圧倒的人気を背負った皐月賞馬のゴールドシップが
二冠馬の誕生となるか、注目が集まった今年の菊花賞。

ダービー馬のディープブリランテが屈腱炎発症により出走回避。
ダービー2着・セントライト記念1着のフェノーメノは天皇賞・秋に路線変更。
池江厩舎のディープ産駒ワールドエース・トーセンホマレボシの戦線離脱。
ライバル不在とも言えるレースに、単勝は1.4倍と一本被り。

1枠1番に入ったゴールドシップはゲートの出は互角も、
行き脚がつかず最後方にポジションを取る。

レースはビービージャパンが引っ張り、1000mを60.9秒で追加する平均ペース。
向こう正面に入り2000mを2分2.1秒と、淡々としてペースで流れる。

ここから、最後方に陣取っていたゴールドシップはジリジリとポジションを上げていく。

京都競馬場最大の難関は、3コーナーの坂。
残り1000m過ぎから登り、3コーナーから下りに入る特徴的なコース。
この下り坂で勢いを付けすぎると、最後の直線で脚が止まってしまう。

しかし、鞍上の内田騎手はお構いなしのロングスパートをかける。
3コーナーの下り坂で常識破りともいえる加速。
最後方から一気に先行集団に取り付くと、
4コーナーでは逃げ馬を射程圏に入れ3番手まで進出。

直線でも脚は止まらず、先頭に立つ。
中段で脚を貯めていたスカイディグニティが渾身の差し脚で
襲いかかろうとするも、ゴールドシップは馬体を合わせにいき、
驚異の勝負根性で再加速。

さらに差を広げ、ゴール板を駆け抜ける。
真っ先にスパートを掛けたにも関わらず、
出走メンバー中最速の上がりを駆使。

長距離適性を見せつける最高のパフォーマンス。
1000m過ぎからの常識破りのロングスパートで
上がり勝負にしか勝機を見出すことのできない中距離馬を完封。

母父のメジロマックイーンから受け継ぐステイヤーの血を活かしきる内田騎手の好騎乗。
タイムも3:02.9と昨年のオルフェと0秒1差と立派なもの。
オルフェの上がり3Fが34.6秒に対して、今日のゴールドは35.9秒と1秒以上も遅い。
これはゴールド自身がレースを動かしロングスパートを掛けた証拠。

荒れ馬場皐月賞のイン強襲に次ぎ、
スタミナ勝負に打って出た菊花賞での超ロングスパート。
ゴールドシップの能力を理解し、信頼関係を築いているからこそ出来るパフォーマンス。

圧倒的一番人気で未知の距離の3000m戦。
安全策を取りたくなる状況にも関わらず、
自ら仕掛け堂々の二冠達成で世代最強の座を手にする。

例年のスケジュールでは菊花賞馬がジャパンカップに出走することは考え難いが、
ゴールドシップのローテーションに注目したい。

黄金血統と言われるステイゴールド×メジロマックイーン。
現役最強オルフェーヴルとの黄金血統対決に向け最高の勝利。
次走は未定だが、仮にジャパンカップに駒を進めるようであれば、
三冠牝馬ジェンティルドンナとの三歳最強を賭けた直接対決も見られる。

今日の勝利はディープインパクト産駒独断場の競馬界に
待ったを掛ける価値あるもの。
黄金血統ステイゴールド産駒対ディープ産駒の図式が生まれつつある。

産駒の安定性では圧倒的にディープ産駒に軍配が上がるが
馬の成長力・爆発力では黄金血統が上を行く。
また、有力馬の故障離脱が見られ始めたディープ産駒。
この秋の結果次第ではディープ産駒は早熟の印象がつく。

最強を争っていた
ディープブリランテ
ワールドエース
ジョワドヴィーヴル
マチカネホマレボシ
いずれも足元の不安を発症しての離脱。

現時点では、牝馬のジェンティルドンナしか残っていないのが苦しい。
ブエナビスタ級と評されるジェンティルの実力次第でディープ産駒の評価も左右される。

ダービーとオークスを制してチャンピオンディスタンスでの適応も証明したディープインパクト。
あとは三歳秋以降の成長力を示すこと。
そう言った意味でも抜群の成長力を見せるゴールドシップとの直接対決を見たいところ。

今年の三歳世代は実力馬揃いと評価される。
来週の天皇賞・秋では、
無敗のNHKマイル馬のカレンブラックヒル(父ダイワメジャー)。
ダービー2着のステイゴールド産駒フェノーメノ(父ステイゴールド)。
この2頭が出走する。

3歳にして天皇賞・秋を制すれば、シンボリクリスエス以来の快挙。
二冠馬ゴールドシップとの世代最強の座を争う資格を得る。

また、ディープ産駒に対抗する勢力図に名を連ねることにもなる。
最強と評された現5歳馬は秋の古馬三冠レースでなんとか結果を残さないと、
一気に3歳世代に覇権を奪われてしまう。

いろいろな面から来週の天皇賞・秋に注目したい。
返し馬で鞍上の岩田騎手を振り落とし、
イレ込みの気配の今日のジェンティルドンナ。
レースは1番枠を引いた2番人気のヴィルシーナがスタート直後に
出ムチから先頭に立つ積極策。自分からレースペースを作る。
1000m追加が1分2秒2と、超スローペースで推移させる内田騎手の抜群のコントロール。

ここで、小牧騎手が奇策に出る。
15番人気のチェリーメドゥーサが残り1000m手前から大まくり。
一気に先頭に立つと逃げ切りを狙って後続をちぎる。

レースが一気に荒れ模様を呈してくるかと思われたが、
ヴィルシーナは慌てて逃げ馬を捕まえにはいかない。
相手はあくまでジェンティルドンナに絞った手綱さばき。

京都小回りコースで行われる秋華賞。
仕掛けどころを間違うと脚を余す可能性の高いコース体系。
あわや、小牧の大逃げが決まったかに見られたのこり直線1F(200m)。

道中は2番手集団でじくっり脚を貯めていたジェンティルドンナが鬼脚を使う。
大外から一気にまくり、残り100mで逃げるチェリーメドゥーサを射程圏に捉える。

この瞬間を虎視眈々と待っていたのが、ウチパクのヴィルシーナ。
一気に先頭に踊り立つ勢いのジェンティルに馬体を合わせに行く。
一度はかわしたかに見えたジェンティルに食らいつき首の上げ下げの展開に持っていく。

ゴールは写真判定のハナ差となる。
オークス・ローズステークスでは挽回不可能と思われた着差を
内田騎手懇親の騎乗で五分の結果にまで縮める。

しかし、勝ったのは岩田騎手操る絶対女王。
ヴィルシーナの上がり33.9に対し、ジェンティルドンナは33.1。
持てる能力でギリギリともいえる上がりを繰り出した。

見事三冠牝馬の称号を手に入れたジェンティルドンナ。
見据える先はブエナビスタ・ウォッカ級の最強牝馬の座。

今後のローテーションは未定だが、エリザベス女王杯のこだわる必要はない。
将来的に海外のレースを狙うのであれば、
三歳の時点で牡馬との混合戦を経験しておきたい。

チャンピオンディスタンスといえるジャパンカップで
最強オルフェーヴルとの力量差を確認しておくことは大きな財産となる。

最後の直線が平坦な京都コースとはいえ、2000m戦で
上がり33.1秒は脚に掛かるダメージは決して小さいものではない。
ましてや、三歳牡馬では故障が目立つディープ産駒。
なんとか、無事に次の駒の進んでもらいたい。

今日のレースを動かしたのは、
小牧・内田・岩田の地方出身の騎手。
特に奇襲を仕掛け、15番人気の馬を5着掲示板にまで持ってきた
小牧騎手の手腕は見事。

GⅠでこのような乱暴な騎乗をすることは、
中央の騎手ではあまり見られないこと。
勝負に対する執念の差がはっきりと伺える今日のレース。

地方競馬でトップジョッキーまで上り詰め、
その実績を捨ててまで、中央競馬に殴り込みをかけてきた。
挑戦者というよりは、まさに道場破り。

馬主にアピールできる重賞級のレースでは、
背水の陣で挑んでいるかのように勝利への執着心を見せる。
ラフプレーぎりぎりの騎乗は決して褒められたものではないが、
プロ騎手としての心構えは見習うべき点は大きい。

中央のトップジョッキーにとっても
重賞級の馬を独占されることは死活問題。
また、中央騎手の活躍なくしては若手騎手を育てる環境も整わない。

武豊以降、新たなスーパースターが現れないのも、
海外・地方のトップジョッキーが実力の差を見せつけるため。
若手にとって大舞台での挑戦機会は減少するばかり。

日本競馬を盛り上げるためにも、若手騎手の台頭を願いたいところ。
海外などで、武者修行する若手もチラリホラリ。
トップジョッキーにまで上り詰めた福永騎手もそのひとり。
絶対に勝つという、執念を見せる騎乗を期待したい。 
阪神 3-0 DeNA 

(中) 荒波 .268 
(遊) 内村 .237
(三) 筒香 .218
(一) 中村 .274 
(左) 井手 .214 
(右) 金城 .238
(二) 渡辺直 .224
(捕) 高城 .170
(投) 三浦 


今日の先発は番長三浦。
今季ベイスターズの最終戦にふた桁勝利を賭ける。

鉄人・金本選手の引退試合となった今日の一戦。
甲子園の熱気に押され、立ち上がりからランナーを背負う厳しい展開。
2回に下位打線に3連打で2点を失う。
ピッチャーのメッセンジャーに痛打されてしまったのが悔やまれる。

打線も甲子園の雰囲気に飲まれてしまう。
一度も先頭打者を出塁させることができず、
たった2本のヒットに抑えられる。

全く反撃の機会を作れず、ラストゲームを完封負け。

主役のアニキ金本は番長三浦からセンター返しのヒットを放ち
引退試合の花道を飾る。

2012年のペナントレース、46勝85敗13引き分けの成績に終わる。
勝率は.351と、首位打者に輝いた阿部の.340をかろうじて超える。
首位巨人とは41ゲーム差と、目を覆いたくなる大敗。

オフシーズンにメジャー選手の獲得に動き始めている報道があるも、
低迷するチームを浮上させることは一筋縄では行きそうもない。

今シーズンの目標に立てていた「最下位からの脱出」を果たせず、
球団首脳は、「3年以内でクライマックス進出」を
2年に前倒しするとコメント。

Aクラス入には勝率5割以上の成績が求められる。

秋のキャンプ・春のキャンプで若手選手が大化けするようでないと
現段階の戦略では、到底叶いそうもない妄言。

一気に戦力アップを図ることもファンとしては夢を持てるが、
それは、FAやメジャー選手の獲得で果たしてもらいたい。

ドラフトでは大卒・社会人の即戦力を求めるのでなく、
高卒ルーキーで一番評価の選手の獲得を狙ってもらいたいところ。
将来のスーパースターは圧倒的に高卒ルーキーから生まれている。

ベイスターズは長年スーパースター不在。
長くチームを支えてくれる選手を待望している。

筒香・国吉にその期待が掛かるが、必ずしもスターに育つとは限らない。
この2人につづくスター候補生を毎年輩出しておきたい。
そのためにも、大化けの可能性が大きい高校生一番人気に標準を合わせてもらいたい。

横浜ベイスターズのリーダとして長年チームを引っ張ってくれた
名遊撃手の石井琢朗選手の引退試合。
1998年の日本一から14年。月日の経つのはアッという間。
完全燃焼を求め、広島に移籍。
そして、今日ついにユニホームを脱ぐこととなる。
熱いプレーでファンを魅了し続けたプレーに感謝の念を禁じえない。
ご苦労様でした!ありがとうございます!!

DeNA 1-8 広島 

(中) 荒波 .268
(遊) 内村 .240
(右) 下園 .254
(三) 筒香 .219
(左) 井手 .240 
(一) 後藤 .258
(二) 渡辺直 .228
(捕) 新沼 .000
(投) 小杉 


今日の先発は小杉。
マスクを被るのは今シーズンで現役を引退する新沼。
初回の守備を守り切り交代。
ベイスターズ一筋の堅実捕手がユニホームを脱いだ。

今日の試合の主役は新沼と同様、
今シーズン限りでの引退を表明した石井琢朗。

慣れ親しんだハマスタで1番・ショートとして出場。
スタジアムは「タクロー」コールで一色。

初回の打席はライトフライ。
3回の2打席目は四球を選び出塁。
5回の3打席目はワンアウト1・2塁から進塁打。
7回の4打席目は今日2個目の四球を選びチャンスメイク。
この回一気に6点を奪う攻撃の起点となる。

そして迎えた最終打席。

厳しいボールをファールで逃げ、ピッチャーを追い込む。
先頭打者として投手に球数を消費させる、
往年の粘りのバッティングを見せる。

目に涙を浮かべながらも、投手のボールに食らいつく。
ファンにも強く印象づける最後の勇姿。
センターに打ち返すも荒波のグラブに収まり外野フライに終わる。

横浜生え抜き選手として2千本安打を達成したヒーロー。
チームを日本一に導いたV戦士。
将来ベイスターズの指導者として
再び横浜のユニホームを着てもらいたい。

ベイスターズファンに数え切れない感動を与えた名選手の引退。
今後もグラウンドから離れず、野球界で活躍を続けてもらいたい。
ATPワールドツアー、日本での最高峰の大会となるジャパンオープンを
日本人プレーヤーが初制覇する快挙。

世界ランク17位の錦織圭選手が同15位のラオニッチをフルセットの末に破る。
7-6(タイブレーク)、3-6、6-0のスコア。
ビックサーバー相手に最終セットを1ゲームも落とさず圧倒し、
ツアー2勝目を地元日本でものにする。

ツアー2勝目は日本人選手では初の偉業。
18歳での初勝利から4年かけての2勝目。
怪我に悩まされ続けた日本のエースがいよいよ覚醒した印象。

日本人悲願のグランドスラム制覇が夢ではなくなった今日の勝利。
ひとつの壁を乗り越えた錦織選手に今後も注目していきたい。
巨人 2-1 DeNA 

(中) 荒波 .266 
(遊) 内村 .239 
(三) 筒香 .222 
(一) 中村 .276
(左) 井手 .190
(右) 金城 .241 
(二) 一輝 .175
(捕) 高城 .168
(投) 加賀美 


今日の先発は加賀美。
2千本安打を目指すラミレスは今日も欠場。
今シーズンの達成は事実上不可能となった。

東京ドームではまだ勝ち星のないベイスターズ。
今日の最終戦で初勝利を上げ、
未勝利で終わる不名誉な記録を残したくないところ。

先発を任された加賀美は今シーズン
日曜日登板で首脳陣の信頼を得た2年目の投手。
今シーズン最終登板となる今日の試合で
来シーズンのローテーション枠を確実なものにしたい。

立ち上がりから毎回のようにランナーを背負う苦しいピッチング。
しかし、巨人打線に得点を許さない粘り強さを見せる。

5回に自らのワイルドピッチで1点を失うも、9回を投げ抜く。
7安打4四死球と決して安定した内容ではなかったが、結果的には1失点。
先発投手として見事な仕事を果たす。

味方打線は7回に井出のソロホームランで試合を振り出しに戻すも、
延長にもつれ込む展開。

10回の裏に巨人矢野にサヨナラホームランを浴びる。
昨年の最終戦を思い出させるサヨナラ負け。
1年経っても同じ負け方での巨人戦を終戦。
成長が見られないようで虚しさが残る。

明日の広島戦はホームゲーム最終戦。
今年引退を表明した石井琢朗選手の引退試合にもなる。
ベイスターズファンにとって特別なプレーヤー。
ファンの心に残る試合を期待したい。

日本最強馬のオルフェーヴルが挑戦した今年の凱旋門賞。

欧州の最強馬フランケルの出馬見送り、
前年優勝馬のドイツ牝馬デインドリームが厩舎内の伝染病のため出国規制、
欧州二冠馬キャメロットの強行日程。

出走馬のレベルは日本馬が参戦した凱旋門賞と比較しても低く、
勝算が高いと報道されていた。
実際、地元フランスでもオルフェーヴルが一番人気に押される。

大外に入ったオルフェーヴルはスタート直後に
掛かりグセを心配されたが今日のレースではその悪癖を封印。
後ろから2・3頭目の位置取りにも折り合いを欠かず
道中はスタミナ温存で体力温存。

最後の直線に入り、一気にスパート。
コース外側からスピードの違いを見せつける差し脚。
インコースを先行する馬を並ぶ間のなく交わし先頭に立つ。

このまま後続をちぎるかと思われたが、
ロングスパートに脚が上がり、オルフェーヴルはまっすぐ走ることができない。
ゴール板に馬体をこする位のよれ方でまさかの失速。

一度は置き去りにした先行馬に再度差し替えされる。
オリビエ・ペリエ騎乗のソレミアに半馬身交わされたところでゴール。
12番人気の地元フランス4歳牝馬に抜き返される屈辱的な負け方。

騎手の騎乗ミスと言われても仕方のない無様な敗戦劇。
一番人気に押されていたとは言え、あまりにも無謀な早仕掛け。
超スローペースだったとはいえ、
残り距離を計算を間違えたのかと思わせるロングスパート。

日本の競馬でいえば、中山3コーナーでスパート。
4コーナー過ぎに先頭集団に並び、
最終コーナーではインを走る馬をちぎり捨てる展開。

ディープインパクトやシンボリクリスエスがラストレースとなる
有馬記念で見せたパフォーマンス。
勝てば後世に名を残すような好騎乗と語られるレベル。

しかし、結果はゴール直前に一度抜き去った先行馬に差し替えされる失態。

イメージ的には500万下・1000万下のような条件戦で
単勝1倍台と圧倒的な人気を背負った馬が時折見せるようなレース。
実力差を背景にロングスパートし
勝ちを確信した騎手がたずなを緩めたところに、
最後方で脚を貯めていた馬にまさかの追い込み強襲で差される展開。

実際は先行馬に再び差し替えされているのだから始末に負えない。

レースを覚えさせる若駒時代での敗戦ならば、まだ納得もいく。
しかし、今日のレースはオルフェーヴルにとって、一生に一度の大舞台。
池添厩舎にしてみても、究極の仕上げで挑んだ一戦。

地元フランスのスミヨン騎手の無謀ともいえるレース運び。
レース・コースを知り尽くしているゆえに、
万全を期したいオルフェーヴル陣営が下した騎手交代という苦渋の選択。
それを、経験の浅い見習騎手のようなパニック騎乗をされたのでは、堪らない。

大舞台での鞍上を譲った池添騎手もやるせない思いであろう。

普通に騎乗していれば負ける要素などなかったレース内容。
先行馬を並ぶなもなく抜き去ったにも関わらず、
抜いた馬に差し替えされるなど、愚の骨頂。

馬が騎手の指示を無視して逸走した結果ならば、差し替えされるのも仕方のない事。
今日の凱旋門賞でのオルフェーヴルはTV画面では分からなかったが、
騎手との折り合いを終始欠いていたのであろうか。

騎手のコントロールも最後の直線までが限界で、
あのロングスパートは騎手にとっても唯一の手段であったならば、
関係者にも納得がいく。

今日の結果は、歴史的勝利をほぼ手中に収めていながらも、
騎手の判断ミスで逃した印象はぬぐいきれない。
言い訳の上手な開国人騎手のコメントしだいだが、
再びスミヨンがオルフェーヴルに騎乗する姿は想像できない。

それほど、後味の悪い敗戦となってしまった。

帰国後、ジャパンカップから有馬記念を目指すのか、
ローテーションはまだ未定。
おそらくは池添騎手が鞍上に復活するであろう。
来年の再挑戦は考え難いが、その時陣営が取る選択は難しいものになりそう。

ステイゴールド産駒は燃え尽き症候群に入りやすいと言われる。
今日の敗戦でオルフェーヴルの闘争心に影響が出ないことを願いたい。
巨人 6-0 DeNA  

(中) 荒波 .268
(遊) 内村 .242
(三) 筒香 .223 
(一) 中村 .276
(左) 井手 .176
(二) 渡辺直 .225
(右) 小池 .195
(捕) 高城 .163               
(投) ブランドン 

今日の先発はブランドン。
外国人投手の先発ローテーション枠争いで
台湾出身の王を破り今日のマウンド。

今シーズンはここまで2勝8敗と結果は散々。
最終登板を勝ち星で締めくくり、来年に繋げたい。

球威あるストレートで打者を打ち取るピッチングスタイルも
ランナーを出すと途端に球速が落ちる。
セットポジションからの投球に難があるタイプ。
ストライク先行でリズムよく投げたいところ。

しかし、初回先頭打者を四球で出塁を許すと
ワイルドピッチで進塁され味方エラーも重なり
ノーアウト1・3塁のピンチを背負う。
ここから犠牲フライで先制点、さらにツーベースで追加点で2点を失う。

3回にも1点失い、制球も不安定なままの投球に
首脳陣はそうそうに見切りを付け、この回で降板。
5回持たずにマウンドを降りる。
先発としての仕事を果たせず今シーズンを終える。

このあとを引き継いだリリーフ陣もそれぞれ失点する悪い流れ。
攻撃陣も巨人投手陣にわずか3安打に抑えられ、零封される。

明日が東京ドームでの最後の試合。
このままでは今シーズン東京ドームで勝てずに終わる不名誉な記録が生まれる。
首位巨人とのゲーム差は38。
プロ野球のチームとしてここまで力の差があると、
興行として成り立つのか疑問も生まれる。

負け犬根性が染み付いたチーム状態。
これまでにも選手のトレードなどで血の入れ替えを繰り返してきた。
しかし、チームは暗黒時代から抜け出す気配さえも見られない。

ここまで低迷期が続けば、若手の台頭が見られても良いはず。
しかし、中途半端な補強策でお茶を濁し、長期的に戦力の上積みがない。
今シーズンは筒香・国吉を将来チームの柱にするべく
我慢して使い続けるも、成績は物足りないもので終わる。

飛躍の可能性を見せたのが、荒波くらい。
外部からの補強に頼らず、地道に若手選手を期待上げる土壌が
横浜DeNAベイスターズには見られない。

新チームとして、一年目。
野球史に残るであろう弱小ぶりを晒し続ける惨状。
球団首脳に危機意識が生まれたことを期待したい。

国内外から若手選手を集め、チーム自体を作り変える、
松坂世代の選手を囲い込み話題を作る、
メジャー帰りのロートル選手でひと花咲かせる。

いろいろとチーム編成を考えることはできる。
しかし、中長期的な展望を持ったチーム作りをしなければ、
例え優勝争いに顔を出すチャンスが来ようとも
一瞬の花火のように長続きするはずもなく、衰退の道を辿る。

運試しの選手集めではチーム戦力は成長が見込めない。
大した実績も残せていない筒香・国吉。
この二人のお尻に火をつけるような若手選手が台頭なくして
選手個々の成長など到底望めない。

毎年看板候補となる選手が出てくれるようであればチーム力は向上・安定する。
そのためには、ファームでに選手育成にもっと力を入れてもらいたい。
昨年のドラフトでは、思い切って高卒ルーキーで固めたベイ球団。

このスタンスを1年で終わらせることなく、
長く続けてこそ、球団運営と言える。
高卒の原石を集めることはどの球団でもやっていること。
これをなんとか磨き上げてチーム力向上につなげられると、
育成のベイスターズと言われるようにもなろう。

弱いチームが急に強くなることは、ほぼ無い。
余程オーナーからの資金投入などの外的要因があったとしても
勝てるチームに生まれ変わるには数年はかかる。

準備期間なしにチームが変身することなど、いわばお伽話。
何年かに一度、優勝を狙える機会が生まれるようになるには、
チームの基礎力を上げていないと、勢いに乗っても戦力は足りない。

そのためにも、コツコツと若手選手の育成に力を入れてもらいたい。

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