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ATPワールドツアー、日本での最高峰の大会となるジャパンオープンを
日本人プレーヤーが初制覇する快挙。

世界ランク17位の錦織圭選手が同15位のラオニッチをフルセットの末に破る。
7-6(タイブレーク)、3-6、6-0のスコア。
ビックサーバー相手に最終セットを1ゲームも落とさず圧倒し、
ツアー2勝目を地元日本でものにする。

ツアー2勝目は日本人選手では初の偉業。
18歳での初勝利から4年かけての2勝目。
怪我に悩まされ続けた日本のエースがいよいよ覚醒した印象。

日本人悲願のグランドスラム制覇が夢ではなくなった今日の勝利。
ひとつの壁を乗り越えた錦織選手に今後も注目していきたい。
今回のロンドンオリンピックでは男子選手がまさかの金メダル獲得ゼロ。
柔道競技がオリンピックに採用されてから初めての屈辱。

これは、長く優勝旗から見放されている大相撲日本人力士の凋落と重なる。
大相撲の部屋別の対抗意識・・・柔道も同様に国内選手の派閥争いに終始している。

五輪で実績を残してきた選手の遺産が後進に伝えきれていない。
野村やヤワラちゃんの精神的・肉体的ピーキング技術は
今回出場した選手からは感じられることはなかった。

能力が傑出した個人選手の台頭に希望を託すのは、
首脳陣が全く策を打たないと同義と言える。

水泳バタフライの松田選手がメドレーリレー後のインタビュでの一言が印象的。
「康介さんを手ぶらで帰らすことはできない。」
この一言が柔道界からも聞こえるようになれば理想的。

柔道選手団も水泳日本代表のようにチームとして戦わなければ、
今後世界の舞台で結果を残すことは厳しい。

日本人はチーム戦として試合に挑む方が民族性にマッチしている。

相撲でも日本人力士でまとまって外国人力士の対抗策を練るなどの機運が見られない。
それでは、優勝から遠ざかるばかり。
日本人力士で強力なリーダーシップを取れる人の台頭が望まれる。

柔道も同様。
国内を勝ち抜くことの厳しさでライバル関係がこじれて、
これまでの世界選手権などで手にした実績に対する上積みが
国内選手全体の底上げにつながっているようには見られない。

嘉納治五郎杯のように、国内限定戦を世界戦にする
(各国の審判を再教育を含め)などの策も必要。
日本柔道の極意こそが柔の道の目指すべき本筋であることを示すためにも、
一本に対する美学を世界にもっとアピールする必要がある。

レスリングまがいの帯を持ってのすくい投げに美しさは感じられない。
美しい柔道でスポンサーを獲得できるようなマーケットが出来れば
世界柔道の流れも変えられる。

国内選手権のオープン化(賞金を出して実質プロ化も含めて)で
外国人選手を呼び込むことも一考。
日本柔道の活気を取り戻すためにも、改革に乗り出す時期に差し掛かっている。

世界戦にすることで、日本人選手団にチーム意識が芽生えることに期待したい。
優勝旗が国外に流出する屈辱だけはなんとしても避けたい。
そういったシンボルが選手を結束させるためには必需といえる。

また、日本チャンピオンイコール世界チャンピオンと言えるのか、
はっきりと国内の選手ファンに占めることも必要。
井の中の蛙、籠の中の鳥、ガラパゴス化など叫ばれる日本柔道界。

対世界の構図をはっきりと打ち出して、敵は外にあるという認識を強く持たせることが必要。

背筋をピンと張った荘厳さ・威圧感を醸し出していた日本選手が
猫背で丸まり、自信を失いつつあるよう姿勢で畳の上に立つ。

外国選手が一目置く存在であり続けるには、ここが正念場。
次の世代の若手育成には、やはり、現役選手の活躍がなくては夢がつながらない。
日本柔道の再建は身近に起こった大相撲の凋落を参考にする必要がある。

「柔道のグローバル化」を「民族意識への回帰」といった
内向きの感情を利用して打破してもらいたい。
場所前に師匠を亡くし、傷心のまま挑んだ九州場所で、
10勝を上げ、大関昇進となった稀勢の里。

今場所は精神的にも厳しく、肉体の疲労もこれまでの場所とは比べようもないほど
大きかったことは想像に難くない。

そんな状況でも、10の勝ち星を並べたことは立派の一言。
昇進目安となっていた11勝にひとつ足りなかったことが、
今後稀勢の里が更に上を目指すに際して吉と出るかもしれない。

本人が大関に昇進できたことだけを良しとして、
その地位に安穏とする満足感が十分に得られたとは考えづらい状況。
足りなかったことが、逆に昇進後の精進に繋がることを願いたい。

超えるべきは横綱白鵬。
悲しみを乗り越えて、大関の地位を手にした稀勢の里。
更なる高みを目指して、精進してもらいたい。
今日から、大相撲九州場所が開催。
開催直前に師匠の鳴門親方が急性心不全のために死去。
傷心の中、大関昇進のかかる稀勢の里関。

中学卒業とともに角界入りし、貴乃花に次ぐ最年少で十両入りを果たした逸材。
大卒力士・外国人力士が幅を利かすようになった相撲界で、
古くからの相撲ファンの声援を一身に浴びる期待力士。

まさかの訃報に精神的にはボロボロの状態で、場所が始まってしまう。
親同然の師匠を失ったのだから、休場してもおかしくない状態での出場。

そんな中での今日の一番。
長身の外国人力士・旭天鵬にまわしを許し、窮屈な展開も
休まず攻め続け、寄り倒しでの白星スタート。
本人にとって、期する思いがあったのだろう、勝ち名乗りで思わず目が潤む姿が映し出される。

今場所は昇進とともに、弔い場所となった稀勢の里。
なんとか、強い気持ちを保ち続けて、最高の報告を師匠も元に届けてもらいたい。

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