。

期待のペルーサは、心配されたゲートも抜群のスタート。
最初のコーナーで2番人気に押されたダークシャドウとコース取りでごちゃつくも、
先に行かせることで回避。上手く折り合いを付ける横山騎手の冷静な判断。

レースは前半1000m・56.5秒の超ハイペースで進み、ペルーサは後方待機の理想的な展開。
高速馬場でタイムの出やすいコース状況とはいえ、このハイペースで先行馬の脚が止まるのは必然。最後の直線はごちゃつく内側を避けて、大外にコースを取る安全策。

アーネストリー・エイシンフラッシュ・ローズキングダムと
先行集団につけていた有力馬たちの脚色が鈍る中、
温存していた体力を一気に開放してごぼう抜きの展開。

ゴール前に先頭に立っていたトーセンジョウダン・ダークシャドウに並びかけるも、
ここで脚色が先行馬と同じになってしまう。
内の2頭が合わせ馬で粘り腰を見せる展開で、大外をただ一騎で強襲するも、
かわすまでには至らず。無念の3着入賞。

上がりの3F33.9秒は出走メンバーで唯一の33秒台。
最速の上がりを見せ、自身の最大の武器を発揮することはできたが、勝利するまでには至らず。
勝ち馬トーセンジョウダンとはコース取りの差が出てしまった形。

パワーアップを図り、春の大惨敗から復活を賭けた一戦。
内容的にはその実力の片鱗を見せることは出来たが、
結果としては決して満足できるものではなかった。

3着ということは収得賞金を加算することが叶わなかった。
JCに出走できない可能性が残ってしまい、最強世代から脱落することを危険も生まれた。

+16kgとパワーアップした体に反して、
6ヶ月ぶりのレースということで勝負どころでの反応が少し遅れてしまった感もあった。
レース感を取り戻し万全の状態となった今、JCへの出走の可否がわからない状態は、
仕上げる厩舎としても辛いところ。

フルゲート18頭で今のところ出走を表明している馬

▼招待外国馬 4~5頭
デインドリーム(凱旋門賞1着)
シャレータ・3牝[仏](凱旋門賞2着)
サラリンクス・4牝[仏](カナディアンインターナショナル (G1) 1着)
ミッションアプルーヴド・7牡[米](Manhattan Handicap(G1) 1着)

※スノーフェアリー・4牝[仏]←エリザベス女王杯出走後、出否決定予定。

▼日本馬
ヴィクトワールピサ・4牡(有馬記念・ドバイWC 1着)
ヒルノダムール・4牡(天皇賞・春 1着)
アーネストリー・5牡(宝塚記念 1着) → 有馬記念直行
ブエナビスタ・5牝(ジャパンカップ・有馬記念・宝塚記念 2着)
ローズキングダム・4牡(ジャパンカップ 1着)
トーセンジョーダン・5牡(天皇賞・秋 1着)
ダークシャドウ・4牡(天皇賞・秋 2着)
ウインバリアシオン・3牡(日本ダービー・菊花賞 2着)
エイシンフラッシュ・4牡(天皇賞・春 2着)
トゥザグローリー・4牡(日経賞・京都記念GⅡ 1着)
ルーラーシップ・4牡(金鯱賞・日経新春杯GⅡ 1着)

────────────────────────────

ミッキードリーム・4牡 → マイルCS出走
ナリタクリスタル・5牡


ルーラーシップまでで16頭で残り2枠となる。
そこから、2頭以上の登録があると、出走から落ちることになってしまうペルーサ。
重賞レベルとGⅠレベルの差は確かにあるのだが、出走の条件に特に規定がない。
各陣営が一攫千金を狙うか、確実に賞金を加算することを優先するのか、
状況次第でペルーサのローテーションが左右されてしまう苦しい立場。

悲願のGⅠ制覇まであと少しのところまで漕ぎ着けているペルーサ。
来年以降もGⅠ制覇のチャンスはあるだろうが、引退後の馬の評価を考えると、
今年で引退するであろう、ブエナビスタやヴィクトワールピサとの勝負付けをして置きたい。
最強世代のチャンピオンの称号を得る機会は次のジャパンカップがラストチャンス。

出走が叶うかどうか、ジャパンカップの登録状況を注目したい。

また、超絶タイムが記録された今日の天皇賞・秋。
メイショウベルーガが故障を発生させ、引退となる過酷なレース。
後方待機していたペルーサは上がり勝負に賭けたためメージは少なそう。
好位追走していた有力馬たちはかなりのダメージを負った可能性が高い。
アーネストリー・ローズキングダム・エイシンフラッシュあたりは次走の予定は
馬の体調次第となりそう。

さらに、乗り替わりで外国人騎手を乗せた・ローズキングダムとエイシンフラッシュ。
エイシンはダービージョッキーの内田博がケガで戦線離脱中のための緊急措置。
復帰次第、鞍上は元に戻ることになりそう。
一方、ローズキングダム。
サンデーR、社台系から締め出しを喰らっている名手武豊を鞍上復帰は難しそう。
せめて、ダービー2着・京都大章典1着の後藤騎手に戻してもらいたいところ。

このまま、外国人騎手で鞍上を固定してしまうようだと、応援しようという気持ちがしぼむ。
日本人騎手で結果を残してきたサラブレットのイメージをもっと大事にしてもらいたい。
そういった意味で、日本人チームで挑むペルーサ、アーネストリー陣営には好感が持てる。
また、1・2着に来たトーセンジョーダン・ダークシャドウの前走の鞍上は福永騎手。
今日の天皇賞・秋ではトゥザグローリーを選択していたが、
次走以降はその選択を変更することは十分に考えられる。
3歳勢も古馬路線に参戦してくる今後のGⅠ路線。
騎手のシャッフルにも注目していきたい。

▼天皇賞・秋プレレーティング

馬  名 年齢 調教師 レーティング
アクシオン 8 二ノ宮 敬宇 113
アーネストリー 6 佐々木 晶三 121
エイシンフラッシュ 4 藤原 英昭 118
ジャガーメイル 7 堀 宣行 113
シャドウゲイト 9 加藤 征弘 107
シルポート 6 西園 正都 113
シンゲン 8 戸田 博文
ダノンヨーヨー 5 音無 秀孝 109
ダークシャドウ 4 堀 宣行 113
トゥザグローリー 4 池江 泰寿 120
トーセンジョーダン 5 池江 泰寿 116
ナリタクリスタル 5 木原 一良 111
ビッグウィーク 4 長浜 博之
ブエナビスタ 5 松田 博資 114
ペルーサ 4 藤沢 和雄 116
ミッキードリーム 4 音無 秀孝 111
メイショウベルーガ 6 池添 兼雄 113
ローズキングダム 4 橋口 弘次郎 117


▼枠順

1枠 1番 シルポート 蛯名正義 58.0kg
2番 ダノンヨーヨー 後藤浩輝 58.0kg
2枠 3番 アクシオン 柴田善臣 58.0kg
4番 エイシンフラッシュ ルメール 58.0kg
3枠 5番 ブエナビスタ 岩田康誠 56.0kg
6番 ビッグウィーク 川田将雅 58.0kg
4枠 7番 ダークシャドウ ベリー 58.0kg
8番 ペルーサ 横山典弘 58.0kg
5枠 9番 ジャガーメイル 四位洋文 58.0kg
10番 メイショウベルーガ 池添謙一 56.0kg
6枠 11番 ローズキングダム メンディ 58.0kg
12番 トーセンジョーダン ピンナ 58.0kg
7枠 13番 ミッキードリーム 和田竜二 58.0kg
14番 シャドウゲイト 田中勝春 58.0kg
15番 シンゲン 田辺裕信 58.0kg
8枠 16番 ナリタクリスタル 武豊 58.0kg
17番 トゥザグローリー 福永祐一 58.0kg
18番 アーネストリー 佐藤哲三 58.0kg



期待のペルーサは、金曜日の時点では単勝5.3倍と、予想以上の2番人気。
土曜日の時点では、7.6倍の6番人気と想定内の人気に収まった。

体重増は20kg以上が見込まれるも、4歳秋にして格段のパワーアップで筋肉分との報道。
父・ゼンノロブロイが4歳秋にして、本格化。古馬三冠を制しているため、期待は俄然高まる。

このレースを制せねば、賞金面的に、ジャパンカップ出走が怪しくなるペルーサ。
今週発表された海外招待馬には今年の凱旋門賞で1、2着した
デインドリーム・シャレータの最強3歳牝馬たちの名が連なる。
また、ドバイWCを制したヴィクトワールピサ、海外遠征したヒルノダムール、
超良血ルーラシップと秋天の出走を見合わせている最強4歳馬たちが集結する。

JCに出走できないと、ペルーサは完全に4歳最強世代から脱落することを意味する。
そういった意味でも、明日の天皇賞・秋は人馬ともに勝負賭けのレース。
昨年の秋天同様に直線一気の豪脚で他馬を蹴散らし王道ルートに乗ってもらいたい。

単勝1.4倍の圧倒的な1番人気で挑んだ淀の3000m。
ゲートは良く出走するも、外枠発走のため好位に付けるまで
外から他馬にかぶられる厳しい流れの中、
スタートから最初のコーナーの下り坂まで口を割る嫌な展開。

しかし、本当に強い馬は展開のあやなどに惑わさられることはないのだろう。
徐々に位置取りを馬郡の中に入れると折り合いを取り戻す。

向こう正面で再び他馬が早仕掛けでペースを狂わせそうな流れになるも、
すでに落ち着きを取り戻したオルフェーヴルには無用な心配。
スタミナ温存するところはきちんとベースを落とし、勝負どころとなると一気の加速。

直線はまさに独り舞台。
最後方待機で死んだふりをしていたウインバリアシオンが
直線一気に2番手まで押し上げるも、その差は埋まらず。
三冠ロード最後の難関、菊花賞も難なく制覇といえる圧勝劇。

ウインが最後に2着に入ったことからもレース自体は緩みないハイペースで進んだ。
勝ったオルフェーヴルは道中先行集団に取り付き、
最後の直線では楽に先頭に立ち、後続を置き去りにする横綱相撲。
2着に追い上げたことからも、ウイン・アンカツによる最後方待機という奇策は嵌っていた。
それでも勝機すら与えない完封劇。

見事、7頭目の三冠馬の称号を手に入れた。
もはや同世代にライバルはいないことをはっきりと証明。

今日のレースで唯一心配されたのが馬体重の増加。
前走の神戸新聞杯では+16kgと3歳夏の成長分をパワーアップしたレース内容で実証する。
今日の菊花賞でも体重はさらに+6kg。466kgとデビュー以来最高体重。
日本ダービーから実に24kgの増加。
3000mの長丁場でこの増え方に一抹の不安を感じたが、それも杞憂に終わる。

春先の小さめな440kg台から馬体増によるパワーアップ。
この先、古馬との対戦で強いられであろう「肉弾戦」においてもプラスに作用する。
先行して突き放す王道といえるレース運びで三冠を制したオルフェーヴル。
死角が見当たらず、いまや無敵の雰囲気さえ漂い始めた。

馬体に問題がなければ、次走はジャパンカップ・有馬記念。
最近まれに見る層の厚さを誇る古馬の陣営。
ブエナビスタ、アーネストリー、ヴィクトワールピサ、ローズキングダム、ヒルノダムール、
エイシンフラッシュ、トゥザグローリー、ルーラーシップ、ダークシャドウ、
そして、ペルーサ。

これらの馬をまとめた片付けることが出来るようであれば、
過去の三冠馬、
セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、
ナリタブライアン、
ディープインパクト
を超える最強馬としての称号も手にすることが出来る。

「ナタの切れ味」「皇帝」「怪物」「英雄」と称された偉大な先輩三冠馬。
そこに、父ステイゴールド・母父メジロマックイーンと
内国産馬が仲間入りしたことは、非常に大きな意味を持つ。
「シルバーコレクター」と評された父ステイゴールドを完全に超えて見せた。
フランス語で「金細工師」の意味をもつ新・三冠馬。
古馬を蹴散らし、どのような「冠名」が与えられるか、興味は尽きない。



個人的にはペルーサの古馬三冠制覇を期待しているが、
オルフェーヴルがこの先どこまで上り詰めていくのか、
リアルタイムで見ることが出来る幸運も実感したいところ。

最強世代といわれる現4歳牡馬は、自身の存在意義のためにも、
易々と勝利を許すことは許されない。
簡単に古馬G1の戴冠を新三冠馬に許すようなら、
最強世代の看板を下ろさなければならない。

オルフェ世代はマイル戦線で手薄な古馬陣相手に結果を残している。
リアルインパクトや休養中のレッドデイヴィスが虎視眈々とマイル王を狙う。

クラシックディスタンスではその牙城を破られるわけには行かない。
古馬として、壁になるべき王者はどの馬なのか。
来週はその選定ともなる天皇賞・秋。
最強4歳世代とブエナ・アーネストリーの決戦も見所のひとつ。

恐らくは7・8番まで人気を落としそうなペルーサ。
最も得意であろう、東京2000mコース。
8着と惨敗を喫した天皇賞・春からの復帰戦。
休み明けが、勝負がけのレース。
レース間隔が開き、スタートなどに不安が残るが、
直線勝負に賭けて追い込み鬼脚を期待したい。
牝馬三冠ロードの最終戦、秋華賞で、アヴェンチュラが先行抜け出しで快勝。
春の二冠は骨折による休養で出走が叶わなかった逸材。

休養明けを1600万下・クイーンSと古馬相手に完封。
クイーンSでは、今日東京開催のGⅡ府中牝馬Sで2着に食い込んだアニメイトバイオを一蹴。
今日のレースでは、桜花賞馬・オークス馬を差し置いて2番人気に押されていた。

レースは逃げ馬メモリアルイヤーが58秒3のハイペースで引っ張る展開。
例年通り高速決着続出の京都競馬場とはいえ、稍重発表の馬場状態。
勝ち馬のアヴェンチュラは3番手追走から、直線に入ると逃げ馬をかわし追撃を許さずの勝利。

ジャングルポケット産駒の牝馬といえばオークス馬トールポピー。
距離適正から見ても、次戦予定のエリザベス女王杯も有力の一頭。

今日敗れた1番人気のホエールキャプチャは先行したアヴェンチュラをマークする展開。
しかし、外枠発走だったためコースの外側を回され、
最後の直線では先行する勝ち馬に追いつけるまでのスタミナを残せず。

クロフネ産駒のスタミナの限界かもしれない。
GⅠではマイルまでしか結果を残せていないクロフネ産駒。
こちらも次走エリザベス女王杯に進みそうだが、距離適正に関しては疑問符が付いた。

関東の3歳牝馬では一番評価を受けるホエールキャプチャ。
世代最強の呼び声高いレーヴディソールが復帰予定となる女王杯。
さらに牝馬GⅠ完全制覇を目論むアパパネの参戦。
スノーフェアリーの出走の可能性も残しており、俄然注目を集めだした女王杯。

今日の府中牝馬Sで14着とデビュー以来最低着順に沈んだアパパネ。
関東の女王として次走は記録と復権を賭けた大一番となる。
得意の東京コースで直線の伸びを欠いたレース。
体調自体に問題がなかったのか不安が残る。
また、レース中故障を発生したのではないかと思えるような失速。

無事であることを祈るのみ。
ここから体調を完全なものに仕上げるのは至難。
牝馬GⅠ完全制覇の偉業を目指しているとはいえ、
牝馬三冠の看板を背負うスターホース。

完調一歩手前のようならば、出走回避をする勇気も必要か。
過去の三冠牝馬とは違い、年明けにG1勝ちを収めた優駿。
早熟のレッテルは見事に払拭した。
それだけに、再び無様なレースをファンに見せることは許されない。

衰えからくる敗戦でないようであれば来年再挑戦する判断を下すことも必要。
すべては馬の調子次第だが、勇気ある撤退も名馬の務め。
アパパネの状態に注目したい。


アヴェンチュラ:馬名由来-冒険(イタリア語)-
今年の交流GⅠマイルCS南部杯は、震災の影響もあり、
中央の府中競馬場での開催。

断然の1番人気に押されたトランセンド。最後の直線で早めに先頭に立つ。
後続で脚を貯めていたダノンカモンに並びかけられ、かわされてしまう。
普通はここで万事休すのところ。

しかし、さすがは世界レベルで活躍したGⅠ馬。
ここから、脅威の粘り腰を見せ、ラチ沿い内側から抜き返してみせる。
長い東京コースの直線とはいえ、スピードも要求されるダートのマイル線。
スピードが乗り切ったところでかわされると、そこからギアチェンジするのは不可能。

今日のレースで見せたトランゼントの勝負根性は率直にすごいの一言。
さらに加速することは不可能な状況で前に出た馬をかわすということは、
相手馬の減速もあるが、自身のスピードダウンを極力抑えた持久力の賜物。
負けず嫌いの気性がもたらした壮絶なゴール前。
勝ったとはいえ、馬にかかったダメージは計り知れない。
次走はこのダメージから回復してからの出走、少し間を空ける可能性もありそう。

秋シーズンはこのあと
JBCクラシック・ジャパンカップダート・東京大章典と大一番が続く。
国内ではスマートファルコンがダートの覇権争いで名乗りを上げ、
今日は4着に敗れたがエスポワールシチーも休養明けから復調の兆しを見せた。
トランゼントの牙城を脅かす新星の登場も期待したい。

残念なことに岩手の星ロックハンドスターがレース直後、
芝コースに脚を取られ、予後不良の故障を発生してしまった。
地元GⅠが、東京開催になったことで起きてしまった悲劇。

慣れない芝コースに驚き、芝の切れ目でジャンプしてしまったことが原因。
やはり、G1レースを施行するには東京ダート1600mは不向きと言わざるを得ない。
阪神で行われるジャパンカップダート1800mと、
東京で行われるフェブラリーステークス1600m。
施行時期・コース・距離などの再考の必要がありそう。

ジャパンカップダートは東京2100m、フェブラリーSは阪神1600mが理想的。
今日のレースでもトランゼントがスタートから逃げを決め切れなかったのは、
最初の芝コースでスピードに乗り切れなかったため。
ダート専門として走るサラブレットの最高峰レースとして、
東京の変則コースは明らかに不向き。
今回の不幸な事故を再発させぬよう、JRAの英断を望む。
JRA初の無敗の三冠馬、シンボリルドルフが死去。30歳の大往生であった。
日本の競馬史上無敗の三冠馬は皇帝シンボリルドルフと、ディープインパクトのみ。
どれだけの偉業を残したかは、言わずと知れたこと。

昨年のオグリキャップに続き、日本競馬界の至宝が失われてしまった。
時代の移り変わりとはいえ、寂しい気分は消えることはない。
寿命を削って速さを追い求めるサラプレット。ファンの心を捉えるのも、この儚さゆえであろうか。

絶対的な強さを誇ったルドルフ。その血脈はトウカイテイオーへと継がれている。
奇しくも、今年三冠馬誕生のチャンスが訪れている。
菊花賞を目前にしての訃報もなにかの運命か。
名馬への手向けとして、三冠馬誕生の瞬間が訪れることを期待したい。

ご冥福を祈ります。
発走直前にビービーガルダンがゲートを潜り放馬のアクシデント。
嬉々として走り回る姿で観客を和ませる。
スプリンターとは思えないスタミナで中山コースをグルグル3週も回る。

ヘトヘトになり、向こう正面で、冷静さを取り戻したのか、
レースに迷惑のかからない分岐コースの芝1400mのスタート地点にたどり着き、
待機所でクールダウン、そこで、ようやく厩務員が捕まえる。

これにより、レースは10分近くスタート時間が遅れる。
スタート直前・ゲートインまで行きながら、土壇場でお預けを喰らった状態。
ただでさえテンションの高い短距離馬にとって、
再びテンションを上げスタートすることは簡単ではない。

そのストレスを最も受けたのがゲート先入れの奇数番号の馬たち。
特に海外からの輸送で精神的に負担の大きかった香港馬には大きなダメージ。

デビュー以来2着以下を外していなかった現在世界2位のスプリンター、
断然の1番人気に押されたロケットマンにとっては大きな不利となった。

レースでは先頭集団に取り付き、絶好な位置取り。
しかし、4コーナー手前からジョッキーの手が動く。
馬のいきっぷりは悪く、直線でも伸び足が付かず、中山の急坂でまさかの失速。
馬券対象にも入れず、屈辱的な4着に沈んでしまう。

勝ったのは、4歳日本牝馬のカレンチャン。5連勝で見事GⅠタイトルを獲得。
最速の上がり33.8を駆使して1 3/4馬身の着差をつける完勝。
一躍日本最強スプリンターの座に躍り出た。

秋のローテーションはこのまま休養に入る予定。
香港遠征などの海外遠征も今のところ考えていない模様。
今年に入り急激にスピード能力を開花させたカレンチャン。

ロケットマンとの再戦も見てみたいが国内レースに専念するため、
このまま勝ち逃げの形になる恐れもある。
来年の高松宮記念にロケットマンが参戦してくれるかに掛かってくる。

秋競馬のGⅠ戦線がいよいよ開幕。

凱旋門賞では、ヒルノダムールとナカヤマフェスタが出走。
それぞれ、10着・11着と不発に終わった。
勝った馬はドイツの3歳牝馬デインドリーム。
2着にもの3歳牝馬と、パンパンに乾いた高速馬場で斤量差をフルに生かした。

レースレコードが出た今年の凱旋門賞。
力の要らない馬場状態は、非力な牝馬に大きなアドバンテージとなった。
3着も4歳スノーフェアリーが入る波乱を演出。

デインドリームは社台グループが所有権を半分購入した馬。
レース前までは、この先のローテーションとしてジャパンカップが組まれていた。
今日の圧勝で今後のローテーションは未定となるであろう。
ブリーダーズカップに駒を進めるか、予定通り来日するか、
秋競馬にもうひとつ楽しみが増えた。
ペルーサが帰厩。毎日王冠を使わずに天皇賞・秋に直行。
鞍上は横山典騎手。

宝塚記念ではルーラーシップに乗り参戦。4歳世代の有力馬の1頭。
今後のお手馬がシャッフルされるのか、ヤキモキしていたが一戦限りの代打起用だった模様。

関東馬を関東のジョッキーで王座まで導いてほしい。
下手に外国人旗手に手綱を任すことなく、ノリ騎手とコンビを組むペルーサ陣営。
やはり、競馬はロマンも大切。ファンとして応援したい気持ちが高まる。

東京秋の陣へ向け、藤沢厩舎の攻勢が始まる。
ルルーシュ(放牧中)・ダンスファンタジアなどの3歳世代に加えて、
2歳新馬たちもぞくぞく入厩を果たしている。来年のダービー目指して駆け上がってほしい。
この春、ドバイワールドカップを制し一躍日本サラブレットのエースへと駆け上がったヴィクトワールピサ。その後、は行により悲願の凱旋門賞制覇が幻に終わり、若干存在感も薄れつつあったが、ここに来てジャパンカップへの参戦を表明。

このまま引退の可能性も取り上げられていたので、競馬ファンとしてはうれしい限り。
あまり得意とはいえない東京コースで結果を残すことができるのか。要注目。

藤沢厩舎の期待馬たちもそろそろ始動となる。
ペルーサ、ダンスファンタジア、ルルーシュなど、戦線復帰が待たれる。
クラッシックの最終トライアルが幕を開け、いよいよクライマックスに向け盛り上がってきた競馬界。

オルフェーブルの三冠制覇やアパパネの牝馬GⅠ完全制覇、凱旋門賞など国内外に注目レースが目白押し。個人的な期待としては、ペルーサの秋・古馬三冠レースでの活躍。
ブエナビスタ、アーネストリー、最強4歳馬たちを破り捨て、チャンピオンへと昇り詰めてほしい。
今年のドバイワールドカップを制した4歳最強世代の大将ヴィクトワールピサが、
左後肢にハ行発症したため、秋の大一番『凱旋門賞』の出走を断念。

5週間程度の安静が必要とのこと。

この先のローテーションは白紙に戻ってしまったが、人気と実力を兼ね備えた馬。
無理せず、万全な状態に戻して復帰してほしい。
アメリカのブリーダーズカップクラシックの出走なども期待されたが、日程的に厳しい。
ここは日本に戻り、ジャパンカップ・有馬記念を目標にして調整するのが一番好さそう。

最強4歳世代との最終決着、女傑ブエナビスタとの再戦、三冠馬候補オルフェーヴルとの覇権争い、上がり馬アーネストリーとの勝負など、秋競馬の見どころが目白押しとなる。

出走断念は残念ではあるが、凱旋門に出走し、ダメージを負ってしまってはそのまま引退も考えられた。スタッフは無念であろうが、ここで競走馬生命を賭ける必要はない。震災で沈んだ国内を明るくするのは何も海外で頑張ればよいということでもない。やはり、生の姿をファンに見せてこそ。オーナー次第ではあるが、是非国内でその雄姿を披露してもらいたい。

個人的には期待して止まない関東馬の星ペルーサとの一騎打ちが見たい。
そのためにも、ペルーサは去年のローテーションに沿うであろう王道を勝ち抜いて国内最強の座を射止めてもらいたい。
毎日王冠→天皇賞・秋を連勝し、打倒ヴィクトワールピサの一番手に名乗りを上げてほしい。

凱旋門賞には昨年二着のナカヤマフェスタ、春の天皇賞馬ヒルノダムール、3歳馬ナカヤマナイトが出走予定。ヴィクトワールピサの無念を晴らす好走を期待したい。

最強4歳馬vs女王ブエナビスタの図式で注目を浴びた宝塚記念
勝負服・アーネストリー.gif終わってみれば、6歳牡馬のアーネストリーが好位追走2番手から
直線を先頭に立ち、そのままゴール板に流れ込む強い内容。

2:10.1のレコードタイムをたたき出しての初GⅠ制覇は、
今秋凱旋門賞挑戦を高らかに宣言するに値する力強いもの。


他の人気馬は鞍上の乗り替わりが激しい中、
デビュー以来遠征以外は全ての騎乗をしてきた佐藤哲騎手。
佐々木晶三調教師は、タップダンスシチーの記憶に新しい師弟コンビ。

騎手の乗り替わりが頻繁に起こるのは実力馬ではよくあることではある。
しかし、若駒の頃から地道に調教をつけてきたパートナーでのGⅠ勝利は
見るものにそれまでの過程が濃密に想像でき、胸熱くなる。

最近は短期免許で旋風を巻き起こす海外ジョッキーを重宝する習慣がみられる競馬サークル。
特に、社台系の良血サラブレットにおける乗り替わりは激しい。
将来、海外遠征を視野に入れてのことであろうが、
それでは日本での競馬が蔑ろにされているようでファン不在にもなりかねない。

今日勝利した佐藤哲騎手や、現在2冠を制しているオルフェーヴルの主戦池添騎手。
海外遠征でも安易に鞍を変えず、最高のコンビで大一番に挑む方が応援にも力が入る。

歴史に残る名馬はその鞍上もすぐに思い浮かぶもの。
しかし、最近の名馬ではレース毎に騎手がコロコロ変わる印象。
ウォッカにしろ、ブエナビスタにしろクラシックの時のジョッキーがすぐに思い浮かばない。
(ウォッカ→四位騎手・ブエナビスタ→安藤勝騎手)
オルフェーヴルが見事三冠に輝いたとして、
その後の海外遠征でジョッキーが変わっていないことをただ祈るのみ。

日本人騎手とともに成長して大舞台に駒を進め、結果を残す。
ファンの誰もが、その瞬間を望んでいる。
調教師としても、出来る事なら、苦楽を共にした騎手と戴冠の場所にいたいであろう。

そう言った意味でも、タップダンスシチーでの苦杯を師弟コンビが、
リベンジを果たすべく挑む今年の凱旋門賞は要注目となる。
見事結果を残してくれたなら、鞍替えの流れも変わるかもしれない。
他の日本馬とは違った視点から応援をしたい。

――追記―――
アーネストリーはオーナーの意向でこの秋は国内専念するとのこと。
日本人チームでの凱旋門挑戦も見たい気はしたが、
それよりも、最強4歳世代の一角を崩した古豪が
秋の古馬3冠でどのような結果を残すのか、楽しみにしたい。

今回の宝塚には一番の期待馬ペルーサが出走していなかった。
暑い夏を休養に回して、得意の東京コースでのGⅠに全てを賭ける。
脚質からも長い直線での追い込み一気が最も力を出せる。
今日のアーネストリーのような好位抜け出しを許さない鬼脚に磨きをかけた姿を見たい。

今年の安田記念。
牝馬のアパパネが牡馬相手にどれほどの力を見せつけてくれるのかに注目が集まったが、
同馬は6着と初めて掲示板を外す惨敗を喫する。

勝ったのはなんと、3歳馬のリアルインパクト。
4歳以上の牡馬とは4kgの斤量差をつけてもらうこのレース。
つまりは、3歳馬には可能性が限りなく少ないという証でもあった。

それを、NHKマイルC3着の若駒が歴史を変える大偉業を成し遂げた。
3歳春でまだ、一般レースで混合戦が組み込まれないこの時期での勝利。
今後、3歳馬のローテーションが劇的に変わってくるかもしれない。

3歳馬で人気を背負ったのはスピードワールドが思い起こされる。
外国産馬がまだクラシックに登録できなかった時代の早熟のマイラー。
3番人気で3着に滑り込んだこのレースで、
やはりこの時期の3歳馬には負担が大きすぎると感じずにはいられなかった。

それが今日の劇的勝利。
隔世の観すら感じる。
なにより、クラシックの門戸開放によって、
前週に競馬界最大の夢舞台ダービーが配置されたローテション事情。
有力3歳馬が安田記念を目指す事などは考えにくかった。

距離適性もダービーの栄誉が陣営の戦略を狂わせる。
去年のダノンバラードも安田記念に標準を合わせることは全くなかった。

今後、NHKマイルCから安田記念のローテーションが一般的となるようなら、
絶対的なマイル王が出現することも考えられる。
スピード血統が見直される機運になるやもしれないリアルインパクトの勝利。
父があのディープインパクトであったのがなんとも皮肉な点ではあったが。
勝負服・キャロットF.gif

残念ながら、ペルーサ宝塚記念回避が発表された。

主戦騎手の横山典騎手が早々にルーラーシップの騎乗が発表されたので、
ある程度は予想されたことではある。

この春は変則開催で関西競馬でのレースに出走し、リズムを掴めず仕舞い。
このまま負け癖がつくくらいなら、春競馬はこのままパスして、
秋の東京開催に全てを賭けることにしたのだろう。

スタートが上手になったとはいえ、後半直線勝負がこの馬本来の形なのだろう。
最強4歳世代で未だGⅠ勝ちがないペルーサ。
宝塚を回避となると、この秋が正念場となる。
しかし、父ゼンノロブロイの初戴冠も、4歳秋の天皇賞。まだまだ成長が望めよう。
この夏順調に過ごし、パワーアップした姿を期待したい。

ペルーサは回避したがまだまだ多くの有力馬の出走が見込まれる今年の宝塚記念。

注目は、金鯱賞で驚異のレースを見せたルーラシップ
今回は会心の騎乗を見せた福永騎手にトゥザグローリーの先約があったため、
ノリ騎手が手綱をとることとなった。

ブエナビスタ・トゥザグローリー・エイシンフラッシュローズキングダムなど
豪華メンバーが集まるこのレースを快勝するようだと、世代最強の呼び声も出てくる。

そうなると、ペルーサの鞍上が空席になるような可能性も出てくる。
藤沢調教師山本オーナーとの太いパイプを切ってまで、乗り替わりをするとも思えないが、
その時は追い込みタイプの操縦に長けた騎手を探すこととなる。

信じられないことだが、天才騎手が最強4歳世代のお手馬を保有していない。
外国人騎手に乗り替わりとなる今回の宝塚記念でのキングダム。今後の鞍上は未定か。

昨年の大けが以来、本来の柔らかさが影を潜め、スランプがささやかれるが、
今一歩、覚醒しきれないペルーサの能力を、相性の良さから存分に引き出してくれそうではある。ノリ騎手の動向次第では、有力馬の鞍上が大変動することとなるかも。

騎手の乗り替わりの多い今年の宝塚記念。
いつもと違う手綱さばきが潜在能力を開花させることもある。
そういった面からも今年の夏のグランプリは楽しむことが出来そう。

オルフェーヴル堂々2冠!!ダービー制覇。
池添騎手見事ダービージョッキーの仲間入り。

不良馬場で施行された今年の東京優駿
しかし、強い馬が悪条件の中でも、持てる実力を存分に発揮してくれる。

勝ち馬のオルフェーヴル、スタートは五分の出。
道中は後ろから4~6頭目と、後方待機。
馬場がこれだけ渋る中も馬の力を信じて全く動ぜず
唯一の心配点、折り合いに重視を置いた冷静な騎乗は新馬から手綱を取る信頼関係が成せる業。

3コーナー過ぎから、やや強引に位置取りを上げていった
2番人気サダムパテックとは対照的。

そのサダムは4コーナーで外々から早めのダッシュ。
前走皐月賞で勝ち馬のオルフェにコース取りの差で
3馬身の大差をつけられた苦い記憶が今日の手綱さばきに影響したか。

直線に向いたところで行き脚が鈍り、
真横を抜けていくオルフェに着いていくことが出来ず失速。
7着に沈む。フジキセキ産駒として、距離適性を問われる惨敗を喫する。

そして、勝ったオルフェーヴル。
単勝3.0倍は後々こんな美味しい馬券はなかったと思い返されそう。
それほど、圧倒的なレース。

直線で進路を挟まれそうになるが、一瞬のスピードで馬群を抜けると、あとは一人舞台。
内にもたれながら2着馬ウインバリアシオンに詰め寄られるの、
ゴール前は再び突き放す楽勝劇。

鞍上をコロコロ変えず、新馬から育て上げてきた陣営のチーム力の結晶。
日本人騎手が天塩にかけて育て、日々の調教に跨り、名馬誕生に導く。
ファンの心をぐっと掴んで離さないスターホースには、
やはり、こういったバックボーンが欠かせない。

ステイゴールド産駒で兄はグランプリホースのドリームジャーニー
この先の成長力も十分期待できる。
母父にはメジロマックイーン。距離延長はむしろプラス材料。
無事にさえ行けばこの秋3冠馬の誕生は疑いようがない。

達成すれば、池江調教師は親子で3冠馬達成の快挙となる。
今年勇退した父のバトンを見事につないだ息子の手腕には感嘆の一言。
競馬界は血の物語と言われるが、サラブレットは馬だけではないのだろうか。

将来的には凱旋門賞の挑戦も十分考えられる。
父が育て上げたディープインパクトの無念を
息子の管理馬オルフェーヴルで晴らすことが叶うか。

今日の不良馬場を克服し、父は海外遠征で結果を残したステイゴールド。
今から夢が広がる。見事な日本ダービーであった。

オルフェーヴル
勝負服・サンデーR.gif馬名由来:金細工師(仏)
父ステイゴールドから連想された馬名。
SS後継種牡馬としても再び脚光を浴びるか。

2年連続で京都2000mで施行された金鯱賞。

最強4歳世代の1頭、ルーラーシップ
エアグルーヴを母に持つ超良血馬、今回は福永騎手と初コンビ。

海外遠征帰りで調整の難しいローテーションで挑んだこのレース。
しかし、ファンの期待も高く、断然の1番人気を背負っての出走。

注目のスタート、なんとまさかの出遅れ。
それも落馬寸前の躓きで、スタンドからは大きなため息。
早々にレースから脱落したと、誰もが諦めた。

しかし、福永騎手はあわてて追走に脚を使わず、
また、レース自体を捨てずに徐々に順位を上げていく落ち着いた騎乗を見せる。

向こう正面から馬群中段まで押し上げると4コーナーを回る頃には
先頭を走るキャプテントゥーレを射程圏内に捕える。

不良馬場発表の切れ味勝負を得意とするルーラーシップにとって
決して得意とは思えない芝の状態で、逃げるキャプテントゥーレを
ゴール板手前で見事差しっ切って見せた。

この先、ルーラーシップが多くのG1を獲得するようであれば、
伝説のレースと語り継がれるのではないだろうかと感じさせる、
それだけ強い印象を残した。

次走は宝塚記念。
このまま鞍上は福永騎手を起用するのか、また外国人騎手に戻してしまうのか、
そういった点でも注目してみたい。

伏兵7番人気のエリンコートが優駿牝馬を制する。

出走前に大雨に見舞われた今年のオークス。
良馬場発表ではあったが、芝が上滑りするため、先行馬優位のレースとなってしまった。

2番人気のホエールキャプチャがゲートで立ち上がり気味に出遅れる。
1番人気のマルセリーナも後方待機策。向こう正面では後ろから2頭目を追走。

馬場自体は上滑りはするものの、
降り出してからレースが敢行されていたわけではないため
状態そのものは荒れておらず馬にとっては走りやすい状態。

レースの勝ちタイムは2分25秒7と優駿牝馬では2番目に良いもの。
勝ったエリンコートは内枠4番を利して、コース内側を通り、スタミナを温存。
最後の直線では大雨で点灯されたライトを気にしながら内側に斜行。
14番・スピードリッパーの進路妨害ギリギリの競馬。
審議対象とされ、勝ったジョッキーの後藤騎手も初戴冠にかかわらず、
ゴール板でのガッツポーズを自重。

オープン特別の忘れな草賞を勝ち、トライアルレースを回避してオークス出走にこぎつけたエリンコート。本番までに急成長を遂げ見事オークスを制する。
まだ直線ではまっすぐ走れず幼さを残すが精神面での成長も期待したいところ。

直線外側から猛追してきたのがホエールキャプチャ。
出遅れて後手を踏み、最後も直線に入るところでなんとか馬群を割ってくる。
レース最速の上がり34.0の足を繰り出すもクビ・ハナ差届かず3着。

2着には逃げた柴田善臣騎乗のピュアプリーゼが粘り切る逃げ馬が残る展開では
いくら直線得意と言えど、捕えきれない。

圧倒的な瞬発力を秘めていた一番人気のマルセリーナも展開に泣かされた。
上がりはホエールに次ぐ34.3も最後は内側に刺さり気味でスタミナが持たず万事休す。
騎手の位置取りの差が明確にレース結果に反映された感がある。

勝ったエリンコートは短距離王者デュランダル産駒。
サンデーサイレンスの血が上手く伝わったのだろうか。
予想以上の距離適性を見せてくれた。

秋には最強牝馬レーヴディソールが戦線復帰予定。
ホエール・マルセも距離の不安は感じられず、秋華賞・エリザベス女王杯と続く牝馬路線を賑やかなものにしてもらいたい。
勝負服・吉田照哉.gif

昨年の2歳チャンピオンのグランプリボスが実力通りにNHKマイルCを制覇。
4月30日に亡くなったばかりの父・サクラバクシンオーの花道を飾る見事な勝利。

トライアルでは気の悪さを見せ、道中の折り合いを欠いて直線での伸び脚を欠いていたが、
大事なGⅠの舞台ではいかんなく、その能力を発揮して、2着コティリオンに1馬身半差の圧勝。

タイムも1分32秒2と優秀な結果。

この後、英国遠征も視野に入れているグランプリボス。
今日の様なハイペースで引っ張ってくれる展開になれば、掛かり癖も出ず、
期待以上の結果を残すことが出来るかも。

欧州の力のいる馬馬で快足を売りにした父サクラバクシンオーの血が通用するのか、
日本産の可能性を計る上でも、斤量差の出ない3歳戦の出走は是非見てみたい1戦となる。

  勝負服・グランプリボス.gif

昨年の皐月賞2着馬のヒルノダムールが待望のGⅠ獲得。

勝負服・ヒルノダムール.gif最強4歳世代が10頭出走した今年の天皇賞・春。
現在の競馬サークルの勢力図が反映された顔ぶれとなった。

レースは初めの1000メートルが64秒台スローペースで流れる中、1週目のゴール前からコスモメドウが掛かり気味に馬群外側から上がって行くのを契機に目まぐるしく先頭が変わる出入りの激しい展開に。

1コーナー付近から1番人気のトゥザグローリー
コスモメドウに引っ張られるように先頭に立ってしまう。

向こう正面ではナムラクレセントが控え切れずに馬群外側を上がって行き先頭に。
外側から掛かり気味に上がって行く馬につられて、人気の一角ローズキングダム
持っていかれてしまい、馬群体系はなし崩しに荒れ模様を見せる。

この一連の流れの中、常に前目インに位置付けていたペルーサにも影響を与えてしまう。
自身は折り合いをつけてレースを運んでいるも、前・後・外の馬がペースを次々と乱す展開では、
使いたくない脚を使わずを得ず、無駄なエネルギーを消費してしまい、
長丁場の消耗戦では厳しいものとなってしまった。

勝ったヒルノダムール、2着のエイシンフラッシュは馬群の後ろにつけ、
荒れる先頭集団の影響をあまり受けず、スタミナを温存しながら最終コーナーを回ることが出来た。

ヒルノダムール、エイシンフラッシュの差は、通ったコースの進路の違いによるものが大きい。
終始インコースで経済コースを通ったヒルノダムールに対し、
外枠からの発走のエイシンフラッシュは外々を回されながらの決め手勝負。

ペルーサはスタート直後から先頭集団につけたのが今回の敗因となってしまった。
終いの切れ脚は使えず、自身の最大の武器を封印してしまったかのよう。
スタートが上手く切れるようになったからといい、
自らレースペースを作るようなタイプの馬ではないのであろう。
周囲の馬の出入りが激しくなる前々での競馬はあまり向いていないのかもしれない。

スローペース必至の展開でも鬼脚を上手く使って最後の直線勝負をしていた方が、
見ていて、期待感が持てていたような感じである。

東京向きなのは間違いないが、あとは距離適性の問題か。
2000メートルが守備範囲ならば、思い切って東京マイルを狙ってみるのもありなのか。
スタートで出遅れる癖を克服した今、どれだけ走れるのかその可能性を探ってみるのも面白そう。

これで、1年以上勝ち星から見放されている。
秋天2着があるものの、そろそろ、賞金を加算しておきたいところ。
次走、どのレースに登録してくるのか、
いきなりの宝塚記念か、ステップレースか、路線変更の安田記念か、
名伯楽の選択に注目したい。

共同通信杯で人気を背負ったディープ産駒。
そのうち、ディープサウンドはなんとか、3着に入ったが、
無敗馬サトノオーは6着、
1番人気と期待されたダノンバラードは9着に沈んだ。

レースは前半1分1秒台後半のスローで流れ、
直線も先行馬たちが前残りでゴールする展開。
差し馬が捕えるには厳しい上がり3ハロン34.4秒。
勝馬ナカヤマナイトは最内をつく博打的なコース取りが成功し、
ただ1頭、見事な差し脚を炸裂させた。

注目のサトノオーは、
スタートから馬群の後続から脚をためて直線勝負のレース運び。
そのため、最終コーナーを過ぎても最後方。
外目を回され、直線ではぽつんと1頭だけ大外を走り、
なんとか脚を伸ばすも、
前の馬たちの脚が止まらずに
掲示板を外してしまう。

距離に不安があったためか、積極的に先行策を取れず、
終始スタミナを温存を計っていては今日の様なスロー展開の重賞を
勝ち切ることは難しい。

この展開で差し切る姿を見せたのなら、
父ディープインパクトを彷彿させることもできただろうが、
現状ではそこまでの器ではなかった模様。

また、これ以上の脚を使ってしまうと、
この時期の若駒には負担が大きすぎて故障の恐れがでてしまうため、
今日はレース展開が向かなかったと、
割り切った方がいいのかもしれない。

サトノオーはこの先どの路線に向かうのだろうか。
なんとか、日本ダービーを目指して欲しかったが、
今日の内容では距離適性はまだはっきりと判明しなかった。

勝馬のナカヤマナイトはサトノオーと位置取りは同じ後方を進んでいた。
最終コーナーを抜けてから、最内を突き、
ラチ沿い1頭分の隙間を見事に抜け出してきた、
ジョッキーのファインプレーでの勝利。
コース取りの差がそのままゴール前での差となって、
サトノオーは勝馬から2馬身3/4(0.3秒)差。

サトノオーの上がりとナカヤマナイトの上がりは
共に33.8秒だったことを考えれば、
絶望的な差をつけられたとまでは考えられず、
レース経験の差がそのまま反映されたとも見れる。


今週の重賞では藤沢厩舎期待の3歳馬が共に掲示板を外す残念な結果。
今年の3歳馬のレベルはクラシックを獲得に至るものなのか
微妙な展開になってきた。
実力は認められるが、まだまだレースでの出来にムラがありすぎる。

つぎは3歳500万円以下を勝ち上がったばかりのルルーシュの出番か。
東京2000mを勝ち切ったゼンノロブロイ産駒。
どのレースを使ってくるかで、厩舎内の3歳馬のレベルをうかがい知ることが出来る。
登録から注目していきたい。

東の横綱格の3歳牝馬ダンスファンタジアがクイーンSに出走するも、
直線に伸び切れずの惨敗。

阪神JF2着馬のホエールキャプチャがきっちりと抜け出し重賞初勝利。
美浦の所属の大将格として、名乗りを上げた。

それにしても、ダンスファンタジアの気性の悪さは
でたとこ勝負になってしまう不安定さを露呈させてしまった。

ゲートが開いてからマイル戦といえど、
息を抜かなければならないレース中盤で、
1頭だけ、泡を吹きながら馬群を形成している姿を晒してしまった。

リラックスして追走さえできれば
最後の直線での追いこみも効くだろうが、
この状態ではすでにスタミナ切れでアップアップ。

馬群に包まれ、抜け出してくる脚はすでに残っておらず、
まさかの6着。
掲示板すら外れてしまう期待外れの結果。

高性能のエンジンを積んでいても、
終始ふかしっぱなしの状態では肝心の所でオーバーヒート。
このような幼すぎるレース運びでは
応援している方は堪らない。

2敗目を喫した今回。
負け方は阪神JF同様、持てる能力を出し切れずの、
もどかしさだけが残るなんとも後味の悪いもの。

前日からの積雪で底冷えするやや重の東京競馬場とはいえ、
走破タイムは1分35秒4と決していいタイムではなかったクイーンS。
前走フェアリーSのように杯ペースで引っ張ってくれる逃げ馬がいないと
我慢が効かず、自滅してしまうのだろうか。

こんなことでは、クラシックディスタンスで結果を残すなんて夢のまた夢。
母・ダンスインザムードも1800m以上のレースでは勝ち星を挙げられず。
まさに距離の壁。
しかし、能力の高さは誰しもが認めるファンタジア。
ファンとしては見限ることなど到底出来ず、
この気性が矯正することが出来るか、
それにより適性距離を伸ばすことが出来るか、
藤沢トレーナーの再調教に期待したい。

騎手も日本人の手綱に戻して一から鍛え直しをしてもよさそう。
幸い、重賞勝ちをしているので、賞金を加算する必要はない。

ワガママな性格では将来的に海外のビックレースを
狙えるような器にはなり得ない。

競馬は『血の物語』であるというのならば、
ファンの期待値のが高く、
血統背景があり、結果も残している超良血馬のダンスファンタジア。
気性が大人になるまで待つことなど、許されない。

クラシックでの栄冠こそが
一族のサラブレッド [ Thoroughbred ]の価値を引き上げる。
この先、ダンスの冠を戴く子孫たちへの期待度も変わってくる。

今日の敗戦は非常に痛いが、
美浦の牝系を伸ばす意味でも、なんとか立て直して
レーヴディソールへの対抗馬としてターフに君臨してもらいたい。

日経新春杯(GII)は、ルーラーシップが
ヒルノダムール・ローズキングダムを2馬身置き去りにしての完勝。

ハンデ戦ゆえに、斤量がローズと1.5kgの差があったとはいえ、
斤量1kgで1馬身と換算すれば、
今日の2馬身差は文句なしの勝ち星といえる。

圧倒的な1番人気に押されたローズキングダム。
終始コースの内々を廻る経済コースを取りながらも
最後の直戦では伸び切れずに3着どまり。

GⅠでは今一歩、トライアルでは快勝というローズ一族としては、
力を出し切れなかった感もあるが、
同世代との戦いを思い返すと、それほどインパクトのある勝ち方を
してきた訳でもないので、この敗戦も想定内か。

今春、ドバイへの遠征も計画されるローズ。
しかし、今日の結果を見ていると、海外で通用するのかは
疑問符を抱かさせる内容と言わざるを得ない。

直線一気で差し切るイメージも最近の競馬では見せることがなく、
この形ならという勝ちパターンを手放してしまったようなレース。
期待感を持たせる前哨戦を経て、大一番に進むのなら、
海外遠征も賛成できるが、このままではただ体力の浪費に終わる危険も感じさせる。

京都記念あたりでもう1戦叩いてから、遠征の可否を考えてもよさそう。
おそらく、京都記念にはブエナビスタ・ヴィクトワールピサなどの
ライバル馬も出てくることだろうし、ローズの能力を再確認してからでも遅くはないだろう。

個人的には日本に残って、天皇賞・春を盛り上げて欲しい。
また、マイラーとしての潜在能力を確認するのも一つの手である。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

京成杯に出走したジャービスは14着の大惨敗。
藤沢・山本コンビの管理馬で、最近引退したタイガーマスクの志を
受け継いだジャービス。
賞金を寄付するという今話題の『伊達直人』の先をゆく活動をしてきた
本物の戦うタイガーマスク。
この覆面を継承されたジャービスもまた、獲得賞金を寄付しようという。

ジャービスとは『あしながおじさん』の本名から頂いた馬名。
これは、応援せずにはいられない。

今日はスタート良く、先頭に立ってレースを引っ張る展開。
最後の直線で急激に減速してしまい、最後はジョッキーが追うのを
あきらめてしまう若駒が時折見せる未熟なレース運び。

この先、永く活躍して欲しい馬なので、レース後に故障を発症していないことを願う。

藤沢厩舎の期待の牝馬、ダンスファンタジアが見事
中山マイルの重賞『フェアリーS』を制覇。

内枠が圧倒的有利とされる中山のマイル戦。
絶好の内枠4番を引いたところから、この日の勝利は
ほぼ、手中に入れていたと言えよう。

前半は馬群の中でじっくりと待機。
阪神FSの時の、外側を終始掛かり通しだった
悪夢のような展開にもならず、安心してレースを運んだ。

走破タイムも1分33秒7と、この時期の牝馬としては
33秒台を出すのは優秀と言えよう。

阪神FSの勝ちタイムが1分35秒7。
この時のファンタジアの走破タイムが1分36秒5。
今日のレースで、3秒近く、タイムを縮めたことからも、
この馬の潜在能力を十分に発揮できたと言える。

阪神FSまでタイムの上では大した結果を残せていなかった事が、
ひとつの不安材料であったのだが、
今回のレースで、その課題も見事にクリアした。

例年の有力馬のローテーションとは決していえない
1月の重賞なので、あまり参考にならないと思っていた。

しかし、
今日の結果は十分に桜花賞戦線にカムバックできた。
まだ、レーヴディソールとは勝負付けが終っていないぞ、
と胸を張って言える内容であった。

レーヴディソールが昨年デイリー2歳Sでたたき出した
タイムが1分33秒6。
ここ3年ずっと1分33秒台で上がっている
高速決着のレースとして認知されているデイリー2歳S。

なので、それほど気に病むこともなかったのだが、
やはり、馬の能力的に高速タイムを出せるのかどうかを
実証しておかなければ、この先の期待度が全然変わってくる。

前日のシンザン記念では、ディープ産駒期待の牝馬
ドナウブルーが5着と、結果を残せなかった。

今年の桜花賞は1強で決まりと、なり兼ねなかった牝馬戦線。
今日のファンタジアの勝利は、ファンにとっても貴重なものであった。

***************************

唯一、残念な点は今日のレースでも勝ち馬に乗っていたのが
外国人騎手アントニオ・クラストゥスであったこと。

やはり、将来期待の若駒には日本人騎手の手によって
クラシック戦線に向かって欲しい。
のちのち、「あの馬のあのレースがターニングポイントだった。」
など、思い返す時にいっしょに騎手の雄姿も思い浮かばせたい。
その時は、鞍上が『思い入れのある騎手』であって欲しい。

・・・
なぜ、横山典騎手もしくは武豊騎手ではなかったのだ?!
典騎手はイングリッドに先約が入っていたのだろうか、
豊騎手は京都を離れられなかったのか、
うーむ、応援している馬だけにやはり、日本人騎手といっしょに
頂上を目指して欲しい。

とりあえず、無事、クラシックまで駒を進めてもらいたい。


横山典弘騎手が120勝で悲願のリーディングジョッキーを獲得。
内田博騎手の猛追(118勝)を受けるも辛くも逃げ切った。

地方重賞を加えた最多勝では、内田騎手に最後の最後で差されてしまった。
その他、JRA賞の受賞者は以下の通り。(2011年1月6日付け)

2010年度JRA賞
騎手部門

最多勝利騎手 内田 博幸 美浦
最高勝率騎手 横山 典弘 美浦
最多賞金獲得騎手 蛯名 正義 美浦
最多勝利障害騎手 五十嵐 雄祐 美浦
最多勝利新人騎手 高倉 稜 栗東

明けて3月には、息子が騎手デビューを果たす、横山典騎手。
父親として、名実ともにトップジョッキーとして迎え撃つことになる。

競馬の見どころがまた一つ増えた。

2010年の競馬最決算・有馬記念を見事制したのが
今年大活躍の3歳馬勢の1頭、ヴィクトワールピサ。

レースは序盤からスローの流れで
結局はスタートから先行していた6頭中5頭が
6着以内に収まる究極の前残りの展開。

予想外で逃げたオウケンブルースリーが11着に沈んだだけで、
他の先行馬は後ろからの圧力をほとんど感じることなく
マイペースを守りぬける理想的なながれであった。

ほとんど、逃げ馬と肩を並べるようにレースを進めていた、ヴィクトワールピサ。
その直後に着けていたトゥザグローリー、ネバブション。
練習の成果を見せ、好スタートから先頭集団に取りついたペルーサ。

これらの馬がほとんど掲示板を埋め尽くし、後続の馬は、
ただの1頭をのぞいてまったくゴール前でカメラに捕えられることはなかった。

その、唯一、後続集団から恐るべき伸び脚で強襲してきたのが
1番人気を背負った女傑ブエナビスタ。

この遅い流れは明らかにブエナビスタにとっては不利な展開。
普通のなら、掲示板に載ることすら難しかったであろうが、
この女傑の底力には感服するのみ。

ゴール前で捕えたかもと見えたハナ差での惜敗。
秋三冠といわれる、王道を1着・1着(2着に降着)・ハナ差2着で駆け抜けた。
常に1番人気を背負う中、結果を出し続けることは至難の技。

過去の名牝たちの中に入ってもその実力はナンバーワンであるといっても
過言ではないであろう。
それどころか、ターフを沸かせて最強牡馬たちの中に入っても
遜色のない結果といえよう。

その歴史的牝馬を破ったヴィクトワールピサ。
大金星を挙げたのは、やはり、レベルが高いと言われてきた3歳牡馬。
この結果で、ガ然、来年の競馬が面白いものになってきた。

最近は牡馬が全く結果を残すことが出来なかったため、
競馬界全体に層の薄さを感じさせるさみしい状態が続いていた。
ようやく、3歳牡馬が結果を残してくれ、
古馬戦線に多くの見どころをもたらしてくれた。

今日出走した3歳牡馬たちに、さらに、
JC馬・ローズキングダム、菊花賞馬・ビックウィークが加わる、
鉄壁の陣容。

今年デビューで競馬界に新風を巻き起こしつつある
ディープインパクト産駒。
その前に大きな壁となってくれそうな、世代が一つ上にあることで、
日本競馬のレベルがさらなる高みにアップすることができる。

来年はここ最近にはなかった牡馬の世代間でのレベル争いも見ることが出来る。
そういった意味でも、ヴィクトワールピサの1勝はとても価値あるものと言えよう。

来春の天皇賞・春が今から楽しみなレースと感じられるのは
何年ぶりであろうか。それだけ牡馬がだらしない結果を出し続けていたのだが、
やはり、春の大一番の3200mはワクワクするものでなければ、物足りない。

海外遠征する予定のブエナビスタと再戦する時、
その勢力図がどのように変化しているのか、
もしかすると、ディープ産駒から化物が現れているかもしれず、
想像するだけでもドキドキが止まらない。

2011年は競馬界が新時代に突入したと感じさせる年となることを
願ってやみません。

ローズキングダムが腹痛のため、
まさかの有馬記念の出走取消。

それにしても、主役になりきれない、
ローズ一族の宿命。

ジャパンカップでは実質2位のため、
有馬記念での結果が最優秀3歳牡馬の決定に
大きく左右するのは間違いない。、
結局、ダービー・菊花賞・JCでのあと一歩の印象しか残らなかった。

JRAのエース騎手・武豊の参戦のない有馬記念となってしまったのは
非常に残念でならない。

海外の一流騎手に制圧されつつある、重賞レース。
その中、有馬記念では日本人騎手の意地を見せて欲しいところ。

毎週のように栗東から美浦に駆けつけて
騎乗予定馬ペルーサの調教をつけてきた安藤勝騎手。
最近は乗り鞍を制限して大レースに備えつつある大ベテラン。
今回の有馬記念一点に照準を合わせてきている熱の入れよう。

付きっきりといってもイイほどのペルーサとの関係は、
アンカツさんの、
晩年に差しかかってきた騎手人生を、
全身全霊を、賭けて挑む
覚悟・気迫・危機感すら感じられる。

当初は横山典騎手のピンチヒッターとしての
スポット騎乗だったはずが、
ここまで、情熱を賭けて下さろうとは、思いもしなかった。

数多くの名馬に跨ってきた一流騎手が
ペルーサに潜むの可能性を感じとってくれたのだろうか。
有馬記念ではその片鱗を余すことなく発揮してもらいたい。

日本人騎手の代表格として、期待せずにはいられない。

いよいよ週末に迫った有馬記念のプレ・レーティングがJRAから発表された。
断然の1番人気を背負いそうな、ブエナビスタが『121』の最高値。
他は、以下の通り。

 ◆日本馬◆
馬  名 年齢 調教師 レーティング レーティング該当レース
ヴィクトワールピサ 3 角居勝彦 119 皐月賞1着・JC3着
エイシンフラッシュ 3 藤原英昭 118 東京優駿1着
オウケンブルースリ 5 音無秀孝 115 ジャパンC2着(2009)
ダノンシャンティ 3 松田国英 115 NHKマイルC1着
トゥザグローリー 3 池江泰郎 109 中日新聞杯1着
ドリームジャーニー 5 池江泰寿 120 有馬記念1着(2009)
ネヴァブション 7 伊藤正徳 115 I-L 宝塚記念5着、天皇賞(秋)5着
ブエナビスタ 4 松田博資 121 天皇賞(秋)1着・JC1位→2位降着
ペルーサ 3 藤沢和雄 120 天皇賞(秋)2着
メイショウベルーガ 5 池添兼雄 112 京都大賞典1着、エリザベス女王杯2着
ローズキングダム 3 橋口弘次郎 120 東京優駿2着
レッドディザイア 4 松永幹夫 115 I-L ブリダーズカップF&M4着
ルーラーシップ 3 角居勝彦 113 M-L 鳴尾記念1着

ブエナビスタのレーティングが他馬と比べ、
やや低めに見積もられている様な気がするが、
概ね、納得の数値。

JCの時に付けた点数を下方修正することはできなかったのか、
まだ、GⅠ未勝利のペルーサが3歳牡馬陣では、
ローズキングダムと並んで『120』のトップ。

ペルーサに本番での人気がどこまであるのか、
競馬ファンとJRAとの馬の見立ての差を比べてみたい。

今年の朝日FSは関東馬のグランプリボスが制覇。

鞍上のデムーロ騎手からド派手なガッツポーズ。
2着には、これも、関東馬リアルインパクトがインコースから抜け出してのゴール。
京王杯2歳Sの1着2着馬が、そのまま1・2フィニッシュ。

勝ち馬のグランプリボスは、4コーナーでアドマイヤサガスとコース取りで
馬体をぶつけ合いながら(←審議対象)
バランスを崩すことなく、直線を力強く伸び、見事に差し切った。

掲示板に乗った5頭中、4頭が外国人騎手騎乗馬。
日本人騎手は福永騎手騎乗のリベルタスが3着のみ。
本場欧州でしのぎを削るトップジョッキーの実力は
やはり、計り知れないものなのか、上位を独占された。

父親はサクラバクシンオーなので、
距離適性からもマイル戦が限界かもしれない中、
見事に2歳チャンピオンに輝いた。
どちらかと言えば、晩成型の産駒を多く輩出しているバクシンオーなので、
グランプリボスにも息の長い活躍を期待したい。

それにしても、美浦の2歳牡馬の1・2フィニッシュ。
西高東低と言われ続けた中央競馬界は、その勢力図が変わりつつあり、
美浦所属馬の活躍がGⅠの舞台でも多く見られていた。
朝日FSでも、ここ最近の傾向を見事に反映した、うれしい結果となった。

来週はいよいよ大一番グランプリ・有馬記念。

今日の勝ち馬名同様、グランプリボスとなるのは、どの馬か、
関東勢から勝ち馬が現れるのか、
非常に楽しみである。

今年の3歳牡馬の最強の呼び声もあるダノンシャンティが骨折明けで
いきなりの有馬記念挑戦を発表した。

当初は年明けの金杯(斤量次第)からとの話だったので、かなりの驚きである。
これにより、有馬記念はまさに、3歳牡馬ナンバーワン決定戦の様相を呈してきた。

ジャパンカップの勝ち馬ローズキングダム
凱旋門賞挑戦の皐月賞馬ヴィクトワールピサ
今年のダービー馬エイシンフラッシュ
鳴尾記念で初重賞制覇の超良血馬ルーラシップ
先週小倉で中日新聞杯勝利で最終切符を手にしたトゥザグローリー
秋の上がり馬菊花賞馬ビックウィーク。←年内休養。

そして、大味な競馬を繰り返す藤沢厩舎の問題児ペルーサ

ゲート練習の結果次第とのことだが、
ここはこの「3歳牡馬まつり」に参加しない手はない。
出走すると、しないとでは、この先馬に持たれる印象度・スター性が
全然ちがうものになりかねない。それほどの一戦。

・・・それにしても・・・

過去、これほど、3歳牡馬が一堂に会したGⅠレースがあっただろうか。
簡単には思い出せないほどのネームバリューの集まり!
競馬界全体を見渡せば、芝における条件戦から重賞レースまで、
もはや今年の3歳馬が制圧したといっても過言でない状況。

この3歳勢を『最強世代』たらしめているのは、
有力馬の致命的な故障が例年に比べ
ほとんど見受けられなかったことも一因にあるかもしれない。
『無事是名馬』を体現する優良な世代ともいえる。

もしかすると、今回は歴史的なグランプリなのかもしれない。
それだけ、楽しみなメンツが集まった有馬記念。
いまや、最後の砦となっている、ブエナビスタの首を獲って
勝ち名乗りを揚げる一番槍はどの3歳牡馬になるのかが
最大の注目ポイントになっているといえよう。

今年の有馬記念では、過去に例のない衝撃的な
『世代交代劇』が見られるかもしれない。
ジャパンカップで実質勝利した、ブエナビスタも
よれて、降着を取られてしまったことからも
すでに、『おつりのない』状態に見受けられる。

右回り・ゴール前の急坂の中山コース。
阪神・宝塚記念でナカヤマフェスタに屈してしまったことからも、
適性値の高い東京コースのようにはいきそうもないブエナ。

圧倒的に見えた天皇賞・秋とジャパンカップ。
しかし、やはり牝馬。これだけの激戦を潜り抜けた後に
まだ「上がり目を残していた」ということは
さすがに考えにくい。

ここが逆転のチャンス。
3歳牡馬勢が一気にチャンピオンホースの牙城を崩して欲しい。
近年まれにみる『最強世代』の総決算。
まさに、束になって襲いかかり、
長らく続いた、「牝馬最強の時代」に終止符を打ってもらいたい。

競馬界の革命・下剋上の決定的な瞬間を拝むことができるかもしれない
今年の有馬記念。
いまから、ワクワク感が止まりません!

願わくば、ペルーサ開花の瞬間となることを・・・。

阪神ジュベナイルフィリーズは一番人気を背負った
レーヴディソールが直線一気の差し脚で、見事にファンの期待に応えてくれた。
そして、GⅠ史上初となる、1着から3着までを芦毛馬が独占するというおまけ付き。

1着・レーヴディソール
2着・ホエールキャプチャ
3着・ライステラス

芦毛の馬はそれ自体が少ないので自然と応援してしまう。
今年は芦毛のスーパースター『オグリキャップ』が天寿を全うした。
そんな中、現れたスター候補のレーヴディソール。

いくら、2歳牝馬のマイル戦とはいえ、
初めの1000mを61秒台で追加するという、GⅠでは考えられない
超スローペース。

そんな中、2番人気に押されていた『ダンスファンタジア』は、
折り合いをつけることが出来ずに、向う正面で
レーヴディソールを追い越していくという、
なんとも、子供じみた姿を晒してしまった。

レーヴディソールは悠然と馬群の後ろから徐々に進出する
差し馬台頭の昨今の競馬を象徴する
王道ともいえるレース運び。

普通なら、これだけのスロー展開だと差し馬に見せ場をつくることは難しくなるところ。
しかし、前走のデイリー杯で魅せた末脚を今回もいかんなく発揮。
最後の100mで難なく先頭に躍り出ると、後続馬に隙をみせることなく、完勝のゴール。

きちんと実力通りの走りをレース毎に見せることが出来るのは一流馬の証。
ファンの期待を背負う1番人気の馬が予想通りの結果を出すのは簡単なことではない。
同厩舎(栗東・松田博厩舎)同オーナー(サンデーレーシング)の先輩の名牝
ブエナビスタ』をイメージさせる見事な勝ちっぷりを披露したレーヴディソール。
芦毛の馬体からは、すでにクラシックに王手をかけたかのような圧倒的なオーラが感じられた。

それにしても・・・
藤沢・武豊・社台レーシングの完璧ともいえる陣容で挑んだダンスファンタジアの
期待を裏切る失速ぶり。
スタートで後手を踏み、どスローの流れに我慢できず、序盤で脚を使いきり、
最後の直線では馬群に沈むどころか、顔をアップアップさせながら、
よれよれの足取り。斜行ギリギリの進路どりは、最早エネルギー切れのグロッキー状態。

ファルブラヴの気性難がそのままレースに反映してしまった無残な結果。
同厩舎の先輩「ペルーサ」同様に持てる力をレースで存分に発揮できない幼い気性では、GⅠレベルでは通用しない。この大味な感じは魅力にもなるが、いかんせん『そつのない』イメージのある藤沢厩舎では、なんとも期待外れなガッカリ感はぬぐえない。
ペルーサにしても、ダンスファンタジアにしても、
成長とともに気性面でも落ち着いてくるのだろうが、
なんとしても、クラシックで活躍して欲しいと願うのも、また、ファン心理。
来春までには、藤沢ブランドを感じさせる馬に調教してもらいたい。
失礼ながらも、失敗が阪神JFでのものなら、まだ取り返しが効く。
やはり、本番は樫の大舞台。母が失速した直線を先頭で駆け抜けてほしい。

それにしても、
今年のは藤沢厩舎の2歳陣の勢いを象徴していた1頭だけに
今日の惨敗はファンとしてはショックが大きい。
来春のクラシックでの活躍を夢見ていただけに、今日の敗戦が厩舎自体に
暗い影を落とさないように祈るばかりである。

直線でのダンスファンタジアの失速ぶりは一抹の不安を覚えるもの。
なにか、故障でも発症したかのような馬の嫌がり方にも見えたので、
レース後無事であるように願いたい。特に馬体検査などは行っていなかった模様だし・・・。

来週の朝日杯フューチュリティSでは、藤沢厩舎の期待馬が抽選に通ってくれるかが注目される。
新馬勝ちしたばかりのサトノオーが出てくれば応援したい1頭となるだけに、なんとしても、
抽選の壁を乗り越えてダンスファンタジアの無念を晴らしてもらいたい。

!?

・・・
第1回特別登録 28頭のなかにサトノオーの馬名がない・・・
まだ、GⅠの器ではないと判断されたのだろうか。
ファンの贔屓目から期待値を大きくしすぎてしまっているのだろうか。
うーむ、今週の阪神JFに比べて、スター性に見劣りを感じてしまう出走予定馬。
ちょっと、ワクワク感が足りないような・・・。

もとより、期待の2歳馬たちは、まだデビュー前ではあるので、
予想外の新星が現れることを期待したいと思う。

ジャパンカップはブエナビスタの強さばかりが目立ったレースと思いきや、
まさかの『斜行・降着』。パトロールビデオを見てみても明らかに
ローズキングダムの進路を塞いでいる。それも、馬群の外側から、
右鞭を入れて、一気にインコース近くまで馬体を寄せてくる荒っぽさ。

たしかに、最内のヴィクトワールピサもローズキングダム目掛けて
寄れてきて、ローズが外に逃げようと進路を外に取ろうとしたことも
原因のひとつではあっただろう。

しかし、ブエナビスタの寄れっぷりは、武ローズがまっすぐ進路を取る
綺麗な騎乗を魅せていることからも、審議の対象に値する危険なもの。

1度ならずも2度馬体を寄せていては、擁護のしようもないか。
GⅠの勝ち馬の降着は正直見たくはない。
とても、後味を悪くさせるもので、写真判定での審議中とは
まるで違う『ガッカリ感』。

ブエナの寄れた原因はスタート直後のつま突きから、
しばらく、自分の走りをできずバタバタしたことで、
余計なスタミナを消耗してしまったためであろう。

楽勝に見えたが『おつり』のない競馬であったのかもしれない。
しかし、ブエナ陣営は無念でならないだろう。
名牝ウォッカ以上の結果を出したはずのこの秋競馬。
ボーナスの3億円の権利も逃してしまった。

勝馬ローズのオーナーはブエナと同じサンデーレーシング。
オーナー自身は内心2着がローズなのだから、大目に見て欲しいと願ったことだろう。
・・・会員制なので、そうもいかないか・・・
明らかに実力では劣ることを証明してしまったローズキングダム陣営としては、
素直に喜べないのも無理もない。
しかし、これも血のなせる業か。
どうしても、ここぞで勝ち切れなかったローズ一族の本格GⅠ獲得が
このような、しょっぱさを醸し出すものとなろうとは・・・。

この先、G1勝ちを収めることが出来なければ、
『なんちゃってジャパンカップ』と言われかねない。
しかし、他の3歳勢も世代としてのレベルの高さは証明する事が出来たことからも、
再び、大舞台での最先着は並大抵の難しさではない。
ローズにウイニングランをする機会は訪れるのだろうか・・・。

それにしても、ペルーサ・・・。

またしても、スタートを決められず。
名伯楽・藤沢調教師にスタート直後に「帰りたい。」と嘆かせる始末。
皆のお手本となる師の面目を丸つぶしにする、
あまりにお粗末な『子供っぽさ』。

よりによって、毎日王冠→天皇賞・秋→ジャパンカップの秋王道ローテーションで、
全て出遅れを犯すことになろうとは・・・。
大器の片鱗を十分に魅せつける直線での伸び脚。
しかし、スタートで負うハンデは2400メートルコースでも返済しきれない。
ましてや、各世代の代表が集まる最高峰のグレードレース。

有馬記念への出走は
『この先1カ月間でのゲート練習次第』だという、3歳秋のサラブレットには
あるまじき、幼すぎる条件。
名門厩舎の底力をこの1カ月で是非見せてもらいたい。
どうにか、この子供馬を躾け直してピリッとした馬に仕上げて
有馬記念を迎えて欲しい。

それにしても、唯一「ほっ」としたことは、
武豊騎手の連続GⅠ勝ち年数が遂げれなかったことである。
やはり、持って生まれた星があるのか。
完全な力負けの中でも諦めずに、2着まで押し上げる誠実さが、
勝利の女神に愛される理由なのであろうか。
『23年連続GⅠ勝利』を達成。
日本競馬界のミスターはまだまだ輝き続ける。

JRAから発表されたジャパンカップのプレ・レーティングが以下の通り。JRAより参照。



 ◆日本馬◆
馬  名 年齢 調教師 レーティング レーティング該当レース
ヴィクトワールピサ 3 角居勝彦 116 皐月賞1着
エイシンフラッシュ 3 藤原英昭 118 東京優駿1着
オウケンブルースリ 5 音無秀孝 121 ジャパンC2着(2009)
ジャガーメイル 6 堀 宣行 118 L-E 天皇賞(春)1着
シンゲン 7 戸田博文 114 I-L オールカマー1着、天皇賞(秋)6着
ナカヤマフェスタ 4 二ノ宮敬宇 127 凱旋門賞2着
ネヴァブション 7 伊藤正徳 115 I-L 宝塚記念5着、天皇賞(秋)5着
ブエナビスタ 4 松田博資 121 天皇賞(秋)1着
ペルーサ 3 藤沢和雄 120 天皇賞(秋)2着
メイショウベルーガ 5 池添兼雄 112 京都大賞典1着、エリザベス女王杯2着
ローズキングダム 3 橋口弘次郎 117 東京優駿2着


【プレレーティング表の見かた】

(1) レーティングとは、競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、
着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、
数値化したものです。
(2) ここに示すプレレーティング表は、原則的に登録各馬が過去1年間のレースで獲得した最高値
(原則として、GI・JpnI競走は6着まで、その他の重賞・オープン競走は4着までが対象)
を採用していますが、近走の成績や距離実績等を総合的に勘案し修正している場合もあります。
(3) 牝馬のプレレーティングを牡馬と比較する際には、4ポンドを加えてください。
これは負担重量の関係からです。
(4) レーティングに付随するアルファベット(SMILE)は、
そのレーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
S 【Sprint】 1,000m-1,300m [1,000m-1,599m(USA)]
M 【Mile】 1,301m-1,899m [1,600m-1,899m(USA)]
I 【Intermediate】 1,900m-2,100m
L 【Long】 2,101m-2,700m
E 【Extended】 2,701m-

これに従うと、3歳の最強馬は、唯一レーティングが『120』に届いているペルーサ
ふむふむ、そうですか、JRAの関係者はペルーサの実力を見抜いていらっしゃる。
これは、全力で同意せねばなるまい。・・・仕方がないとはいえ2頭ほど邪魔な存在も・・・。
ただ、レース後には、ブエナビスタ・ナカヤマフェスタの上を行く存在まで、昇り詰めて欲しい。

週末が待ち遠しい!天気予報通り、良馬場快晴でのレースを期待したい。

マイルチャンピオンシップはエーシンフォワードがGⅠを初制覇!

1分31秒8のコースレコードをたたき出す、ハイペースの展開を
見事に馬群の内側から抜け出した岩田騎手の手綱さばきが光った。

今年はトップ騎手の落馬負傷が相次いだ。
武豊・横山典弘・内田博幸、そして岩田康誠騎手。
先週からノリ騎手とともに復帰を果たしたばかり岩田騎手。

先週のエリザベス女王杯を制したスノーフェアリーの勝ちっぷりを
なぞらえたかのように荒れたうち馬場を通る博打的な騎乗。
直線を早めに抜け出して、
経済コースを通ったアドバンテージをゴール板まで上手に使いきった
クビ差の勝利。

レコードタイムが出たことからも、今年のマイルCSはスタートから
ハイペースで流れ、先行馬が次々と脱落してゆく厳しい展開。

その中、コースの内側を通り、スタミナを温存。
終いのスピード決着のレースを、唯一前めの位置取りから勝ち切る
騎手の絶妙なペース配分。

さすが、一流騎手のカンの良さは、長期休養明けでも錆びついていなかった。
いよいよ、来週はジャパンカップ。
国内・海外からの名手が揃ったレースを期待したいので
今週GⅠを制したことは、ファンにとっても安心材料となった。

中1週を嫌って、ジャパンカップを回避して、
香港GⅠへの参戦を発表したスノーフェアリーにはガッカリしたが、
2週連続でエイシンの冠をもつサラブレットが戴冠できるのか、
みどころがひとつもふたつも増えた。

今年はGⅠ勝ちのない武豊騎手。
22年も連続で獲り続けた中央GⅠ勝ちも、途切れてしまう大ピンチ。
残りのGⅠとお手馬からみても、かなり難しいと思われていたが、
ここにきて、関東の名伯楽・藤沢調教師が救いの手を伸べた。

14日の日曜日に赤松賞をもったまま完勝した『ダンスファンタジア』。
1番人気候補の騎乗機会が武豊騎手にもたされた。

てっきり、横山典騎手で参戦するものだと思っていたので、少々びっくり。
典騎手は、当日中山に残って、勝ち星を伸ばそうという作戦に変更したのか?

藤沢厩舎の有力馬に騎乗依頼が多ければ、
チーム一丸でノリさんのリーディング争いを
後押ししていることがわかるので、当日の乗り馬に注目したい。

◆アパパネで獲得賞金2位の蛯名騎手がエリザベス女王杯を取りこぼしたこと。
◆横山典騎手が2週間の騎乗停止処分を受けてしまったこと。
この事でノリさん陣営は、騎手三冠・騎手大賞の可能性をいろいろと、
シュミレーションしたのだろう。

阪神競馬場では、GⅠ開催で一流騎手があつまってしまうだろうし、
なにより、お手馬を集めにくい。
それならば、あえて、勝算の大きいダンスファンタジアの騎乗を他騎手に譲り、
獲得賞金額よりも勝ち星を稼ぐ作戦を選んだのか。

ダンスの冠をもつサラブレットには武豊騎手がとてもよく似合う。
オーナーサイドも特に反対する理由もないだろう。
・・・逆にオーナーからの依頼だったとしても不思議ではない・・・

ともあれ、ユタカさんにとっては『ラストチャンス』になるかも知れず、
ダンスファンタジアの夢をつなぐ意味でも是非記録を伸ばして欲しい。

2010年のエリザベス女王杯は
今年の英国のオークス馬、スノーフェアリーが力強い競馬での圧勝。

久しぶりに本物の欧州馬を見た気がする。
荒れたうち馬場を、しかも、馬馬の禿げた轍を選んで走ったかのようなコース取り。
パワーの違いをまざまざと見せつけられました。完敗です。

レース後、ジャパンカップへの参戦を示唆。
中1週の厳しいローテーションとなるが、実現すれば、
日本が誇る最強牝馬『ブエナビスタ』とのマッチレースを見ることができる。

これは、是非、出走して欲しい。
関東牝馬の星『アパパネ』は最後の直線で大外に膨れ、
勝馬とは5・3/4馬身の決定的な差をつけられてしまう。
牝馬初の同一年度GⅠ4勝は達成されなかった。

スタート直後から折り合いを欠き、口をあけながらのレース序盤。
秋華賞で魅せた豪快な差し足は発揮されることはなかった。
疲れが抜けきらなかったとの報道がレース前から聞かれていたことからも、
このまま、年内は休養に当ててしまいそう。

3冠牝馬としての看板に少し陰りを感じさせてしまう、
それほど、ショックの大きい、差をつけられた競走であった。

国内に同年代のライバルは存在しなかったアパパネ。
この敗戦を糧に、来年はさらに成長してこの差を埋めて、逆転するまでに至って欲しい。

復帰の初日にいきなりの騎乗停止処分を受けた横山典騎手。
来週土曜日の20日から、さ来週日曜日の28日まで...ってあれ!?

うわぁぁぁぁぁっっっ!!!

ジャパンカップにのれないのかぁ!
これは、痛恨です。
ファンとしては残念でなりません。

その、横山典騎手、赤松賞でダンスファンタジアに騎乗。
これは、強い。
1回も追わずに持ったままでゴール。
余力たっぷりの楽勝。

次走、無事に行けば、阪神ジュブナイルフィリーズで、
かなりの人気を背負いそう。
去年の赤松賞→阪神JFの勝ち馬が【アパパネ】
厩舎の先輩には同ローテーションから、戴冠した【スティンガー】

来春まで、夢を見させてくれそうな
社台レーシングのダンス一族
ファルブラヴ×ダンスインザムード

また、一頭、関東からスター候補が誕生した。
ジャパンカップでのノリさんの雄姿を拝むことは叶わなくなったが、
年末に向けての楽しみが一つ増えました。

なんと、横山典騎手が今週から復帰をするという。

信じられない!
今年中の復帰はまず無いだろうと考えていたので、
なんと嬉しいニュース!
オークス馬のサンテミリオンのエリザベス女王杯は、
藤岡騎手もしくは、乗り替わりがあったとしても、
おそらく、ノリさんが乗ることはないだろう。
いくらなんでも、いきなりGⅠはハードルが高すぎる。

それでも、ジャパンカップのペルーサには、間に合って欲しい。
アンカツさんには申し訳ないが、
ここは、ノリさんの手綱で見事にゴール板をトップで駆け抜ける
ペルーサの雄姿を見せて欲しい。

ホームグラウンドの東京競馬場をヴィクトリーランをする姿、
観客席からの万雷の拍手、
ノリ騎手の渾身のガッツポーズ、
考えただけでゾクゾクしてくる。

リーディング争いは
◎1位・横山典騎手 113勝
○2位・蛯名騎手     97勝
×3位・内田博騎手   96勝
▲4位・福永騎手    94勝
△5位・松岡騎手    93勝
△6位・後藤騎手    87勝

ふむ、福永騎手以外は関東の騎手が上位を独占!
この差を考えれば、まだまだノリ騎手には十分なアドバンテージ。

アパネネ・ナカヤマフェスタに跨る蛯名騎手が
獲得賞金で横山典騎手を猛追して、この先のお手馬からも
逆転の可能性が非常に高い。
念願の騎手大賞をノリ騎手に獲って欲しいところだが、
これは微妙な展開。

・・・JCでブエナビスタに復帰?
は、まずないだろうし、ペルーサに乗って欲しいし・・・。

それにしても、秋競馬に横山典騎手が戻ってくるなんて、
いまだに信じられない。
週末の楽しみがまたひとつ増えました。

2010年の天皇賞・秋はブエナビスタの完勝。
秋初戦を強いレースで盾制覇。
この秋、年度代表馬に向けての第一関門を見事に突破した。

直線に入るまでやや前目の内寄りを通る王道の競馬。
一瞬閉じ込められるかと思われたが、脚色の違いで一気に抜け出す。
全く危なげない競馬に女王としての貫禄を見せつけての勝利。

一方、2着にまで脚を伸ばしてきたペルーサ。
ゲートで立ち上がるしぐさを見せ、やはりという感じで恒例の出遅れ。
最後方からの競馬を余儀なくされる。
直線だけの相手頼みの競馬ではGⅠを戴冠できるわけもなく、
ブエナビスタを脅かすところまで至らず。

くぅ~、もったいない!

強いのに、実力の片鱗はみせたのに、
この馬にとって2000メートルじゃまだ足りないのか、
と思わせるスタートの悪癖は致命傷。

しかし、最後の圧倒的な差し脚は見る者を唸らせる。
将来性は疑いようのないものでもある。
無事に運べは、次走はその実力をいかんなき発揮できる
クラシックディスタンス。

今日の決定的な差をどこまで埋めることが出来るのか
期待を持ちこしてくれたことに少しホッとした面もある。
パドック・ゲートでふざけて遊んでいる模様から、
まだまだ子供ぽっさが抜け切れていないペルーサ。
同馬の馬名は、
「アルゼンチンの英雄(スター)、マラドーナの幼少の頃からの愛称」
この名前どおりにイタズラ癖が抜けきらないと、
女王ブエナビスタを倒すことは到底かなわない夢。

チャンピオンホースへの道のりを確かなものにするには、
今年中になんとかブエナビスタにひと泡吹かせたい。
できることなら、ヘトヘトに消耗する前に結果を出してほしいところ。
そういった意味でも今年のジャパンカップが
俄然見応えのあるレースとなった。

関東馬の覇権もかかってくるメンバーがずらりと揃いそう。
ナカヤマフェスタの凱旋レースにもなろうから今からワクワクしてくる。
ロジユニバースは賞金的に出走できるのかなぁ・・・ダービー以来勝ってないし・・・。

3歳牡馬のナンバーワンもはっきりする。
ダービー馬のエイシンフラッシュに、海外修業を敢行したヴィクトワールピサ。
菊花賞では長距離線で脚を余したローズキングダム。
実力未知数の菊花賞馬ビックウィーク。

いずれの馬も女王ブエナビスタの首を狙い、
年度代表馬への切符を手にしておきたい。
また、次代の女傑アパパネも虎視眈々と控えている。

まだ、GⅠを獲っていないペルーサにとってはかなり難しいが、
年度代表馬の候補の1頭といわれるような存在になって欲しいので
活躍を期待したい。

大輝の片鱗は見せたし、500kgを超える馬体で3歳馬。
なにより、馬が完全燃焼して、競馬を嫌いにならないように
配慮する藤沢厩舎。
大好きな東京競馬場開催も終るし、
もしかしたら、ペルーサは次走が今年最後のレースになるかもしれないなぁ。
有馬記念まで出てきて欲しいけど。

3冠最後の菊花賞は、コスモラピュタが「行った行った。」の大逃げを仕掛ける展開。
ペースは例年通りのゆるい流れだったことを考えると、
口を上げながら、終始折り合いをかけた状態で直線で積極的に逃げ馬を捕えに行った
ビックウィークのステイヤー能力を実証したレースだった。

しかし、春のクラッシックを勝ち抜いてきた実力馬が顔を揃えることなく、
レースレベルに「?」マークが付いてしまう。
直前のエイシンフラッシュの出走回避がつくづく残念であった。

唯一、春からの活躍馬のローズキングダムは後方待機から直線勝負で
1・1/4馬身届かずの2着。
もうちょっと積極的にレースを進めてくれれば、距離適性を計ることもできただろうが、
いかんせん、自分から動くことができずの不完全燃焼。

父親のキングカメハメハは先週のアパパネの活躍からも、
今後を大いに期待される種牡馬。
ローズ一族に長距離適性があるとは思えないので、
この2着もあまり、価値があるようには感じられない。

GⅠ馬が一頭も出走していなかった今年の菊花賞。
1000万を勝ちあがったばかりのコスモラピュタの逃げを容易く許し、
5着に粘りこまれてしまう展開からも、
レース自体のレベルは高い物ではなかった。

華やかさを醸し出していたローズキングダムも、
最後の1冠で印象にほとんど残らないレースでは、
この先の活躍に疑問符を持たざるを得ない。

最近は全く活躍できなくなっている菊花賞馬。
勝ち馬のビックウィーク、2着馬のローズキングダム。
この先、一戦級として活躍していくには、
今年の有馬記念である程度結果を出さないと厳しい。

来週は期待の三歳馬が登場する天皇賞・秋。
出遅れ癖を出さないで十分に実力を出し切って欲しいペルーサ。
通用するも、しないも、その馬のもつポテンシャルを認識できるレースをして、
ファンを納得させてもらいたい。

菊花賞は五頭しか出走しなかった関東馬。
東京に戻ってくるGⅠ競走で、今年の大活躍を引き続き期待したい。

もう一つの注目点はまだ、今年のGⅠを獲っていない武豊騎手。
今ちょうど、TBSの情熱大陸で取り上げられていたので、さらに注目度が増してきた。
この先のお手馬を考えると、今日の菊花賞を取り損ねたことが
あとあとに響いてきそう。
果たして、とうとうGⅠ勝利の連続年数記録が途絶えてしまうのか。
こちらも目が離せない。

アパパネが秋華賞を快勝し、牝馬では三頭目の牝馬三冠を達成。
レースは好スタートから終始外寄りのコースを取り、直線の追い出しで抜け出す安全策。
前走のローズステークスでは内々に閉じ込められ直線でもたつく苦い4着。
トライアルの失敗を上手く教訓にしたレース運び。
大事な三冠目を横綱相撲で勝ちきるのはさすが、金子オーナーの勝負服のなせる業か。

このまま、エリザベス女王杯を勝ち、史上初の牝馬四冠の称号を手に入れて欲しい。
関東牝馬では、なかなか出てこない最強牝馬に一歩近づいたアパパネ。
最近ではメジロドーベルが最強牝馬の称号に一番近づいた関東牝馬。
その、ドーベルも一歳年上のエアグルーヴに頭を押さえられ続けてトップの座には就けなかった。

アパパネも似た状況に置かれている。
ブエナビスタとレッドディザイア。
ともに関西所属で牡馬相手に国内・海外で結果を残してきた最強牝馬。
この秋もブエナビスタは天皇賞・秋で一番人気に押されそうな勢い、
レッドディザイアはブリーダーズC・フィリー&メアターフに出走と、
その牙城はなかなか崩れそうにない。

この二頭に真っ向勝負で勝ちきることで、
三冠牝馬の称号がさらに輝きの増すものとなる。

先輩三冠牝馬たちは古馬になってからの戦績がなく、
(メジロラモーヌは三歳[当時四歳]で引退
 スティルインラブは古馬での勝ち星なし。)
あまり、印象に残らなかった。
ここで、アパパネがそのイメージを一新して欲しい。

オークスでは史上初のGⅠ同着を経験したスターとしての逸話も残しているアパパネ。
年末の有馬記念までブエナビスタ・レッドディザイアとの対戦は考えにくいので
ここは、無事にエリザベス女王杯を突破して、ファンを夢をつないで欲しい。

今年からなんと関東馬の活躍が目立つことか!
西高東低の構図は崩壊しつつある。
長く関東牝馬が女王の座を取ることができかった流れを一掃する活躍のアパパネ。
蛯名騎手とともに歴史的牝馬としての地位を獲得してほしい。
それにしても、この勝負服。二頭目の三冠馬のみならず、
父・キングカメハメハに加えて、母のソルティビットも所有馬。
醸し出すオーラが半端ないです。

勝負服・金子オーナー.gif

アパパネの由来:ハワイに生息する赤い小鳥から[Apapane:アカハワイミツスイ]

第61回毎日王冠・GⅡ
うわっ、ペルーサ心配されたゲート難で痛恨の出遅れ。

いくら東京コースといえど、直線だけの競馬では毎日王冠レベルでは厳しい。
うーむ、3歳馬の1・2フィニッシュ。
まさかそのなかにペルーサの名前がないとは・・・

いちからの出直しを余儀なくされたこの結果は残念でならない。
このあとどのレースをめざすのだるうか、
アルゼンチン共和国杯からジャパンカップ・有馬記念という裏ルートでなんとか、
秋競馬最前線に復帰してほしい。

1着のアリゼオ、
2着のエイシンアポロンと
古馬を一蹴した見事な内容。
今年の3歳牡馬のレベルの高さをあらためて実証。
それゆえにペルーサにはこのまま脱落してほしくない。

ダノンシャンティ、ヴィクトワールピサ、ペルーサと
今年の日本ダービー前には3強と謳われた各馬。
秋に入り、そのランクは大きく変動。

ローズキングダム、エイシンアポロン、アリゼオと
この先に期待感を持てる3歳牡馬陣の名前が
例年よりもたくさん列挙できるのがとても楽しい。

アリゼオは美浦の堀宣行調教師の管理馬。
久しぶりの社台レーシングの勝負服。
そして、シンボリクリスエス産駒。
応援したくなるポイントを多く持っているのがうれしい。
皐月賞では横山典騎手の騎乗馬でもあった。

鼻差でやぶれたエイシンアポロンは蛯名騎手のたずな。
エイシンの冠名が今年は大暴れ。
毎日王冠直前の10レースもテレビ静岡賞でも、
エーシンクールディがダート1400mを快勝。
この先も黒赤の縦じま勝負服に要注目。

そのなかで、やはり、ペルーサが3歳牡馬の1番星になってくれると願いたい。
今日のレースで1番人気を背負っていることからも、ファンからの期待が高い馬。
藤沢さんの管理馬だから、レース嫌いにならないように少し間を空ける可能性もある。
でも、横山典騎手の予想以上に早い退院という吉報も入ったことだし、
復帰にむけて、ペルーサも上昇気流に乗っかって、
できることなら、年末に共にターフを沸かせてれることを切に望む。

2010年10月3日に開催された凱旋門賞。
勝負服・ナカヤマフェスタ.gifなんと、ナカヤマフェスタが2着に!それも鼻差!

だーっ!!惜しい!!!

フルゲート20頭の競馬だから
いろいろと不利を受けながらの競馬の中、
大健闘ともいえる2着。
しかし、なんだろう、この取りこぼした感は!

勝った馬が今年の英ダービー馬のワークフォース。
先のキングジョージで大敗を喫した3歳馬。
レベル的にも勝てる要素が今までで一番あったと思われる。

二宮・蛯名コンビはまたしても、惜敗。
ホントにくやしいだろうなぁ。
しかし、ここにきてナカヤマフェスタの本格化が本物だと証明してくれた。
ここから、どのレースへ向かうのかはまだわからないが、
久々に牡馬のエース誕生はワクワクせずにはいられない。

しかも関東所属でのチームだから、応援にもひとしお力が入る!
次走はどこかな?ジャパンカップか有馬記念?よもやのブリーダーズカップ・ターフ?
激走のあとだから、年内はあと一走かなぁ・・・。

とにかく、どこにもダメージを負っていませんように。
無事な姿を日本のターフで見せて欲しい。
ディープインパクト以来看板を背負える男馬が生まれてこなかったから
しばらくは日本の競馬界をひっぱていく存在になって欲しい。

ヴィクトワールピサは87着。
うーん、欧州の重い芝には適応しなかったのか。
日本で再起して、ナカヤマフェスタのライバルといわれるくらいになれるか。
そうなれば、競馬がもっともっと楽しくなる。

0529-01.jpg来週から東京開催。
期待はなんといっても毎日王冠から出走予定のペルーサ。
ひと夏超えて成長した姿を是非見たい。
サンデーレーシングの関西馬2頭
ブエナ・ドリジャがトップに居座る勢力図を
一変させる活躍で天皇賞・秋に駒を進めてもらいたい。


いよいよシーズン到来、秋競馬がホントに楽しくなってきました。
あとは、ノリ騎手の無事を願うのみです。

2010年の凱旋門賞は
大本命馬のハービンジャーが骨折引退したためか、
16年ぶり20頭が参戦の大混戦の模様。

エルコンドルパサーやディープインパクトが出走した時の頭数の少なさに、
欧州の競馬オーナーはファンを楽しませようという気概はないんだなぁ
勝てそうなレースにしか馬を出さないんだなぁ
と感じていたが、今回はそれを実感できる頭数が揃ったレース。

人気になりそうな今年の英ダービー馬ワークフォースは
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで
勝ち馬ハービンジャーに16馬身以上離される屈辱的な負け方。

この出走頭数の多さは例年になく、
凱旋門賞のレベルが低いことを物語っているのだろうか。
今回出走する、ナカヤマフェスタ・ヴィクトワールピサにも
十分にチャンスがあることの証明でもある。

特に二宮・蛯名のコンビで出走するナカヤマフェスタには期待したい。
もう、11年も前になるエルコンドルパサーの惜敗の時のリベンジをかける。
美浦所属馬では今一番期待をもてるナカヤマフェスタ。
応援にも力が入ってしまう。

今秋は、関東競馬界の雲行きは怪しくなっている。
全国リーディングを独走していた横山典騎手がまさかの落馬で長期離脱。
頭の怪我だけにこのまま復帰を果たせずに引退してしまうのではないかという
憶測も流れている。
昨年のダービー馬ロジユニバースも体調不十分で天皇賞・秋を回避することが決定。
注目の2歳馬ルルーシュも札幌2Sを4着に終わり、個人的にも残念ムード。

ナカヤマフェスタにはこの雰囲気を一掃する快走を願わずにはいられない。

前哨戦で4着の不完全燃焼に終わったヴィクトワールピサも
鞍上の武豊騎手とともに念願の凱旋門賞制覇を果たせるか注目したい。
1・2フィニッシュなんて夢みたいなことにならないかなぁ。

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 厩舎
1 3 フェイムアンドグローリー 牡4 59.5 J.ムルタ A.オブライエン
2 4 プヴォワールアプソリュ 牡5 59.5 S.ファルジャ E.ルルーシュ
3 20 サラフィナ 牝3 56.0 G.モッセ A.ドゥロワイエデュプレ
4 6 キャバルリーマン 牡4 59.5 L.デットーリ S.ビン・スルール
5 19 ヴィクトワールピサ 牡3 56.0 武 豊 角居 勝彦
6 5 ヴィーナーヴァルツァー 牡4 59.5 T.クウィリー J.ヒルシュベルガー
7 16 プラントゥール 牡3 56.0 A.クラストゥス E.ルルーシュ
8 13 ワークフォース 牡3 56.0 R.ムーア M.スタウト
9 14 ベカバッド 牡3 56.0 C.ルメール JC.ルジェ
10 7 ナカヤマフェスタ 牡4 54.5 蛯名 正義 二ノ宮 敬宇
11 15 ケープブランコ 牡3 56.0 C.スミヨン A.オブライエン
12 1 ユームザイン 牡7 59.5 R.ヒューズ M.シャノン
13 17 ロペデヴェガ 牡3 56.0 M.ギュイヨン A.ファーブル
14 8 ティモス 牡5 59.5 K.ファロン T.ドゥーメン
15 12 プリュマニア 牝4 58.0 O.ペリエ A.ファーブル
16 9 ダンカン 牡5 59.5 W.ビュイック J.ゴスデン
17 2 マリヌス 牡4 59.5 D.ボニヤ F.ヘッド
18 18 マイダスタッチ 牡3 56.0 J.ヘファナン A.オブライエン
19 11 タラモア 牡5 59.5 F.ブロンデル Z.コプリク
20 10 リアンカイ 牡5 59.5 S.パスキエ U.オストマン

2010年 9月19日(日) 第28回 関西テレビ放送賞ローズステークス(GII)

二冠馬・アパパネ登場
いよいよ、秋競馬のスタート。
単勝人気2.1倍は、体重が494kg(+24)
牝馬としてはなかなか雄大な馬体。
500kgを超えたあのダイワスカーレットのような
力強い競馬を見せて欲しいところ。

結果は直線一端先頭もゴール手前で
後藤騎手のアニメイトバイオに差されての4着。
はじめて、馬券圏内を取りこぼしてしまう。

・・・それにしても、いくら前が塞がれていたとはいえ、
ちょっと強引に映る蛯名騎手の騎乗。
幸騎手のレディアルバローザが寄ってきたといえ、
アパパネがその雄大な馬体をいかんなく生かした
フライングボディアタック!
勝ちたい気持ちも分かるが、
名馬となる馬にはちょっと怖くなる乱暴な騎乗にも
思える。まだ、トライアルなんだから・・・

 勝ったアニメイトバイオと騎乗の後藤騎手。
秋競馬も関東所属の馬と騎手の活躍が続くのか!

セントライト記念(GII)も関東馬の
クォークスターが超大逃げをかました
ヤマニンエルブをぎりぎりゴール前でクビ差
かわしきる見事なレース。
(エルブの大逃げにはトキめいたが・・・)

ペルーザは毎日王冠から天皇賞・秋を目指す模様。
3歳牡馬のスターが不在となりそうな菊花賞。
ヴィクトワールピザは凱旋門賞へ、
ローズキングダムは後藤騎手から、武豊騎手に鞍替え。
クォークスターにも十分にチャンスあり。
切れ味抜群のアグネスタキオン産駒。
ダイワスカーレットやディープスカイのようにスター街道を
駆け上って欲しい。

oguricap.jpg地方出身のスーパーホース
オグリキャップが3日、不慮の事故により息を引き取った。

25歳、人間でいうところの80歳。見事な一生を遂げたと思います。
数々の伝説をつくった本物のスーパースターといえようその競走馬時代は、
空前絶後の大活躍でした。心から「感動をありがとうございました」と、申し上げます。



地方出身のサラブレットは時々、その活躍が注目されることがあるが、
大概が重賞レベルに届くか届かないかぐらいで頭打ちしてしまう。
しかし、オグリは規格外の実力を備えた唯一のたたき上げであったといっても過言ではない。
古くは、ハイセイコーなどアイドルホースが生まれてきたけれど、
どれも時代の頂点に届くことはなかった。
その牙城を唯一崩したのがオグリキャップ。

その活躍は、ただのGⅠ級に留まることなく一時代をつくり、
誰もが王者として認めざるを得ない圧倒的なパフォーマンスを見せてくれた。
武豊の名を全国に知らしめた90年有馬記念での奇跡のラストラン。
今では考えられない過酷なローテーションであった、
マイルCS奪取から連闘でのJC参戦。
ホーリックスとの壮絶なたたき合いによる驚異的な世界新記録樹立。
どれをとっても、あまりに劇的すぎて、
現在の競馬界ではまず、成し遂げられることのない偉業でした。

重賞級レベルの馬でもこんなローテーションは組まれることはないのに、
絶対王者であるオグリキャップがに課せられたものは、
あまりに常軌を逸していたと捉えざるを得ないもの。
常識的に、ディープインパクトが古馬GⅠを連闘で挑むなんて、
考えられない無茶苦茶、それこそフィクションの世界。

ナリタブライアンが6ハロンのスプリント戦・高松宮記念に出走したときも、
理解に苦しんだが、オグリキャップはそれを遥か上をゆく怒りすら覚えるもの。
当然ながら、激闘の反動に苦しむこととなるのだが、皮肉にも、
現在の日本競馬のレースカレンダーをこの馬が作ってくれたと言ってもおかしくはないであろう。
オグリキャップほどの怪物をもってしても、ダメなものはダメといった指標を示してくれたことは、
このあとに続くスーパーホースたちの競走馬寿命を延ばしてくれたのだと思う。

計り知れない功績を残してくれたオグリキャップ。
後に続くことも、模倣することすらも許されない夢物語のような足跡、その偉業。
重ねて「ありがとうございました。」と感謝の意を表し、ご冥福を祈ります。

第51回 宝塚記念
外から見事な差し足炸裂、ナカヤマフェスタ。
まさかまさかのゴール前の強襲劇。
今春シーズンは関東馬の活躍が目につく展開が続いていたが、
春のグランプリを制したのも4歳上がり馬のナカヤマフェスタ。
柴田義臣騎手のファインプレー。

2着に入ったブエナビスタも1番人気場として満点の競馬。
横山典騎手にしても如何ともし難い直線の明暗。
負けてなお強し。
ナカヤマフェスタが本格化したのか、秋競馬が非常に楽しみになってきた。
今日の伸び脚なら東京コースは持ってこい。
ブエナも得意な末脚勝負に徹すれば、今日の差はあってないが如し。

・・・それにしても、ロジユニバース・・・
掲示板どころか、13着の大惨敗。
ダービー馬の冠録がまったくなし、皐月賞の悪夢を呼び起こしてしまった。
なんだ?
気分屋なのか、サウスポーなのか、田んぼ(不良)馬場のスペシャリストなのか、
騎手との相性だったのか、早熟馬だったのか、もしかして何かアクシデントでも!?
最終コーナーでは絶好の手応えに見えたのに無残に
馬群に飲み込まれていく姿は過去の馬の印象さえ抱かせてしまうものだった。
ショック、大変にショック。
関東最強馬の称号はナカヤマフェスタに奪われてしまった。
関東馬を応援している身としては、新星の誕生は喜ばしきこと。
でも・・・
こういう負け方をしてはいけないのがダービー馬。
なんか進退をかけて次の場所を挑まなくてはならなくなった横綱を思い出した。
その横綱、見事復活優勝を遂げることになったのだが、
こちらはどうなるのだろうか・・・
秋競馬では、完全復活の狼煙を揚げて欲しい。

ナカヤマフェスタとともに日本競馬新時代を築いて欲しい。
がんばれ、ロジユニバース!!


馬名
調教師名
性齢/毛色
負担重量
騎手名
過去3走成績
前走 前々走 3走前
1 1
イコピコ

西園 正都(栗東)

 
牡4/鹿
58.0kg
岩田康誠
10.03.21 阪神
阪神大賞典 GⅡ
9 14頭 1番 2人
470kg 川田将雅 57.0
3000芝 良 3:08.0
8-8-8-8 36.7F
トウカイトリッ (0.7)
09.12.27 中山
有馬記念 GⅠ
8 16頭 11番 9人
456kg 内田博幸 55.0
2500芝 良 2:32.6
6-8-6-8 38.2F
ドリームジャー (2.6)
09.12.05 阪神
鳴尾記念 GⅢ
4 14頭 7番 1人
466kg C.ルメ 55.0
1800芝 良 1:46.9
4-3 33.8F
アクシオン (0.4)
2
アーネストリー

佐々木 晶三(栗東)

 
牡5/鹿
58.0kg
佐藤哲三
10.05.29 京都
金鯱賞 GⅡ
1 14頭 5番 1人
532kg 佐藤哲三 57.0
2000芝 良 1:59.5
2-2-2-2 34.0F
ドリームサンデ (0.2)
09.12.12 中京
中日新聞杯 GⅢ
1 15頭 7番 1人
528kg 佐藤哲三 56.0
2000芝 良 1:57.4
5-5-3-3 35.5F
ドリームサンデ (0.1)
09.11.08 東京
アルゼンチ GⅡ
2 18頭 8番 4人
522kg 松岡正海 55.0
2500芝 良 2:31.1
2-2-2-2 34.6F
ミヤビランベリ (0.2)
2 3
ネヴァブション

伊藤 正徳(美浦)

 
牡7/黒鹿
58.0kg
後藤浩輝
10.04.25 香港
クイーンE GⅠ
4 9頭 &nbsp
476kg 後藤浩輝 57.0
2000芝 良 2:05.2

VIVAPATACA (0.3)
10.03.27 中山
日経賞 GⅡ
4 15頭 4番 2人
494kg 後藤浩輝 58.0
2500芝 稍重 2:34.2
7-6-7-7 34.9F
マイネルキッツ (0.1)
10.01.24 中山
AJCC GⅡ
1 13頭 9番 5人
490kg 横山典弘 58.0
2200芝 良 2:12.6
5-5-5-2 34.7F
シャドウゲイト (0.0)
4
スマートギア

佐山 優(栗東)

 
牡5/栗
58.0kg
和田竜二
10.05.29 京都
金鯱賞 GⅡ
3 14頭 6番 4人
458kg 池添謙一 57.0
2000芝 良 2:00.1
13-13-11-10 33.8F
アーネストリー (0.6)
10.05.09 京都
都大路S OP
6 14頭 8番 1人
456kg 池添謙一 57.0
1800芝 良 1:46.1
12-12 32.8F
シルポート (1.3)
10.04.17 阪神
マイラーズ GⅡ
7 18頭 8番 7人
464kg 池添謙一 57.0
1600芝 良 1:33.5
13-14 33.9F
リーチザクラウ (0.6)
3 5
ナムラクレセント

福島 信晴(栗東)

 
牡5/鹿
58.0kg
小牧太
10.05.29 京都
金鯱賞 GⅡ
8 14頭 4番 2人
502kg 岩田康誠 57.0
2000芝 良 2:00.3
2-2-3-3 34.6F
アーネストリー (0.8)
10.05.02 京都
天皇賞(春 GⅠ
4 18頭 7番 7人
496kg 小牧太 58.0
3200芝 良 3:16.8
8-9-10-7 34.6F
ジャガーメイル (1.1)
10.03.27 中山
日経賞 GⅡ
8 15頭 10番 3人
486kg 小牧太 57.0
2500芝 稍重 2:34.5
4-4-3-3 35.5F
マイネルキッツ (0.4)
6
セイウンワンダー

領家 政蔵(栗東)

 
牡4/青
58.0kg
福永祐一
10.06.13 東京
エプソムC GⅢ
1 18頭 2番 1人
524kg 福永祐一 57.0
1800芝 良 1:46.1
5-8-6 34.6F
シルポート (0.0)
10.04.17 阪神
マイラーズ GⅡ
4 18頭 7番 4人
524kg 福永祐一 57.0
1600芝 良 1:33.2
11-13 33.7F
リーチザクラウ (0.3)
09.12.27 中山
有馬記念 GⅠ
6 16頭 14番 10人
518kg 藤田伸二 55.0
2500芝 良 2:31.6
13-13-10-5 36.9F
ドリームジャー (1.6)
4 7
マイネルアンサー

宮本 博(栗東)

 
牡6/鹿
58.0kg
川田将雅
10.06.13 東京
ジューンS 1600下
1 15頭 4番 10人
530kg 三浦皇成 55.0
2400芝 良 2:25.9
13-13-14-13 34.0F
スリーオリオン (0.0)
10.05.16 京都
烏丸S 1600下
11 13頭 12番 8人
530kg 和田竜二 55.0
2400芝 良 2:25.5
12-12-6-5 34.2F
コパノジングー (0.7)
09.09.06 札幌
札幌日経O OP
5 14頭 5番 6人
526kg 川島信二 55.0
2600芝 良 2:41.0
13-13-11-9 35.2F
エアジパング (0.3)
8
ブエナビスタ

松田 博資(栗東)

 
牝4/黒鹿
56.0kg
横山典弘
10.05.16 東京
ヴィクトリ GⅠ
1 18頭 11番 1人
448kg 横山典弘 55.0
1600芝 良 1:32.4
13-12 33.5F
ヒカルアマラン (0.0)
10.03.27 ア首
ドバイシー GⅠ
2 16頭 &nbsp
計不 O.ペリ 55.0
2410芝 良  

DARREMI 
10.02.20 京都
京都記念 GⅡ
1 13頭 13番 1人
458kg 横山典弘 55.0
2200芝 良 2:14.4
3-3-3-3 33.4F
ジャガーメイル (0.1)
5 9
ロジユニヴァース

萩原 清(美浦)

 
牡4/鹿
58.0kg
安藤勝己
10.03.27 中山
日経賞 GⅡ
6 15頭 15番 1人
530kg 横山典弘 58.0
2500芝 稍重 2:34.4
2-2-2-2 35.5F
マイネルキッツ (0.3)
09.05.31 東京
東京優駿 GⅠ
1 18頭 1番 2人
506kg 横山典弘 57.0
2400芝 不良 2:33.7
3-3-3-3 39.2F
リーチザクラウ (0.7)
09.04.19 中山
皐月賞 GⅠ
14 18頭 1番 1人
490kg 横山典弘 57.0
2000芝 良 2:00.6
7-6-6-5 37.0F
アンライバルド (1.9)
10
ジャガーメイル

堀 宣行(美浦)

 
牡6/鹿
58.0kg
C.ウィリアムズ
10.05.02 京都
天皇賞(春 GⅠ
1 18頭 12番 2人
472kg C.ウィ 58.0
3200芝 良 3:15.7
9-8-7-5 33.7F
マイネルキッツ (0.1)
10.02.20 京都
京都記念 GⅡ
2 13頭 12番 3人
480kg C.ルメ 57.0
2200芝 良 2:14.5
6-6-5-5 33.3F
ブエナビスタ (0.1)
10.02.14 東京
ダイヤモン GⅢ
16頭 4番
C.ルメ 57.0
3400芝 良  

フォゲッタブル 
6 11
トップカミング

境 直行(栗東)

 
牡4/黒鹿
58.0kg
浜中俊
10.05.30 東京
目黒記念 GⅡ
9 12頭 9番 1人
454kg 岩田康誠 56.0
2500芝 良 2:35.4
12-12-12-12 33.2F
コパノジングー (0.6)
10.04.24 東京
メトロポリ OP
2 14頭 4番 4人
456kg 蛯名正義 56.0
2400芝 良 2:26.4
9-10-10-10 34.2F
ナカヤマフェス (0.3)
10.02.20 京都
京都記念 GⅡ
8 13頭 6番 7人
474kg 岩田康誠 56.0
2200芝 良 2:15.5
10-10-9-10 33.7F
ブエナビスタ (1.1)
12
メイショウベルーガ

池添 兼雄(栗東)

 
牝5/芦
56.0kg
幸英明
10.05.02 京都
天皇賞(春 GⅠ
10 18頭 14番 5人
498kg 福永祐一 56.0
3200芝 良 3:17.7
12-12-11-11 35.4F
ジャガーメイル (2.0)
10.03.21 阪神
阪神大賞典 GⅡ
3 14頭 11番 1人
496kg 池添謙一 56.0
3000芝 良 3:07.3
7-7-7-5 36.4F
トウカイトリッ (0.0)
10.01.17 京都
日経新春杯 GⅡ
1 12頭 12番 2人
496kg 池添謙一 54.0
2400芝 良 2:24.4
11-11-10-7 34.9F
トップカミング (0.5)
7 13
フォゲッタブル

池江 泰郎(栗東)

 
牡4/黒鹿
58.0kg
蛯名正義
10.05.02 京都
天皇賞(春 GⅠ
6 18頭 3番 1人
484kg 内田博幸 58.0
3200芝 良 3:17.3
11-10-8-7 35.1F
ジャガーメイル (1.6)
10.02.14 東京
ダイヤモン GⅢ
1 16頭 13番 1人
484kg 武豊 57.0
3400芝 良 3:32.6
10-10-10-10 34.9F
ベルウッドロー (0.2)
09.12.27 中山
有馬記念 GⅠ
4 16頭 16番 4人
484kg C.ルメ 55.0
2500芝 良 2:30.8
13-13-10-5 36.1F
ドリームジャー (0.8)
14
マキハタサイボーグ

新川 恵(栗東)

 
せん8/鹿
58.0kg
太宰啓介
10.05.30 東京
目黒記念 GⅡ
12 12頭 5番 12人
506kg 和田竜二 54.0
2500芝 良 2:36.5
9-8-8-8 34.8F
コパノジングー (1.7)
09.05.31 東京
目黒記念 GⅡ
8 18頭 1番 18人
506kg 小牧太 54.0
2500芝 不良 2:41.7
13-14-16-18 39.3F
ミヤビランベリ (2.7)
09.04.25 東京
メトロポリ OP
11 16頭 11番 8人
508kg 菊沢隆徳 55.0
2400芝 不良 2:34.2
13-12-12-12 37.1F
スノークラッシ (1.1)
取消
コパノジングー

宮 徹(栗東)

 
牡5/黒鹿
58.0kg
藤岡佑介
10.05.30 東京
目黒記念 GⅡ
1 12頭 12番 5人
502kg 池添謙一 54.0
2500芝 良 2:34.8
5-6-6-7 33.3F
イケドラゴン (0.1)
10.05.16 京都
烏丸S 1600下
1 13頭 10番 2人
512kg 池添謙一 56.0
2400芝 良 2:24.8
6-6-6-7 33.4F
マイネルシュト (0.2)
10.04.24 京都
メルボルン 1600下
4 14頭 7番 4人
510kg 藤岡佑介 57.0
2000芝 稍重 1:59.6
11-11-9-7 34.4F
ロードニュース (0.1)
8 16
アクシオン

二ノ宮 敬宇(美浦)

 
牡7/鹿
58.0kg
藤田伸二
10.05.29 京都
金鯱賞 GⅡ
7 14頭 8番 3人
526kg 藤田伸二 57.0
2000芝 良 2:00.3
6-6-5-4 34.4F
アーネストリー (0.8)
10.01.05 中山
日刊中山金 GⅢ
1 16頭 4番 1人
532kg 藤田伸二 57.0
2000芝 良 2:00.8
8-8-11-8 35.1F
トウショウシロ (0.0)
09.12.05 阪神
鳴尾記念 GⅢ
1 14頭 13番 7人
518kg 藤田伸二 56.0
1800芝 良 1:46.5
8-6 33.1F
スマートギア (0.2)
17
ナカヤマフェスタ

二ノ宮 敬宇(美浦)

 
牡4/鹿
58.0kg
柴田善臣
10.04.24 東京
メトロポリ OP
1 14頭 10番 3人
464kg 柴田善臣 56.0
2400芝 良 2:26.1
4-4-3-3 34.3F
トップカミング (0.3)
09.12.12 中京
中日新聞杯 GⅢ
13 15頭 10番 3人
460kg 蛯名正義 56.0
2000芝 良 1:59.5
7-6-6-8 37.3F
アーネストリー (2.1)
09.10.25 京都
菊花賞 GⅠ
12 18頭 16番 4人
452kg 蛯名正義 57.0
3000芝 良 3:05.2
10-10-12-10 36.5F
スリーロールス (1.7)
18
ドリームジャーニー

池江 泰寿(栗東)

 
牡6/鹿
58.0kg
池添謙一
10.04.04 阪神
産経大阪杯 GⅡ
3 12頭 8番 1人
434kg 池添謙一 59.0
2000芝 良 1:59.6
11-10-11-8 34.6F
テイエムアンコ (0.1)
10.02.20 京都
京都記念 GⅡ
3 13頭 7番 2人
438kg 池添謙一 59.0
2200芝 良 2:14.7
8-8-7-6 33.3F
ブエナビスタ (0.3)
09.12.27 中山
有馬記念 GⅠ
1 16頭 9番 2人
426kg 池添謙一 57.0
2500芝 良 2:30.0
15-15-14-8 35.2F
ブエナビスタ (0.1)

週末の日曜日に開催される第51回 宝塚記念(GⅠ)。
注目の女傑対決は今回は残念ながらお流れとなってしまった。
レッドディザイアが無念の鼻出血で、出走取消。

ウォッカが昨年末にジャパンカップの激走後、有馬記念の出走を見送ることとなった鼻出血。
たしか、強靭なスプリント能力に肺などの心肺機能が耐えられず、
悲鳴をあげて出血し、その血が鼻から噴き出してしまうという、
名馬ゆえに起こる過酷な症状とか。

海外遠征で2走した後、国内でGⅠを1走。
さすがのレッドディザイアも馬力が持たなかったのだろう。
しかし、軽度の鼻出血らしく、秋のGⅠ戦線には復帰の見込み。
深刻な事態になる前に、症状が発覚して良かったと、前向きに捉え、
早めの夏休みをとって英気を養ってほしい。

そうなると、もう一方の女傑ブエナビスタの状態も気になってくる。
勝ったとはいえ、相手が一枚劣る牝馬限定のヴィクトリアマイルを鼻差の辛勝。
あれから、十分に体力の回復が図れたのか疑問はつきない。
いくら、スーパー牝馬といえど、牡馬にくらべ、心肺機能までは強化しきれないのか
体の内からのダメージはなかなか抜けきらないのだと推測される。

それに比べて、今回の対抗となるGⅠ級の牡馬2頭。
ドリームジャーニーとロジユニバース。
ともに天皇賞・春を軽度の故障で回避してからの宝塚記念への参戦。
この春はまだ、本気の走りをしておらず、体力温存された状態。
この一戦は覇権をかけた是が非でも奪取しておきたいレース。
両陣営も気合の入りが違うはず。
ここで負ければ、」秋の展望が開けてこず、足場の厳しい立場に追いやられてしまう。

今回の宝塚記念の本命馬は
ロジユニバース

昨年の日本ダービー以来の栄冠を勝ち取り、関東の総大将として、
ふたたび気勢を上げて欲しい。

対抗は
ドリームジャーニー

昨年同レースを制して名を挙げた夏男。宝塚記念連覇となれば、
グランプリ三連覇の大偉業。

注意で絶好調全国リーディング横山典騎手・ブエナビスタ。
来春定年を迎える名伯楽・池江泰郎調教師率いる超良血馬フォゲッタブル、
天春奪取で、素質開花のジャガーメールも押さえておきたい。

◎ ロジユニバース
〇 ドリームジャーニー
Ⅹ ブエナビスタ
△ フォゲッタブル
△ ジャガーメール

今年に入り猛烈な関東馬の反攻がつづく中央競馬。
春競馬の総決算は是非、関東の総大将ロジユニバースに締めて欲しい。
・・・ジャガーメールが勝つと関東の頭となるなぁ、それでもいいけど、
個人的な希望でロジが勝利してノリさんを取り戻して欲しい。
ダービー馬はいかなる時も頂点に君臨していなければならないし、
そうでなければ、美しくない。
名馬への道をふたたび歩み始めてくれ、ロジユニバース!!

祝・ショウワモダン


それにしても、現4・5歳の牡馬「最弱世代」は、またしてもそのレッテルを剥がすことができませんでした。
宝塚以降は、ほんとに勝つ見込みが無くなってしまいそう。
ロジユニバースがどれだけ復調できるか・・・しかし、馬肥ゆる3歳秋を棒に振ってしまった代償は大きいかもしれない。成長期にどれだけ鍛え上げられたのか不安はつきない。


39戦目のGⅠ初勝利ですか、厩舎関係者の地道な努力が報われ、喜ばしい限りです。

ショウワモダン.jpg

今回の安田記念はメンツが揃わず、あまり盛り上がってこない。

ここは、応援できる馬を探した方が楽しめそう。

基本的に逃げ馬が好きです。

そうなると、1枠1番を引き当てたリーチザクラウン。

昨年はロジのライバルとして、大変楽しませてくれた馬。ここらでGⅠ馬の仲間入りさせてあげたい。

前走は好位追走の競馬で勝ってるし、東京コースで無理はしないか。

豊さんで、大逃げを打ってくれたら、無条件に応援するところ。

(我が心のホース、サイレンススズカを想起させるから)

しかし、長期療養中。

今回はアンカツさん。剛腕炸裂で前目のこりは期待できそうだが、先週のダービーのようなユルい流れは、東京マイルではありえない。

もしも、東京マイルを逃げて勝つようであれば、これからずっと追っていかなければならないレベルの馬。

明け4歳で大化けしたサイレンススズカのようなワクワクするような気配は今のところ感じられない。よって〇(対抗)まで。

 サイレンススズカ.jpg

つぎに探すのが、美浦在住の馬。

あっ、8枠に後藤と吉田豊が並んでる。なんか、気分的に買いづらい。

内のほうにも、めぼしい馬が見当たらない。

それなら、関東ジョッキーで見てみると、

3枠6番 良血ファリダットに蛯名さん。

4枠8番 皐月賞馬キャプテントゥーレに横山典さん。

悪くない、要チェック。

馬の血統もついでに見ていくと・・・

母の父・Miswaki の表記あり。

うわっ、懐かしい、我が心のホースを想起させる血統背景。

7枠14番 マルカフェニックス(栗毛)。騎手は福永祐一。

そういえば、先日高知競馬で福永洋一記念が創設されたばかり。時流に乗って応援してみるか。

今年の安田記念の予想は感情移入できそうな順です。

◎ 7枠14番 マルカフェニックス

〇 1枠1番 リーチザクラウン

X 4枠8番 キャプテントゥーレ

△ 3枠6番 ファリダット

 

そういえば、宝塚記念ではロジユニバースには安藤勝さんの騎乗が決まった模様。

いくら初戴冠を実現してくれた思い入れたっぷりのロジといえど、

人気投票1位のブエナビスタを袖にはできなかったか、横山典さん。

現実的にみても、勝つ確率はどちらが高いかなんて一目瞭然といえるし。

しかし、たった1年でオークス馬⇔ダービー馬の騎手交換が成されるとは・・・

ちょっと、さみしい気分です。

そういえば、豊さんも宝塚記念でエアグルーヴを選んだっけ。

エイシンフラッシュ!!

0531.gif    ウチパクさん見事。

2着にローズキングダム。

ヴィクトワールピサは3着まで、

ペルーサは・・・6着?

うーん、外々を回されちゃたのかなぁ。

今年の優駿の本命は、ペルーサです。

今、もっとも乗れてる騎手・横山典。先週の感動的なオメデトーオークスを見て、心に決めました。

ペルーサのお父さんは関東あがりの種牡馬にとって期待の星となりつつある、ゼンノロブロイ。

初年度で、オークス・ダービー馬誕生となれば、来年デビューのディープ産駒の衝撃にも

耐え得る土台を作ることができます。むしろ、SS系の直系として名を馳せることも

夢でなくなります。

そして、なにより藤沢・山本コンビに悲願のダービー制覇がかなえられます。

関東馬の劣勢が続いた勢力図もいよいよ変革の時期となるのか。

2年連続優駿奪取となれば、期待の良血二歳馬たちの関西流出も止まるかもしれず、

関東の競馬ファンとしては願わずにいられません。

◎ 5枠9番 ペルーサ

〇 4枠7番 ヴィクトワールピサ

X 8枠18番 ダノンシャンティ

順当な結果でファンを納得させてほしいのが、ダービー。

注目は、超良血馬ルーラーシップ(父:キングカメハメハ・母:エアグルーヴ)。

負けっぷりが、若駒S・ヒルノダムール(皐月賞2着)の2着、

毎日杯・ダノンシャンテ(NHKマイ ル優勝・日本レコード)の5着と、まあまあといった感じ。

8着くらいかな~と想定されるが応援も込めて。

あと、オメデトーオークスの相方、蛯名騎手も要注意。

騎乗馬ハンソデバンドはなにげに共同通信杯であのダノンシャンテに勝っている。

父:マンハッタンカフェで尾形 充弘(美浦)調教師の管理馬。

バリバリの関東ライン。これも応援したい。

オークスに続いて1・2フィニッシュとなればむこう10年は忘れない感動をもらえそう。

ちょっと不調なロジユニヴァースの分もペルーサに頑張ってもらいたい。

宝塚はロジが出てきたら、ノリはどーするんだるう。ファン投票1位確実馬を選ばずにいられるものなのか・・・

いや、まあ、ペルーサがダービーGET後、宝塚参戦となれば問題もなくなるか。

とにかく、ケチのつけようのないクリーンなレースで力を鼓舞してほしい。

 

ペルーサ・ 0529-01.jpg名前の由来

サッカーのアルゼンチン代表監督のディエゴ・マラドーナ氏(49)の愛称が由来。母馬アルゼンチンスターからの連想でもある。ペルーサとはポルトガル語で「毛深い子」の意。(2010年05月26日・スポニチより)

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